vol.63社会福祉法人同愛記念病院財団 同愛記念病院
当院は1923年(大正12年)の関東大震災に際し、米国から送られた義損金をもとに、時の政府が設立したもので、米国国民の篤い博愛精神を長く記念する意味で、同愛記念病院(The Fraternity Memorial Hospital)と名付けられ、1929年6月1日に開院されました。戦後、一時は米国陸軍病院となりましたが、1956年4月に再開され、現在は墨東地区の中核病院として、その役割を果たしています。
病院運営に当たっては、病院の理念「同愛記念病院は地域の要請をふまえ、親切で適切な医療を提供し、社会に貢献する」のもとに、患者さん目線での対応に心を配っております。
また、当院では地域の医療機関との連携の充実を目指して、専門スタッフを配置した医療連携室を設けています。
患者さんが医療に望むのは適切な診断と治療、安全・安心な医療、納得できる医療と言われます。これからも職員一丸となって皆様から信頼される、患者さん中心の、開かれた医療を提供することに努めます。
院長 土屋 正光
私たちは、次により地区の基幹病院としての役割を果たしてまいります。
同愛記念病院は東京墨東地区の基幹病院として、15科425床(一般病床395床、療養病床30床)で各科の緊密な連携のもと、地域に密着して機能を発揮しています。また、開院当初より気管支喘息をはじめとするアレルギー・呼吸器疾患の専門病院として知られ、成人、小児を問わず、多くの実績と高い評価を受けてきました。外科系では内視鏡手術を各科で積極的に行っており、外科では胆石症など良性疾患ならびに消化器がんや肺がんに実施、整形外科では大相撲力士やほかのスポーツ選手を中心に、年間130例を超える関節鏡視下手術を行っています。また、泌尿器科でも内視鏡手術が治療の主役となっており、腎・尿管結石破砕術も早くから手がけています。
外来部門はCT、MRI、多目的血管造影装置などの医療機器を利用し、各科が各種の専門外来を設け、きめ細かく対応しています。特に生活習慣病、喘息、睡眠時無呼吸、スポーツ、めまい、ストーマ、不妊、EDなどの専門外来は近隣の医療機関から期待されています。 また、同一敷地内に30床の介護療養型病床、100床の特別養護老人ホーム(同愛記念ホーム)を併設して、今後、高齢化が予想される地域社会のニーズにも対応しています。
ナイチンゲール看護論(KOMIケア理論)を礎に、根拠に基づいた安全・安楽な看護技術を追求
地域の使命をうけて地域住民、および福祉サービスを必要とする方に、公平な医療を提供することを基本とし、常に優しく思いやりのある患者さま中心の看護サービスを行う。
教育目標は「専門職業人としての知識、技術、態度を養い、看護チームの一員としての職務の役割を十分果たせる看護師の育成をする」ことです。専門職として患者様の立場に立ち、思いやりのある看護を提供することができ、知識や技術の向上のために自己努力できる看護師を育成したいと願っています。
レベル1の目標は看護チームのメンバーとして自立できることです。
レベル2の目標はリーダーシップが発揮できること、レベル3の目標は自ら問題に取り組むことができることです。そして、専門領域であれば看護水準向上のために貢献できること、管理領域であれば看護が尊重される職場風土を作ることが求められています。
認定看護師のコースを受講することもできますし、師長は全てファーストレベルを修了していますし、セカンドレベルを終えている人もいます。当院はすみだ医師会立看護専門学校や共立女子短期大学などの実習を受け入れていますので、臨床指導者研修にも積極的に参加させています。
看護協会が主催しているものを中心に研修費をサポートしていますし、民間の研修の場合は皆が平均して行けるように一律5000円の補助をしています。昨年は延べ110人が短期の研修に受講しました。
各部署から出ている委員で構成した教育委員会が主体となって活動しています。卒後3年目までを対象に、それぞれの研修を企画し、実施しています。レベル1を修了しないと、次のレベルには進めないようになっています。
