vol.136医療法人社団 医王会 朝倉健生病院
本院は患者様主体の病院として、地域に貢献するのが最大の役割だと考えています。平成4年の開設以降、まず取り組んだのは甘木朝倉地区における24時間対応の救急医療体制、リハビリテーションセンター、透析センターの確立です。様々な高度先進医療器具を導入し、健診活動など地域に密着した医療体制作りにも積極的に励んでいます。
それはすべて患者様のためという想いからです。
患者様の人格・権利を尊重するのはもちろん、診療内容を具体的に説明し、納得される医療を行ってまいります。
本院では、患者様をTeacherと考え、患者様から学ぼうという姿勢を看護師、医師に浸透させ、患者様のかかえる医療上の問題を解決することを最大の目的とし、各部署の役割分担をしっかり行うことを第一としています。専門の先生、専門の看護師が専門のことをきちんと行う。これを信念に、患者様とのコミュニケーションを図っています。
求める人材としては、柔軟性と思いやりと専門性を持った「心技一体」の医師です。今までに培った経験と技術を活かして、持っている力を存分に発揮して欲しいと考えます。
私は大牟田・久留米・福岡市の病院を経て、12年前に本院へ赴任しました。今日まで事務長として、各制度改革・地域ニーズに対応しながら、患者様が安心して診療を受けられる病院作りに励んでおります。
まず赴任して取り組んだのは、建物の改修と増築。特に病棟とオペ室の強化に努め、医師や看護師をはじめとする職員が働きやすい環境作りを行いました。その後、電子カルテの導入も行い、診療がスムーズに行えるよう配慮しています。
当法人の理事長兼院長は現役の医師ということもあり、利点としては現場の意見が届きやすい、ということでしょうか。例えば、先生方は比較的自由にご自分の診療ができる環境だと思います。医療機器の多くや電子カルテの導入は、現場の意見から取り入れたものです。
今後ですが、介護と在宅医療にも力を入れたいと思っています。介護施設の人員拡充、人材育成、ケアマネージャー増員、訪問看護・訪問診療の充実を図っています。また働く女性のために当法人には専用の託児所を設けています。0〜3歳までのお子様を受け入れ、5名の保育士が対応しております。
今後も患者様とスタッフ一同が喜び合える病院・施設を目指し、1人でも多くの方のお役に立てればと願っています。
朝倉健生病院の看護部には「新人だから発言できない」という雰囲気は全くありません。むしろ、日々の看護業務の中で感じるささいなことでも、何でも話してほしいと考えています。
思いを伝えるということは簡単なことではないかもしれません。
ですが、自分の思いを伝えることで、その先に新しい発見や成長が必ずあると信じています。
自らが何かをしたいと思った時。何かをしたいという思いを仲間から聞いた時。
その時は、その思いを伝え、また、その言葉に耳を傾けてください。
そして、自分や仲間が苦しい時や何かを行動しようとしている時に、共に協力し、一緒になって頑張ろうという思いやりの気持ちと、行動力を持ってください。
成長の一番の近道。それは「自ら考える」ことだと私たちは考えています。
何に対しても「Yes」というのではなく、その行為が良いものか悪いものなのか。
また、もっと最適な方法はないのかなど、自ら考え行動することは、看護師という仕事をする上で非常に大切であり、なくてはならないものだと考えています。
この3つを、思いやりのある心で実践できる方と、共に働きたいと思っています。
もちろん、私たちも一緒になって頑張っていきたいと思っています。
看護師はもちろん患者さんも充実できる環境。そんな病院をみんなでつくっていきましょう。
看護職員の一人ひとりが、
自己研鑽を積み、専門知識・技術を習得し、
より質の高い看護・介護を患者様へ提供できる環境を目指す
という病院理念を実践できるよう、「クリニカルラダー」にそった、研修、OJTを実践していきます。
藤尾:プリセプター制度とは中途採用・新卒に関わらず、1人のプリセプティ(指導を受ける側)に対し1人のプリセプター(指導者)がマンツーマンで臨床での教育を担当する方法です。指導を受ける期間は、経験の有無などにより個人個人によって違います。
藤尾:私は、「患者様、同僚の看護師に対して心を砕くこと。まず相手に興味を持つということ。」を大事にしています。
永田:そうですね、私も一緒でまずは患者様に対してもそうなのですが、看護師に対しても肩の力を抜いてほぐれるようにというか、早く馴染めるような雰囲気作りを心がけていますね。
