vol.62鹿児島県県立病院群 県立病院課
鹿児島県の地域医療を一緒に支えませんか
鹿児島県県立病院事業管理者の福元です。
鹿児島県は南北600kmに広がる県土に,多彩な自然,文化産業などが息づいておりますが,一方で,高齢化・過疎化の進行などの課題を抱えています。
そのような鹿児島県内の各地に5ヵ所の県立病院があり,各病院は地域の中核的医療機関として,地域に根ざした特色ある医療を展開しています。
現在,私たち県立病院局では,地域医療を支えてくださるスタッフを募集しています。地域医療に関心のある医療関係者の皆様,これまで培ってきた経験を活かしながら鹿児島の地で地域医療を実践してみませんか。
皆様が存分に御活躍いただけるよう私たちは総力を挙げてサポートします。
鹿児島県県立病院事業管理者 福元 俊孝
看護職員の能力や本人の希望するキャリアアップを支えるため,クリニカルラダーを取り入れ,レベル別研修を計画しています。院内研修や院外研修に参加する機会があります。また,看護職員一人ひとりが自分の年間目標を掲げ,各部署の師長が面接し,スタッフそれぞれの目標達成を支援しています。
新規採用看護職員には、新人看護職員卒後研修ガイドラインを基本とした教育を計画的に行い,知識・技術のステップアップをサポートしています。新人看護師一人ひとりに,実地指導者を取り入れて,全職員が新人看護師に関心を持ち,温かく見守り支援する環境を整えています。
認定看護師の育成に向けて取り組んでおり,本人の希望する看護分野において受験可能です。認定看護師は,院内外の研修会なども積極的に行い,実践・相談・指導の役割を果たしています。
院内教育は,クリニカルラダー別研修と共通研修の2本の柱を中心に実施しています。
クリニカルラダー別研修は、クリニカルラダー1の新人看護職員に関しては新人看護職員卒後研修ガイドラインを基に1年間での目標達成プログラムで実施・評価を行い臨床看護実践能力の向上及び職業人としての基本的態度・豊かな感性の育成を目指しチューターシップ教育体制で取り組んでいます。クリニカルラダー2以上の現任教育は,クリニカルラダーレベルに応じた内容を企画し,ひとり一人が専門性を活かし臨床実践の経験を積み重ねながらキャリアアップ出来ることを目標に取り組んでいます。
共通した学びを通し看護の質向上を目的に,年に数回その時々のトピックスを共通研修で取り入れています。
年々,看護師に求められるものが高度になってきています。
それは医療の知識だけではありません。より質の高い看護を提供するために,柔軟性や行動力といった力も求められます。
専門職である看護職にとって大事なポイントは,専門的な知識・技術はもとより,病に苦しむ人に優しく接する「こころ」です。言い換えれば,それは患者さんの立場に立ち,価値観を理解する感受性。集合教育だけでなく,日々の仕事を通して人間的に成長できるよう指導を心がけています。
新人看護職員に対しては,患者さんの看護を通して自らの看護観を持ち,個々を大事にする姿勢と,働く喜びを感じ育ってくれることを伝えながら日々の関わりを行っています。
現任教育では,豊かな人間性を持つ看護師としての成長を目指すとともに,自らのキャリアデザインを持ち,キャリアアップを目指した能力開発に自律して取り組めるような教育支援と情報提供を行っています。
看護研修の企画・運営にあたっては,研修の必要性と学んだことを臨床で活かすための動機づけをしっかり行うことを心がけています。
子宝の島奄美は,小さな子供達が沢山いました。世話をさせてもらえることが嬉しくて,楽しくて。まだ,へその緒が付いたままの近所の赤ちゃんをも沐浴させ,母から叱咤されたこともありました。意識もせず,看護師・助産師の道を進んでいました。
まず,仕事が好きであったこと。
そして何よりも,いつも上司や仲間に恵まれていたこと。心から“感謝”です。
今,看護界では「看護職が生涯を通して安心して働き続けられる職場環境作り」を目指して,労働条件や労働環境の改善が喫緊の課題となっています。
その点,鹿児島県県立病院は,労働条件や福利厚生,教育体制・支援も充実しています。鹿屋医療センターでは個々の部門が役割を果たしチーム医療も充実しつつあります。また,病院全体が目標に向かい一丸となっています。自己研鑽できるチャンスだと思います。
一緒に働いてみませんか。
看護のやりがいを共有しませんか。