今までは准看護師として働いた経験があるなど、ある程度は理解して入職してくる人が多かったのですが、最近は学校を卒業したばかりの新人がほとんどです。今の看護教育では実習中に患者さんに触れる機会に乏しいので、卒後1年目では患者さんを知るという意味で、基本的なところを徹底的にマスターさせています。最初の1カ月は病棟に慣れることから始め、プリセプターと1週間ずつの目標を立て、段階を踏んでいきます。したがって、夜勤に入る時期も人によって異なっています。1年後には「自慢できる技術の発表会」を開きます。採血や感染、安全、安楽を考えた看護、循環器病棟のスタッフなら心電図、泌尿器科病棟のスタッフならカテーテルの固定の仕方など、それぞれが発表します。私たちも楽しみにしているイベントです。
当院の看護部はその人全体を看るというナイチンゲール理論に基づいています。教育を通じて、ナイチンゲール理論の理解に努めてほしいです。
中学時代の先生からの勧めです。それまで看護師になりたいと思ったことはなかったし、ほかになりたい職業があったわけでもありませんでした。ものの弾みのように勧められるままに進学し、看護師になりましたが、辞めたいと思ったことは一度もありません。
大学病院では外科病棟に勤務していたのですが、本当に大変でしたね。当時あった水銀の体温計を一度に40本、割ってしまったこともありますし、ガラス製の注射器も割ってしまいましたし、胸腔穿刺のときに接続用のドレーンから水がドバーっと出てきたこともあります。「引力の看護師」と言われていましたよ(笑)。でも、そんなときに周りの医師や先輩看護師に「上から下に引力が働くのは当然だよね」と慰めていただいたりして、一緒に働くメンバーに恵まれていたことが看護師を続けてきた理由だと思います。
ナイチンゲール理論に基づいた看護を実践することです。ナイチンゲール理論では自然の法則が人間を健康にしたり、回復を促すと考えられています。「人間はよく生まれ、よく育まれ、よく働かせるようにつくられている」存在としてみているんですね。宮崎県立看護大学学長の薄井坦子先生が書かれた『ナースが視る病気』などの本でも勉強しています。
当院は関東大震災後にアメリカからの義援金で設立されました。設立当初は無料で診察していたそうです。その精神を引き継ぎ、同胞愛や博愛を記念していく使命を持っています。隅田公園に医師や看護師、ケースワーカーを派遣し、ホームレスの診療を行ったり、入院を受け入れることもあります。
病院から5キロ圏内に住む患者さんが7割を占める、地域の病院です。三代に渡って利用してくださる患者さんに支えられ、地域の皆様への貢献を続けてきました。現在は15診療科、一般病床395床、療養病床30床を擁しています。
現在は皮膚・排泄ケアが2人、感染管理、がん化学療法看護、緩和ケアの認定看護師が1人ずついますが、まもなく集中ケア認定看護師が誕生する予定です。今後は患者さんの増加が見込まれる、糖尿病看護や認知症看護といった分野に広がっていけばと思っています。認定看護師の受講に関しては推薦制で、6カ月間の給与を保障しています。
社会福祉法人としての使命を果たしていきたいです。また、当院には急性期と慢性期の病棟があり、療養病床を希望する看護師も多いのですが、病院としては急性期を充実させたい考えです。現在は年間3500件の手術を行っていますが、今後も地域の中核病院として、できることをしていきます。看護部の目標はナイチンゲール理論に基づく看護論がベースにある看護ができる集団になることです。
食事や睡眠を大切にするなど、日常生活を健康的に暮らす人です。そして、看護がしたいと願って仕事をする人がいいですね。
まず、自分で看護を実践してみてください。看護理論ほど、自分で体験できる学問はありません。例えば便秘であれば自分で生活を整えることで解決できるかもしれません。自分で実験してみる姿勢を持ってほしいですね。医師は悪いところを切ったり、遺伝子レベルで診断を下したりすることが仕事ですが、看護師は生活レベルで考えることが大事です。健康な細胞が増えれば悪い細胞は減りますので、健康な生活を支えるうえで看護師の働きは大きいのではないかと思います。患者さんの生活を整えることで、患者さんが良くなっていく体験ができれば、看護の仕事は病みつきになるはずですよ。
同愛記念病院には、9つの病棟と外来、手術室があります。
そこで今回は看護師がどのように働いているかをご紹介します。
整形外科病棟です。30台の車椅子がフル稼動しています。その合間をぬって、看護師達の動きはスポーツ選手以上の量と速さを持っています。
クリーンルーム3床のある血液内科の病棟です。忍耐力の必要な病気をサポートできるあたたかいハートの持ち主の看護師達です。
