vol.86
国家公務員共済組合連合会 枚方公済病院
当院は、枚方市東部地域の中核病院として、専門医による医療や救急医療の充実と、高度医療機器の整備に力を注いでいます。さまざまな疾患に各専門医が連携できる診療体制と近隣の医療機関との連携を強化することで、地域住民のニーズに応えた質の高い医療を提供することを目指しています。内科・循環器疾患には、救急告示病院として24時間対応することで地域医療の向上に貢献しています。
平成18年3月からは、正確で即時性のある医療を目指し電子カルテシステムを導入しました。と同時に再来受付機、自動精算機なども設置し、待ち時間の短縮に努めています。かねてから念願であった新棟も平成22年3月に竣工、4月にグランドオープンしました。皆さまのご要望に応えらるようにさらに施設を整備しました。
また立地については、JR学研都市線沿いにある新興住宅地と王仁公園に囲まれた丘陵地に位置しています。緑に囲まれており患者さまには最適の療養環境が整っています。
名称 | 国家公務員共済組合連合会枚方公済病院(旧京阪奈病院) |
---|---|
所在地 | 〒573-0153 大阪府枚方市藤阪東町1丁目2番1号 |
病院長 | 野原 隆司 |
診療科目 | 総合内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、内視鏡内科、糖尿病内科、腎臓内科、血液内科、神経内科、リウマチ科、小児科、外科、小児外科、肛門外科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、救急科、麻酔科、リハビリテーション科、歯科口腔外科心臓血管外科(4月1日より新設) |
病床数 | 一般病床313床 |
看護体制 | 7:1看護 |
診療受付時間 | 全診療科 8:30~11:00 詳しくは外来のご案内のページをご覧ください。 *時間外の救急につきましては、お電話にて問い合わせください |
建物概要 | コンクリート鉄骨造り 1号館地上4階建て他 延べ床面積23,611.87㎡ |
指定病院 | 保険医療機関/労災保険指定病院/生活保護法指定病院/更生医療指定病院/結核予防法指定病院/原爆一般疾病医療取扱病院/ガス障害者医療取扱病院/救急告示病院 |
学会認定等 | 日本糖尿病学会:認定教育施設/日本血液学会:血液研修施設/日本整形外科学会;専門医研修施設/日本がん治療認定医機構:認定研修施設/日本循環器学会:循環器専門医研修施設/日本外科学会:外科専門医制度修練施設/日本呼吸器学会:認定施設/日本アレルギー学会:認定教育施設/日本医学放射線学会:専門医修練機関/日本神経学会:准教育施設/日本内科学会;認定医制度教育関連施設/日本老年医学会:認定施設/日本高血圧学会:認定施設/日本皮膚科学会認定専門医研修施設 |
私たちは病院の理念に基づき、患者さまの安全と安心を最優先し、質の高い看護の提供に努めます。
勤務体制は3交替制で複数夜勤を行っています。病棟看護配置は7:1
看護方式は固定チームナーシングを取り入れ、受け持ち制で担当看護師が入院から退院まで責任を持って看護しています。
看護の専門家として優れた看護職を育成する。
安全で安心できる質の高い看護の提供を維持し、向上するために専門職業人としての知識・技術・態度、研究的能力を育成する。
親戚が看護師をしていて、小さい頃から憧れていました。中学の頃、憧れから看護師になりたいという夢が強くなり、看護師になる最短の道として、高校では衛生看護科を選択し、3年間、迷いもなく一直線に夢に突き進み、准看護師の資格を取得したんです。高校卒業後は准看護師として病院に勤めながら、看護師の専門学校に通いました。病院と学校の両立はとても大変でしたが、同期の友達がいたので、お互い励まし合いながら歩んできました。国家試験1週間前は4、5人の友達と合宿し、勉強に励んだことは今でも思い出となっていますね。当時は国家試験の合格者の名前は新聞に載っていたので、その記事を切り抜いたことを覚えています。
自分の親が看護されて満足できる看護です。患者さんを他人と思うのではなく、自分の父、自分の母、わが子と思って、温かく看護するように努めています。また、入院している場所をわが家と思ってもらえるような落ち着いた環境づくりを心がけています。優しさだけでなく、看護師でないとできない知識と技術を用いた専門性を活かして看護することが目標です。