医療は日進月歩で,医療界で働く私達看護師も高度医療に対応すべく安全を確保した質の高い看護を提供することが求められます。そのような状況にも対応すべく,人生で最もつらい病気・治療と向き合っている患者さんと心を通わせ,少しでも力になれる看護師が一人でも多くいるといいなぁと常々願っています。
県立大島病院は,奄美群島の拠点病院として地域の皆様方が信頼し,利用して下さる病院としての役割を担っています。
看護部は,患者さんとご家族に「県病院に来て良かった」と思って頂ける看護を目指しています。
平成26年度には,念願の地域救命救急センターが開設されることとなっており,開設に向けて看護師も研修を積んでいるところです。
看護師一人ひとりみんなが力を合わせて働き,また他の職種とのチーム医療の充実を図り,質を確保した医療の提供をするよう努めていきます。
救急医療,離島医療に興味のある方,美しい海に囲まれた自然豊かな環境で,是非一緒に勤務しませんか。Uターン,Iターンの方も大歓迎いたします。
人間の健康と栄養に関わる職業にあこがれており,中学校の進路説明会の時、看護師になろうと決心した。
看護学校の卒業と同時に母親を胃ガンで亡くした。その母親に看護をするように,日々看護を必要としている方々へ真心を尽くしたいと言う想いを大切にしてきた。。
病院の基本方針の一つは職員の「和」です。
チーム医療の充実をめざして,スタッフが学びたい分野の教育と育成をします。
白砂青松に囲まれた癒しの環境で共に働きませんか。
10歳の時,父は36歳の若さで,腎不全で亡くなりました。「娘を看護師にして欲しい」父の遺言であったと聞いています。特に深く考えることもなく素直に看護学校へ進学しました。学ぶ事は多く,仲間と一緒に楽しく看護を学ぶ事が出来たことが看護師として働くきっかけだったと思います。
辞めたいと思ったことは何度かあります。その度にサポートしてくださった上司に恵まれたことが続けられた理由であったと思います。また家族の理解と協力が随分と助けになっています。
患者さんに一人ひとり個性があるように,看護師も一人ひとりが個性を持った人間です。個性を活かした,わたしらしい看護が患者さんやご家族に提供出来るような職場にしたいと思っています。そのためにはチャレンジ精神を持って常に学ぶ姿勢を忘れないでほしいですね。
私たちは全力でサポートします。
帰郷後,病院に就職しました。そのころは看護にさほど興味があったわけではありません。しかし,実習で受け持ち退院した心筋梗塞の患者さんが半身麻痺となり再入院してきたのを目の当たりにして,「看護」を深く考えるきっかけとなりました。
私たちには,同じ人間として平等な立場で専門性を発揮して,患者の生活の質(quality of life)を高められるような看護援助を行うことを要求されますが,その援助をおこなうヒト「自分」について向き合い深めることが大切なのではないかと学びました。その自分という得体の知れない「宇宙」へ目下の挑戦中です。
「治せない患者はいるが,看護できない患者はいない」(中井久夫)と看護の奥深さは無限大です。それを実践するためには,病院(看護部)の民主的な雰囲気と自分を成長させてくれる教育体制,よい仲間の存在です。
県立病院にはどれもがそろっています。チャレンジ待っています。
3階東病棟は,循環器科,内科,麻酔科の混合病棟で,救急外来も担当しています。循環器科では急性心筋梗塞,急性心不全等に対し冠動脈形成術,ペースメーカー植え込み術など専門的な治療が行われ,内科では血液疾患(白血病,リンパ腫,骨髄腫など)に対し全身化学療法等が行われています。他に糖尿病内分泌疾患,呼吸器疾患等の治療も行います。
私達は,急性期看護からがん看護(緩和ケアチームと連携し,疼痛緩和・精神的ケア・家族ケア等)まで幅広く担当しております。 急性期看護・がん看護に興味のある方,一緒に働いてみませんか。
県立大島病院4階病棟は,産婦人科と小児科の60床の混合病棟です。
小児科では,付き添いを原則としているので子供とお母さんは同じベッドで休んでもらい,子供にとって安心できる環境になっています。小さな子供が多いので病棟入り口の壁のディスプレイに趣向を凝らし,季節の飾り付けを行い,クリスマス会など医師と一緒に楽しんだり,和やかな雰囲気に心がけています。