消化器と循環器の病棟です。急性心筋梗塞の患者さんも受け入れるため、1日24時間365日どこで緊張度120%になるかわからない状況に対応できるよう訓練されつつある看護師達です。
皮膚科、耳鼻科、内科の混合病棟です。看護師室は常に整理整頓されていて、どの科の患者さんが入院しても看護師達の動きがスマートです。
小児科の病棟です。四季折々の行事が営まれています。子供達が家や保育園でする事は、ここでも行われています。看護師はある時は魔法使いに、ある時は音楽家に、ある時は天使に…女優集団です。
泌尿器科病棟です。手術に伴う入院と退院が激しく、メリハリのある病棟です。手術日はピーンとはりつめた空気で、土日は小春日和のようで…どちらの日も笑顔の看護師達です。
外科病棟です。手術から緩和ケアまで、幅広く、内容が濃い患者さんを看護できる専門集団です。
産科と婦人科の病棟です。当院で最もグローバルな病棟です。使用言語は英語、ロシア語、中国語、韓国語、スペイン語…。どの言語にもひるまず笑顔で対応している助産師と看護師のチームです。
積極的な治療が必要でない方で、自宅では生活が困難という方をお世話しています。ここではどんな方もお風呂(入浴)が大好きになるような快い看護が出来る人達です。
1日1000人の患者さんが来院されます。待ち時間が長いという声が耳鳴りのように聞こえるので、医師の診察がスムーズにいくように念じつつ働いている看護師達です。
年間3500件の手術に付き添います。大きなマスクとすっぽりキャップの間で、アイサインが得意な看護師達です。時にうるうるする?
村田:短大時代、産婦人科の実習で同愛記念病院に来たことがあり、馴染みがありました。私は助産師になりたいという夢があり、産科病棟が充実している病院で働きたかったんです。同愛記念病院は休職扱いで助産師の学校に通わせてくれて、奨学金も支給されるなど、進学に対してのシステムが整っているところに惹かれました。
森:看護学生のとき、2週間程度ですが、整形外科病棟に実習に来ました。スタッフの皆さんに親切に指導していただきましたし、活気のある雰囲気がいいなあと思いました。
相原:知り合いの方に紹介していただいたのがきっかけです。急性期病院ではありますが、患者さんに合わせて看護をしていくことができる病院なので、看護の流れが私に合っていると勧めてくださいました。
村田:産婦人科病棟にいますが、業務としては婦人科がメインです。手術の患者さんも多く、私は婦人科疾患のチームに入っています。たまに内科などの他科の患者さんもいらっしゃいます。助産師志望なので、新生児の沐浴や計測など、新生児室の業務も担当させていただくこともあります。
森:循環器と呼吸器の混合病棟で働いています。循環器ですと、心臓カテーテル検査前後の管理やCCUの管理、透析の患者さんのケアなどがあります。かなり重症度が高い方から急性期の方、慢性期の方までいらっしゃいますし、消化器にはターミナルの患者さんも少なくありませんので、様々なケアを行っています。
相原:整形外科病棟に勤務しています。手術目的の患者さんに今までの病歴を尋ね、手術後のリハビリが順調にいくようにケアをしたり、手術後に足などが不自由な患者さんの身の回りのことをフォローしたりしています。
村田:以前の病院では手術室勤務でしたので、病棟勤務は初めてでしたし、日中に起きていらっしゃる患者さんと接するのも初めてでした。患者さんに「体調はどうですか」などと、お話をさせていただくのは楽しいですね。今までとは違って、新鮮です。また、患者さんから勇気づけられることもあり、看護師としての遣り甲斐を感じています。
森:CCUでは、人工呼吸器がついていたり、自力で動けなかったり、人工心肺の患者さんもいらっしゃいます。でも、人工呼吸器が離脱して、一般病棟に移っていく回復過程を見ると、とても遣り甲斐を感じます。一方で、ターミナルの患者さんには最後にどう接するのか、患者さんのやりたいことは何なのか、考える機会もあります。患者さんが亡くなったあと、ご家族の方が「この病院で診てもらってよかった」とおっしゃると、ご家族と一緒に進めていくのも大事な看護のあり方だと思いますね。
相原:整形外科病棟ですので、命に関わることはありませんが、手術後すぐには自分で動けなかった患者さんが目に見えて回復し、退院するときにはある程度のことを自分でできるぐらいになっておられると、遣り甲斐があります。また、退院後にリハビリにいらした患者さんが元気な顔をされているのを拝見できるのも嬉しいです。