井上:技術だけじゃないですからね、まずは何で自分が看護師になったのかということを忘れないことを伝えます。 初心を忘れないことで、患者様のことをちゃんと考えられますからね。
藤尾:教育に関しても難しくて、新人さんそれぞれの個性があるんですよね。
大牟田:うん、みんな得意分野がありますからね。
井上:もちろん仕事としては技術は重要ですが、プリセプター実習中は技術面にはほとんど触れず、まずは患者様とのや看護師とのやり取りなどのコミュニケーションを覚えてもらいますね。
藤尾:そうしないと、知識が固まってしまって「こういう病気の方はこういう症状でなければいけない」と思い込んでしまう場合があるのです。朝倉健生病院では中途採用で実務年数が長い方もプリセプティーとして、教育を受けることもあります。その際も個々に合わせた教育はもちろんですが、新人と変わらず1から丁寧に指導していきます。
藤尾:自分が担当したプリセプティーから前向きな言葉が聞けるようになったときに、たとえば患者様に対して「何かをしてあげたい」などの気持ちが出てきたときにやはり嬉しくなりますね。
忙しさに追われて余裕をなくして、「仕事」に一生懸命すぎるのではなく、余裕が出てきてきちんと患者様のケアなどに気づけるようになったときに、やはり良かったと感じますね。
永田:笑顔で仕事が出来てくるぐらい余裕が出て、しっかり自分で動けるようになって、頑張ってる姿を見たら嬉しいですね。
大牟田:人にもよるのですが、最近の新人さんたちは固くなりすぎることがあって。
藤尾:そうそう、分からないことが分からない感じよね。
大牟田:自分をというかもっと内面を出せるようになった、出してくれるようになったときには、すごく嬉しいですね。
井上:うん、馴染んだ感じがするよね。
永田:私も積極的に進んで質問をたくさんしてくるようになったとか、他のスタッフから「最近動けてるね」って言ってもらえたときにすごく嬉しくなりますね。
あとはさっきも言ったのですが、初めはやはり本心を言ってくれないんですよ。時間が経って本音で話すようになったときは嬉しいですね。
藤尾:長い目で見ていくことがすごく大事ですね。
経験型と実践型の違いがあり、それを見極めて各々に合った指導を行っていくので、実践で成長する方と違い、経験型はじっくり育てていくことが重要ですね。
大牟田:悩んでいそう、迷っていそうなときはまず話しかけて、言いやすいように心がけてプリセプティー自身が考えるように、気付けるような流れを作って行きたいと思います。実際は難しいですけどね。
永田:そのため私たち自身も結果を早く求めすぎずにいるように、プリセプター個人で抱え込むのではなく周りの上司やアソシエイトに相談し、協力体制を作ることも重要です。
大牟田:私たち指導者が必ずしも側にいるわけではないので、周りのスタッフにも協力して貰うことは大切ですね。誰にでも聞きやすい環境、雰囲気作りを心掛けています。
藤尾:新人として入って様々な世代やたくさんの経験を積まれた方も一緒に考えていけたらいいですね。
井上:最初は苦しいと思うのですが、やりがいを感じられるところまで、一緒に頑張りましょう。
永田:すでに働かれたことがある方や、未経験の方、色々な方がいらっしゃると思うのですが、夢を実現できるように一緒に頑張って行けたらと思います。
大牟田:「仕事にやりがいを持って気付ける看護師」「常に相手のことを考えられる看護師」になっていただきたいです。
当院の看護部の魅力は「働きやすい環境」ということ。
スタッフが困ったときや悩んだ時、より現場のスタッフに近い看護師を主任職におくことで、新人を含めた多くのスタッフの意見を聞ける環境を整えています。全ての悩みに必ず対応できるとは約束できませんが、きちんとスタッフの声に耳を傾け、すべての看護師に、「この病院で働いて良かった。」と、笑顔で言ってもらえるような環境をつくっていけるよう取り組んでいます。
あなたの培った経験を活かすとともに、より成長するためのステップアップを当院で実現してください。それを支える体制はしっかりと整えています。そして、患者さんに元気と笑顔を与えるような看護を一緒に目指していきましょう。
朝倉健生病院看護部 STAFF一同
現在看護部では、新人看護師のための研修プログラムの充実化や勤務体制の見直しなど、院内環境の改善に力を入れており、働く看護師が長期にわたり、看護技術の向上や安定した生活が送れるように、職場環境の充実を目指しています。
その中で、看護部では全スタッフが自然と実行していることが1つあります。
それは、
『何でも話し、それに耳を傾け、協力する』