産婦人科では,年々少なくなっている出産という大きなイベントを思い出に残るようなネームカード・足型を手作りで差し上げたり,アロマを用いてマッサージしたり,乳房ケアに力を入れています。
癒し系(?)のスタッフと一緒に働きませんか。心より皆さまをお待ちしています。
内科と放射線科の混合病棟で亜急性期病床も有しております。
患者の平均年齢も75歳と高齢化しており呼吸器疾患やがん患者が多く治療から看取りまで行なっています。
看護方式は固定チームナーシングをとっておりチーム間や多職種でのカンファレンスに力を注ぎ受け持ち看護師を支えています。看護師は熟練した看護技術で個々の患者に適した看護サービスの提供を行ない,患者に寄り添い家族のサポートや患者個々に適した地域資源の活用を一人ずつの患者を通して学んでいます。
北薩病院は,北東に霧島連山を臨む眺めのよい高台にあります。
4階病棟は循環器科,呼吸器科,内科,神経内科の混合病棟です。患者の平均年齢は75歳,高齢者看護が主になります。勉強会は心電図の基礎知識,人工呼吸器の取り扱い,摂食嚥下訓練など専門的な知識が習得できるように計画しています。
チームワークよく和気あいあいとした病棟です。一緒に働きませんか。
医療観察法は、平成17年7月15日に施行され、5年後の平成22年7月15日に1病棟(医療観察法病棟)は開棟致しました。
病棟は、手厚い人員配置がされており,対象者自身にも早期の社会復帰と生活を維持していくためには、どのようにしていけばよいのか、具体的な方法を見いだすために、多職種チームアプローチと地域医療機関スタッフも関わっています。開棟当初は、先行病院を参考にした治療プログラムを実施していましたが、最近では、対象者の治療目的に沿った治療プログラムを開発し、実施しています。また、チームワークの良さは終業後も続き、スポーツ等で汗を流すなど気分転換もしています。
共に司法精神医療に携わり、学びを深め一般精神医療に還元しましょう。心よりお待ちしております。
看護学生の頃より認定看護師になりたいという夢がありました。がん診療連携拠点病院へ就職できれば認定看護師になる勉強ができると思った事がきっかけです。
「看護学校の教員・新人看護師時代の先輩・母親のがん治療を支えてくれた看護師・がん看護における質の高い看護師育成事業の際の指導者」など私のなりたい看護師像である先輩方はみんな認定看護師でした。その先輩のようになりたい・近づきたいと思ったのがきっかけです。
福岡県にある久留米大学認定看護師教育センターに行きました。平成22年に参加した鹿児島県がん看護における質の高い看護師育成事業のほうがはるかに大変でしたので,認定看護師の研修は夢を叶えられるんだと楽しみながら参加することができました。振り返ると,平成22年に参加した研修が認定看護師になるための前準備として大変役立ったのだと考えています。上司からも認定看護師になるための支援をしていただき大変感謝しています。
患者さんの言葉にならない願望を想像し,それを満たすために何をしなければいけないかを考えることができること。それを,自分だけでなくチームで話し合うことのできる能力が大切だと思います。
緩和ケアチームのリーダーとして,低い敷居でいつでも患者さん・ご家族・医療スタッフの相談を受け入れています。内容としては,面談・助言から,医師と協働して疼痛アセスメントを行ったのち処方提案,直接的な看護ケアなどニーズに合わせて活動しています。
あくまで主治医・受け持ち看護師が主役ということを忘れず,なじみの相談相手になれるよう徹しています。
「痛い・苦しい。どうにかしてくれ」と訴える患者さんが少なくなりました。それをそばで支えている家族・医師・看護師・コメディカルスタッフの精神的不安の軽減にもつながっているのではないかと思います。また,スタッフの行っているケアが効果的であるということを自信もって認定看護師が認める事で,スタッフのバーンアウト防止にもつながっていると思います。
自分自身が大きく変われるチャンスです。ぜひ,一緒に認定看護師として働きましょう。応援しています。
私が看護学生時代,県立病院で実習させて頂いた時,患者さんへの看護の提供の場面や悩み・意見を聞き,具体的に分かりやすく指導し,たくさんの助言をして下さった看護師の方々のようになりたいと思ったためです。
1日4から7人の患者さんの日常生活の援助,内服や点滴,創部処置の介助などの業務が中心です。
お仕事のどんなところにやりがいを感じますか。