村田:元気で明るい病棟です。医師とも和気藹藹ですが、治療方針に関しては対等に話し合えています。私は病棟勤務が初めてだったこともあり、先輩方のどなたかが必ず私についてケアしてくださったほか、助産師チームの先輩方からも声をかけていただいています。
森:ばたばたしている病棟ですが、だからこそ声かけが大事だと皆が思っています。スタッフ同士がフォローし合っていますし、子どもさんのいるスタッフもいるので、子どもさんのお迎えの時間など、勤務の調整も行われています。子どもさんがいらっしゃる方にも働きやすい病棟ではないでしょうか。
相原:手術の日は忙しいのですが、手術室から帰ってきた患者さんをチームの皆で声をかけ合って迎えていますし、誰かができない業務があると、ほかの人がフォローしています。なかなか定時には上がれませんが、5時を過ぎて記録や計画を書いていると、先輩方が「手伝うよ」と言ってくれます。患者さんのケアだけの非常勤の看護師さんもいらっしゃるし、フルタイムは無理だけど、パートタイムなら働ける方もいらっしゃいます。とても雰囲気の良い病棟です。
村田:既卒ですが、プリセプターがついてくださったほか、病棟全体で育てようという雰囲気がありました。先輩方がノートを作ってくれて、「ここに気を付けよう」などと書いてあったり、大事なことに付箋が貼ってあったり、交換日記のようでした(笑)。プリセプターとは定期的にお話をしますし、プリセプターからも「夜勤ではこんなことに注意しよう」というアドバイスをいただいたりしています。どの方に質問しても答えが返ってきますし、先輩によって答えが違うことや新しく覚えるべきことがあれば、病棟全体で取り組んでいます。バックボーンのしっかりした病院だなと安心しています。
森:新卒で入りましたので、どういう教育をするのかなど、卒後教育に関しては情報がなく、何も知りませんでした。でも、実際に入職して、プリセプターのもとで毎日の研修が行われたので、安心しました。プリセプターはファイルを作っていて、どんなところができたか、どこを直していけばいいのかなど、項目ごとに評価してくださるので、自分の進み具合を明確に知ることができました。中途の人は中途の人で別にカリキュラムがあり、違った教育内容で学びますので、その人に合った研修が可能です。新卒の場合は毎日、手技の研修がありますが、中途の人でも不安があれば参加できます。しっかりと手技を学べたことはとても感謝しています。
相原:私も新卒で入ったので、毎週土曜日に研修を受けました。慣れてくると、月に1回程度に変わります。全体教育と病棟独自の教育があり、プリセプターが表を作って、私に合った内容を中心に教育してくださいます。私もプリセプターと交換日記をしましたよ(笑)。スタッフ全員が2チームに分かれているので、プリセプターがいなくても、病棟の誰かが見てくれます。
村田:助産師になるために、女性の身体について深く知りたいと思っているので、内診をすぐそばでやっている環境は恵まれていますね。病棟には正看護師になるための学校に通っている准看護師や准看護師の学校を目指す助手の方もいるので、看護師のみならず、次のステップに進みたい人には最適の病院です。先輩方がステップアップのために何が必要なのかを教えてくれますし、生まれたばかりの赤ちゃんからターミナルの患者さんまで多様な方々の看護を通して、生きていることはすごいことだと感じます。ご縁があって接している方々のいらっしゃる病棟で働くこと自体が勉強です。
森:病棟での毎日が勉強です。私の勤める病棟にはCCUがありますが、開設されたのは最近なんです。循環器の先生方とスタッフで作り上げ、開設後はカテーテル件数も飛躍的に伸びました。色々なことを一から進めてきた病棟ですし、これからも成長していくはずです。先生方もスタッフも志が高いので、私自身も成長していきたいと思っています。
相原:整形外科は肩、股関節、膝の手術が多いのが特徴です。中川照彦部長は名医で、日本全国から患者さんが集まってきます。有名なスポーツ選手や国技館が近いことからお相撲さんもいらっしゃいますよ。サインをくださった患者さんもいます(笑)。当院で治療された患者さんが退院後に再び活躍されている姿をテレビで拝見するのも嬉しいですね。中川部長に期待して集まっていらっしゃる患者さんを前に、中川部長の診療に負けないような看護をしなくてはいけないと思っています。一方で、高齢社会ですので、高齢の患者さんが多く、高齢の患者さんが抱えがちな内科的疾患についての勉強もしているところです。