ということです。
看護師一人ひとりが普段の看護業務の中で感じていることは、ちょっとしたことでも、何より大切な思いだと私たちは考えています。だからこそ、私たちがその思いに耳を傾け、尊重し、みんなで協力し合うことが看護部全体に浸透していますし、それを実行できるすばらしい環境ができていると強く感じています。
看護師がいきいきと働き、看護の仕事が本当に楽しいと思える病院。
そんな、朝倉健生病院の看護部で、一緒に働ける日がくるのを楽しみにしています。
吉瀬:あさくら看護学校に通っており、こちらに実習にお伺いさせていただいたことが一番大きいです。 行ったことがない病院より実際に実習にいった病院のほうが、業務内容や病院の雰囲気などを見ることが出来て自分が働いたときのことをイメージしやすいから。
実際の現場の雰囲気を体験できるということもあるのですが、実習の終わりに患者様に挨拶に回った際に、私が実習生にも関わらず「良くしてくれてありがとう」や「大変お世話になりました」などのお声をいただいた際に、すごく嬉しかったです。
実習を受け持ってくれた指導者の方も丁寧で分かりやすく教えていただけたことが決め手になり、朝倉健生病院に入ることを決めました。
佐藤:実習で病院に来た際に、働かれているスタッフの方々がとても暖かく迎えてくれて、何よりスタッフの皆さんが患者様中心の看護を行われている姿を直に見たときに、こういう看護師になりたいとあこがれて朝倉健生病院に入りたいと思いました。
梅野:看護学校1年生のときに実習に来た際に学校で習っていたことが全然できず、ギャップを感じたとき指導者の方が熱心に聞いてくださり、丁寧に教えてくれて1日目より2日目という風にだんだん仕事ができるようになりました。
患者様に対して皆さんすごく暖かく接しているのを見て、私自身そうなりたいと思い朝倉健生病院を選びました。
吉瀬:実習と実際に働いた際のギャップがなく、周りのスタッフがすごく暖かく、患者様の命を預かっているという自覚と、個々の責任感を持ち周りの人と協力してスムーズに1日が流れて行くようにしていると思いました。
佐藤:私は比較的忙しい病棟に配属されているのですが、忙しい中でも皆さん気に掛けて下さいます。 不安なときに声を掛けてくださり、忙しくとも質問を聞いてくれて丁寧に答えていただけるため、すごく学びやすく働きやすいです。
梅野:プリセプターの方だけではなく、他の先輩方も気に掛けてくれて誰に対しても分からないことを聞きやすい環境を作ってくれています。
吉瀬:基本的に新人1人に対して、1人のプリセプターの方が担当についていただけるのですが、自分の状況などを把握していただき、時には厳しく指導していただけてすごく学びやすいと思います。
佐藤:患者様に対していつも笑顔で優しく接していて、私のことも気に掛けていただいて「大丈夫?」などと声を掛けてくれます。忙しいときに質問をしても丁寧に答えていただけるので分からないことを尋ねやすい環境を作っていただいています。
梅野:いつも分からないときは、遅くまで時間がかかっても分かるまで教えてくださって、一生懸命指導していただいて、一緒になって勉強もしていただけます。そしていつも気にかけてくださるので、安心して仕事をすることが出来ます。
吉瀬:実際に働いてみて実習に来たときのイメージと変わりなく、暖かい職場でした。皆さん聞きやすい雰囲気作りを大事にしているため、分からないことが聞きやすい環境です。指導に関しても後からではなく、その都度指導していただけるので分かりやすく、覚えやすいです。
佐藤:他の病院へ実習に行った際に、仕事に追われて流れ作業のような感じがしていたのですが、朝倉健生病院では忙しくとも患者様中心に考えていて、皆さん丁寧な対応をされています。 時には厳しいこともありますが、きちんと私たちのことを考えて注意していただけるのが伝わります。
梅野:いつも明るく笑いが絶えない環境です。人間関係で悩むこともなく、指導の際も楽しく、時に厳しくメリハリのある職場だと感じました。
吉瀬:患者様に何かあったとき、自分が対応できるかという不安もありますが、先輩との二人体制ですので困ったときに意見や指示をいただけるので安心しています。
梅野:不安はありますが夜勤に入るまでには日勤、検査、リーダーという段階があり、不安要素があればその段階でその都度先輩に聞くことができます。プリセプターさんだけではなく、他の先輩方も気に掛けてくれて、皆さんが誰に対しても分からないことを聞きやすい環境を作ってくれています。