色々な新しいイベント、プロジェクトを任せてもらったんですね。糖尿病の教育、入院の立ち上げ、循環器の病棟で師長を任せられ、とても遣り甲斐がありました。患者さんから頼られ、感謝されると嬉しかったですしね。患者さんが私を待っている、必要としてくれたり、婦長さんから誉めてもらい、温かく励ましてもらえたからこそ、頑張れたんだと思います。
アットホームです。コメディカルと力を合わせて、皆で病院を良くしていこう、患者さんを良くしていこうという雰囲気があります。スキルアップとして、キャリアラダーによりステップアップをしていきます。看護師一人ひとりの豊かな人間性と専門職としての知識や技術の向上を目指し、院外の研修や学会発表への参加などによるキャリアアップを支援しています。
休日は年間131日です。月に9日から12日の公休に加えて、夏休み5日、年末年始6日、創立記念日、年休です。年休の消化率は70%となっています。
寮は敷地内にワンルーム形式のものがあります。バス、トイレ、エアコン完備で、寮費は月に2000円です。このほか、住宅手当などの各種手当もあります。車通勤も可能です。1年間以上の奨学金制度もありますよ。KKRグループ内の病院を転勤し、経験を積むことができるのも特徴ですね。
また、ユニフォームが4年に1回変わります。アンケートで看護師の皆から意見を集め、結果を反映させた10着を用意して決めています。
患者さんの状況に応じて、根拠に基づいた適切な看護サービスが提供できる人、知識や技術の向上に努め、自己研鑽のできる人、プロとしてのプライドを持ち、自責で物事を考えることのできる人、いつも笑顔で明るく前向きにチャレンジする人、豊かな感性と優しさを持っている人をお待ちしています。
2014年に病床数が273床から313床に増えます。新たな気持ちでスタートしますので、やる気があって、勉強したい人、是非、来てください。見学に来てくれたら、病院の良いところが分かります。新卒の方も、転職の方もフォローアップできる体制が整っています。
奥中:以前の病院ではずっと同じ部署だったので、新しいことにチャレンジし、スキルアップしたいと思って、転職活動を始めました。そこで、この病院を見学したのですが、会う人、会う人、皆が「こんにちは」と挨拶してくださり、とても気持ちよかったんです。公立病院なので、お休みがしっかりあることも良かったですね。
小谷:国家公務員共済組合の病院なので福利厚生が整っており、結婚、出産などがあっても長く働くことができると思ったからです。学生時代は様々な病院に実習に行きましたが、枚方公済病院での実習では、看護師や医師から「実習なんだ」、「頑張ってるね」などの応援の言葉をいただき、ほかの病院とは違った温かさを感じました。また、系列病院付属の看護学校出身なので、奨学金を借りていたからというのも理由の一つです。
奥中:消化器内科の術後管理、観察、点滴管理や、外科では術前述後の管理が中心です。退院に向けての指導もあります。
小谷:全身清拭、洗髪、オムツ交換などの日常生活援助から、点滴、注射、採血などの医療行為をしています。循環器の病棟であるため、心臓カテーテル検査やペースメーカー埋め込みなどの前後の処置や看護、心臓血管外科で手術を受ける患者さんの術前後の処置や看護をしています。
奥中:患者さんから「ありがとう」、「元気をもらえました」と言われたり、家族の方からも「ありがとう」、「お世話になりました」と言われたときに関わってよかったと思えます。一人でやっているのではなく、皆で協力し、スタッフと声を掛け合い、助け合って看護をしているときもそうですね。この病院では一人一人の経験に合ったキャリアラダー教育プログラムがしっかりしているため、スキルアップができます。ぼんやりとした知識から、しっかりした知識を身につけることができました。
小谷:手術後や緊急カテーテル治療などで入院してきた患者さんは集中治療室からの転棟の際は動くこともやっとできている状態です。しかし、日々の治療、処置、看護により、そんな患者さんが日に日に良くなっていく姿に喜びとやりがいを感じます。