入院されている患者が病気の状態が良くなり無事退院される方もいますが,状態が悪化し亡くなられる場合もあり辛いこともあります。しかし,患者や家族の方より「ありがとう」という言葉をかけていただくと辛くてもやりがいを感じます。
病棟(職場)の雰囲気はいかがですか。
看護の知識不足や未経験な看護技術に対して的確に指導していただき,とても頼りになる先輩方が多く,看護をとても大切にしている雰囲気の良い職場です。
将来の目標をお聞かせください。
医療の技術や知識を学び経験を積み,方向性は未定ですが認定看護師にチャレンジしたいと思っています。
県立病院に就職を考えでいる看護師さんや学生さんにメッセージをお願いします。
私が働いている県立大島病院は奄美群島の中核の病院であり,救急医療や地域にねざした医療を提供しています。奄美の人々は結の心を大切にしており,とても人情深い方々が多く,とても働きやすい職場です。
また,休日は奄美大島の豊かな自然にふれリフレッシュ出来ます。みなさんもこの自然豊かな県立大島病院で働いてみませんか。
県立病院に就職を決めた理由をお聞かせください。
県内の病院に務めたいと考えていたので,地域密着型であり,かつ福利厚生もしっかりとしている県立病院に就職したいと思いました。
また,病院を辞めることなく,転勤という形で様々な病院を勤務する事が出来るという事に魅力を感じました。色々な特徴を持つ職場を体験し,様々な患者さんと関わっていく事で,看護師としての能力の向上に努めたいと思っています。
現在の仕事の内容をお聞かせください。
急性期循環器疾患及び内科系・血液系疾患患者さんに適切な看護を行い,早期回復を目指しています。また,地域柄高齢者や介護必要度の高い患者さんが多く,その方々の日常生活援助や看護を行っています。
さらに,月曜日と水曜日には心臓カテーテル検査やペースメーカー植え込み術・ジェネレーター交換術があるので,検査出し等を行っています。先輩達はCCUやカテーテル検査,植え込み術等の介助も行っていますが,まだ新人なのでその業務は行っていません。
お仕事のどんなところにやりがいを感じますか。
入院患者さんと関わっていく中で,患者さんが笑顔になったり,「ありがとうね」と言われたりすると,嬉しくて,また次も頑張ろうと思えます。
また,非常に状態の悪い患者さんが,治療や看護で退院できるまでに回復した時は,看護職になって良かったなぁと感じました。
病棟(職場)の雰囲気はいかがですか。
経験豊富なベテランナースが多いので,とても安心して働けます。自分が間違えた事をした時は,厳しく諭して下さいますが,それが今後自分のためになると分かっているので,辛くても有難いなぁと思っています。
仕事は忙しく大変ですが,皆さん笑顔を絶やさず,この仕事に誇りを持ってやっているというのが分かるので,とても良い雰囲気だと思います。
将来の目標をお聞かせください。
コミュニケーションを通して患者さんと信頼関係が築け,患者さんの些細な変化も感じ取れるような看護師になりたいです。そのためには,看護の知識や技術の向上は勿論ですが,患者さんの目線で考えて看護が行えるよう努めていきたいと思っています。
県立病院に就職を考えでいる看護師さんや学生さんにメッセージをお願いします。
県立病院は,5つ鹿児島県内にありますが,私の働いている県立薩南病院は,海も近く,松林に囲まれた自然豊かで人情味あふれた病院です。
毎月様々な勉強会が開かれ,先輩方も優しく人間関係も良好なので,新人看護師でも安心して働ける環境にあります。転勤はちょっと…と考える方もいるかもしれませんが,逆に色々な土地を病院を辞めることなく行けるのは,県立病院だけだと思います。
是非,一緒に働いてみませんか?楽しみにしています。
県立病院に就職を決めた理由をお聞かせください。
就職先としていくつか候補があった中で,最初に就職試験があり,合格が決定したので県立病院に決めました。
認定看護師を目指そうと思ったきっかけをお聞かせください。
平成13年4月から感染防止対策委員会のメンバーでしたが,はじめは,何をすればよいのかよく解らず,感染対策の重要性も理解していませんでした。しかし,平16成17年,自分が勤務する病棟でMRSAや疥癬のアウトブレイクが起こり,先輩の感染対策委員の後を追いかけ,試行錯誤しながら対策を検討していくなかで,感染対策について疑問や興味を持ち始めました。自己学習を積み重ねるうちに感染対策の重要性について実感し,もっと専門的な知識を身につけるために認定看護師の資格を取得しようと思ったのがきっかけです。
