vol.75
社会福祉法人 達真会 多賀清流の里
多賀清流の里では、「できること」の自立支援から、「やりたいこと」への生活支援を運営理念として、利用者お一人おひとりの希望に沿った介護で充実した日々を送っていただく支援を目指しております。
このために、「向上心を持つ人の夢を叶える職場でありたい」という法人運営指針を掲げ、介護技術や理論、知識の研鑽に努め、施設での研修実施や外部の研修参加の充実にも努力しています。さらには、元気で明るく楽しい職場を目指しています。朝の笑顔で大きな声でのおはようから、にぎやかな一日が始まります。職員の元気が利用者の笑顔につながっています。
施設名 | 社会福祉法人 達真会 多賀清流の里 |
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開設施設 | 老人短期入所施設:20名 老人デイサービスセンター:30名 認知症高齢者グループホーム:9名 介護老人福祉施設:50名 |
介護老人福祉施設職員数 | 医師数:1名(非常勤) 生活相談員:1名 介護職員:23名 看護職員:3名 栄養士:1名 機能訓練指導:1名 介護支援専門員:1名 |
2年前に多賀清流の里に来たのですが、この施設では職員同士が良い関係づくりをしようとしているのは根付いているなと感じてました。
職員に対しては、達真会という法人が「向上心を持つ職員の夢をかなえる職場でありたい」といった理念があります。一方、利用者様においては運営方針として「できることの自立支援から、やりたいことへの生活支援」がありますので、先ず「やってもらいたいこと」「やらいたいこと」を引き出すことから職員一同はじめています。
平成12年に介護保険法が始まりました。こちらの施設が平成13年にできました。平成16年に特別養護老人ホームを併設し現在に至っています。
現在ディサービスの定員35名ですが常時30名ほど受け入れています。
管理管理と変化の発見プラス対応そして判断をお願いします。プラスアルファーとして看護職でもありますが、施設の看護師さんは介護職でもあるという感覚を持ってもらいたいですね。年齢は関係ないですね。現在60代で勤務していただいている職員さんもいますので。
第一に看護師を含む職員の確保が課題です。
また、今まで施設長の変更が何度かありましたので、施設長が変われば多少変化もありましたのでワーカーさんも不安があったのではないかと思います。
先ず中堅の職員であるリーダーの指導力を高めることが必要ですので、各フロアーで行われるフロアー会議にも出席しています。今までの習わしでは施設長が現場の会議に参加することはなかったのですが。リーダー中心の会議ですので私はあくまでオブザーバー的な位置でアドバイスや投げかけなどを行っています。
私自身ずっと民間で働いてきましたので、収益をあげるといった意識が職員にとっては刺激になってきたのではないでしょうか。考えて行動するといったことを常に持ってもらいたいです。
私が来た一年目のスローガンが「変化しよう」でした。2年目は「初心に返ろう」で今年の3年目は「継続」を掲げていますので単年度で考えるではなく積み重ねることでスキルのアップにもつながると考えています。大変になりますが身につけば楽になると思います。
急性期の病院での看護を経験してきた看護師さんはどうしても介護職からは、言葉がきつく感じられますので、施設では切り替えていただきたいと思います。急性期と違い、病気や障害を持っていますが急性期とは違い安定していますので、また、看護師さんはそれができると思いますので。
人は目標を持ち、夢を持つからこそ充実した人生を歩めるものだと思います。そんなあなたはきっと施設を利用する方々、地域の人たち、そして共に働く仲間に「優しさ」と「とびっきりの笑顔」を与えてくれるでしょう。
ですから、私たちの法人は、そんな夢を持っているみなさんが夢を追い続けることを、誰もが夢の実現ができるように支援します。
保健師の免許を取ってから約18年間市町村の保健師として働いていましたが、仕事に対して行きづまりも感じていた時、私が勤めていたところは人口5600人の町で平成16年に市町村の合併があり八日市市を中心に11万人の市になりました。そのような大きな市で保健師としてやっていくことの不安と大きくなったことで仕事に対する魅力が感じられなくなりました。病院勤めをしていませんので、技術的にも病院は無理かなとまた保健施設も視野なかったとき老人ホームは、病気や障害を持っているが症状が安定したお年寄りが入っておられるので自分でも活躍できるかなと考え探していました。看護協会に相談したところ既存の施設よりは新しくオープンする施設を勧められて入職を決めました。
一つには、その日の仕事は自分が頑張れば、その日に終わり翌日以降引き続らないことですね。また、最後の看取りの部分までかかわっていけるところです。急変する方もおられますが、感染症なども起こさず最後を慣れ親しんだ施設で最期を迎えた時にやりがいを感じます。
どこでも看護職と介護職では軋轢が多少はありますが、ここでは目立った軋轢もなくそれぞれが自分の持ち分を考えながら仕事をしていますので、他の業種とも関係は良いと感じています。
看護職と介護職では、仕事の面で重なる部分もありますのでそれぞれが習ってきたことや線パオから指導してもらったことなど、そして職種の持っている価値観によって軋轢は出ますが平面で見たとき介護職は介護職で三大介護は自分たちの仕事だといったプライドもありますし、看護職は看護職で療養上の業務独占がありますのでそこでバッティングなどありますが、深さで考えると介護職だけで十分診きれない部分など看護職の医療行為が加わることで入所者にとってプラスになることも多くありますので生活を中心として連携できていると思います。
私自身臨床の経験はありませんが、ほかの看護師は十分に臨床の経験もありますので先輩としてのアドバイスもしております。また、彦根にある総合病院において褥瘡など感染の勉強会に参加することで知識の習得もできます。
臨床の経験がある方ですと物足りないと感じるかもしれませんが、じっくりと腰を据えてお年寄りとかかわれますし、私自身は戻ることは決してありませんが万が一保健師として地域に戻ったとしても自信を持ってお年寄りとかかわれると思います。ここでは基本的な事柄がしっかりと勉強できる環境だと思います。
寮もありますし、冠婚葬祭など義理の欠かせない時などは皆暗黙の了解で交代や休みを取るようにしています。また、法人として民間の福祉協議会にも加盟していますので遊園地などの割引もありますので福利厚生も充実していると思います。
先ほども看取りの話をしましたが、ご家族の方からありがとうござましたとのお言葉をいただいたときには、よかったなと思います。
病院でバリバリ働いてこられた方が特養にくることは、それなりの思い切りが必要だとは思いますが、病院では日々の医療に対し多くの入院患者さんのお世話をすることとは違い時間の流れも違いますので子育て中の方でも仕事ができる環境だと思いますので是非検討してみてください。