村田:院内保育所が完備されていて、看護師や医師だけでなく、非常勤医師も利用しています。利用している先輩に聞いた話では、授乳時間にお子さんに会いに行けたり、何かあれば小児科で診てもらえるメリットがあるそうです。お子さんがいるスタッフには便利な施設ですね。
森:私の病棟では勤務希望を伝えることができるシステムがあります。師長さんが皆の希望を回収して、希望に沿うような勤務を組んでくれるんです。長期休暇や有休の消化などで、最大で2週間のまとまったお休みがあります。皆が頑張っているので、休みは平等にということなんだそうです。私も旅行に行って、リフレッシュしてきました。土日が休みの友達とも会いやすいですし、異業種の友達と会って、色んな話を聞かせてもらうことで、自分の仕事に活かしたいと思っています。
相原:夏は病院で屋形船を貸し切り、隅田川クルーズをするイベントがあります。屋形船の中でもんじゃ焼きを作って、皆でいただいたり、とても楽しいです。一昨年の夏は敷地内に色々な屋台が出るという、お祭りのようなイベントもありました。
村田:寮は病院の敷地内と両国橋にあります。私は両国橋の方に住んでいて、病院には自転車で通っています。ほぼ新築で、9畳、5畳の部屋とウォークインクローゼット、独立洗面台、コンロも2口あります。オートロックですし、1階には防犯シャッターも付いています。家賃の自己負担額は部屋によって違いますが、私の場合は5万円です。管理人の方も病院のスタッフで、日勤帯に常駐して、ゴミなどの管理をしていただいているほか、何かあれば総務課の方が駆け付けてくださいます。皆、お互いが気持ちよく暮らせるように、最低限のルールを守っています。寮からは浜町や人形町にも出やすいので、都営新宿線や日比谷線が使えますし、浅草や東京スカイツリーへ自転車で出かけることもできますよ。
村田:助産師学校をこれから受験し、合格したら4月から1年間の予定で通学します。これまで、看護師として手術室の勤務では超急性期、病棟では出産後の疾患や緊急帝王切開、ターミナルといった様々な勉強をしてきたので、その経験を活かし、安全に産まれなかったお子さんのいるご家族に精神的なケアのできる助産師になりたいです。
森:毎年、仕事が楽しくなっているんです。去年よりも今の方が楽しいですし、もっと勉強しようという意欲があります。お互いが高め合えるような今の環境はいいですし、経験を積んでいきたいです。これまで働いてきて思うのは患者さんやご家族との信頼関係の大切さです。これからはスタッフからも信頼される看護師になりたいです。
相原:新卒で整形外科病棟に配属され、まだ整形外科の患者さんしか看たことがありません。内科の疾患のある患者さんも少なくないのですが、先輩方は色々なところで経験を積まれているので、内科の患者さんを看るときも知識が繋がっているんですね。私も心電図の異常なら分かるのですが、どういうときに異常が出るのか、対処療法をどうするのかなどの知識が不足しています。私も先輩方のようになるべく、内科や循環器について学びたいです。患者さんに「あなたにケアしてもらえて良かった」と言っていただけるような看護師が目標です。
同愛記念病院に入職を考えている看護師さんや看護学生にメッセージをお願いします。
村田:新卒の方でもきちんとした教育体制がありますし、院内は和気藹藹としているので、安心して研修できます。中途の方でも、その先のステップアップを考えている方でも、病院がバックアップしてくれるので、目標に向かって突き進んでいけますよ。是非、いらしてください。
森:教育熱心な病院ですので、心配せずにお越しください。スタッフも優しいですし、地方出身の方でも馴染める雰囲気ですよ。歴史のある病院ですが、新しいことを進めていこうという気概もあります。先を見据えても、いい病院であると思います。
相原:院内の研修が充実しているだけでなく、看護協会などの外部研修の機会も多いです。申請を出せば、研修費を出していただけますし、協力的ですね。温かい雰囲気なので、新人でも、中途の方でも働きやすい病院ではないでしょうか。
"vol.63社会福祉法人同愛記念病院財団 同愛記念病院