認定看護師になるための研修はどうでしたか。
兵庫県神戸市にある日本看護協会神戸研修センターに行きました。
授業の度に出されるレポートやグループワーク,科目毎の試験,実習などは大変でしたが,同期の仲間や家族の支え,職場の応援があったおかげで乗り切ることができました。感染管理について知識や技術,考え方について改めてしっかりと学ばせていただいた6ヶ月間でした。
認定看護師になるために何が必要だと思いますか。
医師や他職種との連絡調整を行いながら組織横断的に活動しなければならないので,コミュニケーション能力は必要だと思います。あとは,根性でしょうか。
現在のお仕事内容をお聞かせください。
感染対策の実施状況の確認や,サーベイランスを行うために,毎日病棟を巡回しています。また,外来や病棟,他職種からの感染対策に関する相談を受けています。
その他,感染管理業務には,マニュアルの整備,感染対策教育(全職員対象),針刺し対策,病院環境の評価・改善などがあります。
認定看護師がいることで職場はどう変わったと感じますか。
感染対策に関する問い合わせが増加しました。感染対策について認識が高まってきているのを感じています。
また,毎日ラウンドに行き、感染対策が適切に行われているか観察や指導を行っていますが,これまで,なかなか定着しなかった手指衛生や手袋やエプロンの着用などが,まだまだ完璧ではありませんが,徐々に定着してきていると実感しています。
認定看護師を目指す看護師へメッセージをお願いします。
認定看護師になって自分はどんなことをしたいのか,しっかりと目標を持って望むことはとても大事なことだと思います。あとは,自分はできると信じることでしょうか。
看護師になろうと思ったきっかけ
私は,もともと人と接することは好きな方でしたが特にしたい仕事も無く,ただ友人の誘いで最初は介護の仕事に就きました。その介護の仕事の中では「ありがとう」と言われる喜び,人のお役に立てていると感じることの出来る喜びがありました。そして,看護師の方々と一緒に働く中で看護師の仕事にも興味を持ち看護学校の門をたたきました。
看護師を続けてきたわけ
どの職業も大変な所,良い所とあるとは思います。こと看護師においては変則勤務や直接人と接する仕事なため大変なことも多いと思います。しかしその反面,直接人と接しているため人のお役に立てていると直接感じることのできる仕事であり,やりがいの多い職業だと思います。
メッセージ
県病院は新人教育もしっかりとしており、現在私も先輩方の助言をもらい必死に勉強中です。新しい環境に飛び込むのは不安も多いと思いますが入職して本当に良かったと思える職場だと思います。各スポーツ部もありますよ。
看護師になろうと思ったきっかけ。
私が看護師を目指したきっかけは友人の勧めです。勧められた時「男の看護師っているの?」という気持ちがどうしても強かったのを憶えています。なんとなく入学した看護学校でなんとなく1年が過ぎようとする頃に始まった基礎実習で受け持った患者様が最終日に「1週間ありがとう」と発した時「自分は看護師になりたい」と初めて思いました。
看護師をやってきて良かったこと。
現在私は看護師2年目になります。日々の勤務の中で諸先輩方の指導の下,看護の尊さ,喜びに触れ,時に悩んだり,充実した毎日を送っています。先輩方からだけではなく,患者様から学ぶ事もたくさんあります。人間の成長・発達・家族関係の在り方など,自分自身の人生の勉強にもなります。
病院(職場)の雰囲気はいかがですか。
県立姶良病院で受診・入院される患者様は引きこもり・不登校の中学生から認知症の高齢者まで対象はとても幅広いです。精神科看護は目に見えない心の病に対して様々なアクションを起こしていかなければならないので,とても奥が深く,悪戦苦闘の毎日です。その中で患者様の変化を見出した時に得られる喜びは大きいものがあります。そんな苦しみに満ちた患者様が良い変化をし,たくさんの笑顔がみられるようにこれからも頑張っていきたいです。またスタッフ間での連携が非常に良くお互いを気遣いあえる職場ですので,男女関係無く仕事・家庭との両立ができやすい職場でもあります。
vol.62鹿児島県県立病院群 県立病院課