vol.105社会福祉法人 秀峰会 特別養護老人ホーム さくら苑
明治時代の文芸評論家である高山樗牛の言葉、
「天にありては星
地にありては花
人にありては愛
これ美しきもの最たらずや」
より、美しさ・調和・豊かさ・潤いを表現したものです。
秀峰会開設当時、老人ホームには暗いイメージがありました。
そのイメージを払拭し、明るく肯定的な老人ホームを創っていきたいという想いを込めてこの言葉を揺るぎなき活動テーマとして掲げました。
いち早くCAPP活動を取り入れ、施設でも動物を飼った。
近年は、平均要介護度が上がり、ご自身で活動される方が減って居る状況にありますが、少しでも行事やレクリエーションに参加できるように様々な活動を行っています。
以前より看取りにも力を入れているので、ご家族参加で話し合いを行い、希望にそった看取りが出来るように努めております。
ご病気で介護が必要となり、入所された方が半数以上の為、日常生活の一部を介護職員に頼らざるを得ない状態にはありますが、いろいろな行事に参加し、活き活きと毎日を送っています。
医療対応が必要な方が増えている状況と介護職員人材不足が予測されている今後に、今までの質を落とさずにどう対応していくかが課題となっています。
介護業界は厳しく辛いイメージを持った方が居るようですが、利用者と長時間接し、打ち解け、その方の人生の一時期を共有できる事は何事にも代え難い喜びがあります。
是非、さくら苑でその喜びを一緒に体験していただきたいと思います。
病院では、医師のサポート役と印象を持っている方が多いと思いますが、特別養護老人ホームでは、医師の指示を受けながら、看護師主体で利用者の健康管理を行う事が主となります。
健康管理だけでなく、利用者の話し相手になったり、気持ちの面でのサポートも重要な役割です。
一日の流れの説明等を行うオリエンテーションから始め、時間をかけてさくら苑に慣れていただけるような指導体制を取っております。
ご利用者自身だけでなく、ご家族から感謝の言葉をいただける事です。
日々の行事後の「楽しかった。」だけでなく、看取り後のご家族から「さくら苑に入所出来て良かったです。」という言葉を直接聞けることは遣り甲斐になります。
様々な利用者がいるので、その人毎に合った対応の仕方を一緒に考えてくれる方。
特別養護老人ホームの特性上、利用者のとの別れを何度も経験すると思います。ただ、その方々の人生最期を迎えるにあたり、看護師の知識技術が求められます。人の為になっている事が明確に分かる職種なので、一緒に人の為になっていただきたいと思います。
vol.105社会福祉法人 秀峰会 特別養護老人ホーム さくら苑