奥中:幅広い年代層がいます。若い人から社会人経験のある人まで様々ですね。転職の方も多いです。看護師が皆で助け合い、温かく教えてくれます。転職してよかったです。
小谷:「大丈夫」、「できてる」と声をかけてくれる優しい先輩が多く、分からないこと、疑問に思ったことなど、相談しやすいですね。どの先輩も温かく、明るくて、優しい雰囲気です。病棟は新館なので、とてもきれいで、ナースステーション、病室、廊下などの色調も良く、病棟全体が明るい雰囲気です。
奥中:勉強のバックアップ体制がすごいんです。日々、新しい勉強ができますね。何か希望があれば、丁寧にバックアップしてくれています。
小谷:心臓カテーテル検査やペースメーカー埋め込み術、アブレーション治療などの内科的治療や冠動脈バイパス術や人工血管置換術などの手術が多くあり、これらを受ける患者さんの前後の関わり方や看護について学ぶことができます。日々のチームカンファレンスや全体のカンファレンスで、患者さんについての情報交換や看護の方向性について話し合っていますが、様々な意見が聞け、自分では気づけなかった考えも学ぶことができます。
奥中:感染、NST、褥瘡など、細かく分かれた研修があり、リーダーシップなどは外部講師からの段階に合わせた研修があるため、根拠の押さえ直しをすることができました。また、看護において、どう対処したらよいのか、皆で意見を出し合って学ぶことができます。
小谷:入職後の1週間は中央研修があり、病院の理念や歴史などを知ったり、点滴、注射などの看護技術を実施する研修、電子カルテの使い方、入力方法の研修、そのほか、感染予防のための研修や褥瘡予防に関する研修などを受けることができました。
奥中:患者さんから「ありがとう」と感謝されたときはとても嬉しいです。また、キャリアラダー教育で成長ができる病院であることですね。キャリアラダー教育は勤務時間内に行うため、負担が少ないことも有り難いです。
小谷:患者さんからの「ありがとう」や「あんたに会うと元気になれるわ」などの言葉や手紙、そして退院した患者さんが元気な姿を見せに来てくれたときに、とても嬉しい気持ちになります。
奥中:休みが多い分、プライベートが充実し、リフレッシュできますので、仕事にもしっかり取り組めます。以前の病院では年休をかなり捨てていましたが、この病院は年休消化率が70%もあるんですよ。休み希望もある程度、聞いてくれるし、長期休暇を取って、海外旅行に行っている人もいます。夏休みも5日ももらえます。転職のたびに給料が少なくなると聞いていましたが、全体的には同じくらいで、下がりませんでしたね。以前の病院では残業も多く、サービス残業もありましたが、枚方公済病院は月に3時間程度の残業なので、とても助かっています。
小谷:週休2日制で祝日、休日や5日間の夏休み、年末年始休暇など、お休みの日が多くありますので、無理なく働くことができます。以前に入寮していた看護師寮が病院のすぐ近くにあり、遠くに実家がある人でも就職しやすいと思います。そのほか、共済組合保険や年金があること、家賃補助や託児所があることなど、福利厚生は整っています。
将来の目標について、お聞かせください。
奥中:子育てしながら働いている先輩が多いので、私もそうなれるように頑張りたいですね。また認定看護師としてキャリアを積んでいくことに憧れています。
小谷:入職して1年半になりますが、知識、技術も未熟であるため、知識や技術の向上を目指し、患者さんに寄り添った看護ができるように頑張っていきたいです。
枚方公済病院に入職を考えている看護師さんにメッセージをお願いします。
奥中:是非、一緒に働きましょう。とにかく一回、見に来てください。見学に来ると、色々な職種の人が挨拶してくれます。雰囲気がとてもいいし、不安を取り除いてくれますよ。今までの経験を活かして、スムーズに仕事ができます。新しいことに積極的にチャレンジできます。転職組のスタッフも多くいますので、気軽に来てください。
小谷:明るく、活き活きとした病院で、スタッフ全員が温かく、優しく接してくれます。チーム支援型の教育体制ですので、プリセプターの先輩だけでなく、チームの先輩方に見守られ、教えてもらいながら、成長することができます。院内研修も充実しており、より学びを深めることができます。皆さんと一緒に働ける日が来ることを待っています。