佐藤:日勤とは違い夜勤は人数が減り、その分責任が大きくなるので自分で判断する機会が多くなると思うのですが、分からないときは自分で判断せずに先輩への質問や指示を仰ぐことが出来る安心感があります。
穏やかな人が多いですね。私がいる病棟でいえば柔らかく、優しいので仕事がやりやすい環境です。
厳しさも必要ですが、まずはお互いにカバーしフォローし合える関係を築くように心がけています。
私は昇格と異動をしてまだ間もないので、主任としての仕事がまだ充分ではないので早く師長の手助けや、スタッフの教育などを出来るようになるのが目標ですね。 主任はスタッフをまとめたり教育したりという役割もあるため、みんなの手本となれるよう頑張って行きます。
電子カルテなども導入し、ドンドン新しいものを取り入れて、まだまだ発展し続けている病院ですので、今働いている方はもちろん、中途採用の方や新卒の方でも共に成長していけるので安心して働ける病院だと思います。 産休や育児休暇、託児所も充実しているため、すごく働きやすいと思います。
院長の理念により、患者様主体、患者様に満足いただけるよう取り組んでいる病院です。お互いが歩み寄り、出来るだけ患者様の考えに沿った処置や対応、環境づくりを目指している病院です。
患者様の入院生活、また退院するにあたって満足度を上げていくことですね。 患者様それぞれニーズは違うのですが、「朝倉健生病院に入院してよかった」と思っていただけるような病棟、病院にしていきたいです。
もちろん、病気が治るということが一番なのですが、病気によっては一生付き合っていかないといけない病気もあります。 そういった方にも病気に対する知識、色々なアドバイス行い、退院後のご自宅でも有意義な生活を送っていただけるよう心がけています。
これから朝倉健生病院を受けようと思っている方へ一言
私は、朝倉健生病院に入る前は全く違った職業についていました。聞ける、聞きやすい環境が出来ているので、全く違った環境で働いていた方や、新人なども学びながら働いていけます。
明るくて働きやすいと思います。朝倉健生病院を辞め、他の病院に転職された方も「朝倉健生病院が良かった、働きやすい」と戻って来られる方も結構いらっしゃいます。ですので、看護師としては仕事がしやすいのではないかと思います。
私は22年ほど勤務しているのですが、診療科が新たにでき、建物が変わったりでスタッフも医師も増え、設備面はもちろん病院としても充実しています。
ここは甘木という田舎なのですが、院長の方針で、病気にかかったときにもわざわざ福岡や久留米に行かなくとも、朝倉健生病院で治療できるということをモットーにしており、 それに対して新しいものをドンドン取り入れています。
先ほども言いましたが、私は22年勤務しているのですが病院自体もドンドン変わっていき、いまだに学ぶことが沢山あります。時代の流れと共に新しいことが入ってくるのでついていくのは大変ですが、いいものをドンドン取り入れていきたいです。
以前は別の病院で働いていたのですが、基本的に専門分野になってしまうのです。例えば脳神経なら脳神経の病棟でしか働かないのです。 しかし、他の病院と違い、朝倉健生病院は看る範囲が「科」ではなく、病棟ですので色々な「科」の患者様を看ることができ、仕事を出来る幅がすごく広がりましたね。
私自身、仕事を抱え込みすぎるところがあるので、まずは後輩を育てることを心がけたいですね。私が出来る仕事を周りのみんなが出来るようになると、病棟自体の底上げになると思います。
朝倉健生病院では色々な「科」のことを学べます。私自身、朝倉健生病院に入って様々なことを学びました。これから学んでいくことも多いと思いますので一緒に学んで成長していきましょう。
上下関係はもちろんあるのですが、スタッフ同士がコミュニケーションを図れて仲良く話せて雰囲気のいい職場だと思います。 以前は別の病院で働いていて、上下関係がすごく厳しかったり、上の人に意見や質問をしにくいと感じていたのですが、朝倉健生病院に入ってスタッフがすごく仲がいいなと感じましたね。
子どもの学校行事などもそうですが、希望を出してきちんとシフトを組めば休みをいただけます。子どもだけではなくその他の用事でも普通の仕事であればやはり土日にしか休みが取れないのですが、平日でも休めるので自分のしたいこともできていますね。
看護師になった頃から、もし勤めるなら自分自身もそうですが、自分の家族を安心して入院させれる病院にしていきたいなと思っています。そのために患者様に対する対応や医療技術を上げて病院自身の水準を上げていきたいですね。
vol.136医療法人社団 医王会 朝倉健生病院