当院のホームページを訪れてくださった皆様に、ひとことご挨拶を申し上げます。
当院は平成3年8月に開院以来、地域の皆様への良質な医療の提供を目指して、精一杯の活動を展開して参りました。現在に至るまでに、何度か極端な医師不足に陥り、ご心配とご迷惑をおかけすることもありましたが、近年は少しずつ改善し、いくつかの分野では他の病院に比して勝るとも劣らない質の医療を提供できている領域も出現して参りました。
当院は三つの理念、すなわち「生命を安心して預けられる病院」「健康と生活を守る病院」「地域に貢献する病院」に基づいて運営されておりますが、これらに基づいた診療上のコンセプトとして「地域の熟年高齢者に包括的な医療、福祉を提供する」と「専門店機能を有するコンビニ的病院」があります。この二つのコンセプトを実現すべく、病棟構成、診療科の構成、そして各専門治療センターを設置しております。このホームページをみていただくことによって、これらの全体像を理解していただければ幸いです。
また、当院の創立20周年を記念して、初めて外部の業者との共同作業でホームページを作成、改定いたしました。何よりも皆さんに見やすく、理解しやすいことを目標に作り変えたものです。いかがでしょうか?
病院の活動は本当に多岐にわたっています。マスコミに取り上げられることも時々あります。このホームページは病院のブログともリンクしています。また当院の診療活動の記録も公開されています。どうぞ、時間をかけてゆっくりとご覧ください。そして、なにか感想などありましたら、ぜひ教えてください。これからも、より楽しいホームページにしていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
院長室ブログ>>>
1976年 4月 | 筑波大学医学専門学群 入学 |
1982年 3月 | 筑波大学医学専門学群 卒業 |
1984年 4月 | 筑波大学大学院博士課程医学研究科生理系 入学 |
1988年 3月 | 筑波大学大学院博士課程医学研究科生理系 卒業 |
1982年 4月 ~ 1984年 3月 | 筑波大学附属病院 医員(研修医) |
1988年 4月 ~ 1989年 3月 | 筑波大学附属病院 医員 |
1989年 3月 ~ 9月 | 筑波メディカルセンター病院 |
1989年10月 ~ 1990年 3月 | 水戸中央病院 外科医長 |
1990年 4月 ~ 12月 | 筑波大学附属病院 医員 |
1991年 1月 ~ 1998年 3月 | 筑波大学臨床医学系 講師 |
1993年 5月 ~ 1995年 5月 | ハーバード大学マサチューセッツ総合病院研究員 |
1998年 4月 ~ 2000年 3月 | 筑波記念病院 外科部長 |
2000年 4月 ~ 2002年 3月 | 筑波大学臨床医学系 講師 |
2002年 4月 | 庄内余目病院 院長就任 |
2009年12月 | 医療法人徳洲会常務理事(兼任) |
・日本外科学会指導医・専門医
・日本消化器外科学会指導医・専門医
・日本消化器内視鏡学会専門医
・日本大腸肛門病学会指導医・専門医
・日本消化器病学会専門医
・日本医師会認定産業医
・日本家庭医療学会家庭医療指導医
・消化器がん外科治療認定医
・日本医療マネジメント学会評議員
~心にとどく看護~
徳洲会の理念と方針を基に、看護者としての使命と役割を自覚し、専門職者として倫理的・創造的かつ主体性のある科学的根拠に基づいた看護を目指しております。
患者さんのニーズに対応した看護・介護ケアを実践するため、働きやすい環境づくり、公平な仕組みと人を育てるシステムづくりに力を入れています。
・循環器内科によるカテーテル治療や心臓血管外科による開心術、外科の鏡視下手術などに対応する急性期病棟のほか、回復期リハビリ病棟や療養病棟では患者さんのQOLを考え在宅に向けたチームアプローチを展開しております。
・下肢の糖尿病性病変、閉塞性動脈硬化症患者さんを中心に創傷治療、フットケア、くつ外来を看護が主体で有機的・統合的に取り組んでいます。
・県内でも有数の規模を誇る透析センターでは、透析患者さんの教育、旅行などを行いQOLの向上を目指しつつ安全な維持透析を提供しています。
■外来
一般外来の各診療科、創傷ケアセンター(フットケア・くつ外来)、救急外来の3機能を担っています。
一般外来では、糖尿病患者さんとそのご家族を対象に糖尿病教室を年3回実施、調理実習も行っています。また、外来患者さんのセルフケア指導の一環として、生活習慣病について毎月「いきいき通信」を発行しています。
県内唯一の「創傷ケアセンター」では、創傷看護や創傷の在宅ケア指導、他施設の看護師やケアマネージャーとの連携を図り、難治性潰瘍の早期治癒を目指しています。
救急看護では、救急搬入された患者アセスメントや処置を行い、ご家族へのメンタルケアを心がけています。すべての患者さんに公平で明るく、優しい言葉かけができ、迅速で適切な処置・ケアが提供できる看護を目指しています。
■透析センター
腎不全保存期から導入期、維持期、ターミナル期までのトータルケアを担っています。
透析看護は、専門的な知識と技術をベースに的確な観察力や判断力を必要とする特殊な看護の分野です。どのような場合、どのような状態でも問題を総合的に解決する能力が必要です。それは同時に看護師としてのモチベーションやスキルアップにつながっています。
看護師は5名がDLN(透析療法指導看護師)と1名がCDE(糖尿病療養指導士)の資格を取得し、当院だけでなく、地域・県内・東北地区、さらには徳洲会グループ全体の透析看護の質の向上を目指す役割を担っていると考えています。
■手術室・中央材料室
現在当院の手術室では、外科、心臓血管外科、血管外科、形成外科、歯科口腔外科、婦人科、整形外科、脳神経外科、透析のシャント造設術などを行っています。
手術室看護師の看護実践は、心理的支援、麻酔看護、体位管理、体温管理、感染予防、体内異物残存防止、機器管理、マネージメントなど広範囲に渡ります。器械出し看護師と外回り看護師が多職種からなる手術チームの中で、常に患者さんを中心に協力しあい、業務にあたっています。専門性の高い知識・技術が求められるため、日々自己研鑽に努めています。
患者さんの安全・安楽・尊厳を守り、手術が円滑に進行するよう努めています。
■2階病棟
循環器・心臓血管外科疾患・脳外科疾患・下肢外科疾患のケアを担っています。創傷ケアセンターがスタートしてから、下肢血管外科の治療(手術・カテーテル)も数多く行われるようになり、他施設からの紹介も多く、透析中の方、糖尿病のある方の入院が増えています。
心臓センター外来(循環器外来)、心臓カテーテル検査室、心臓血管外科手術後の集中治療室(ICU)と、業務は多岐に渡っているため、他部署・他部門との連携、チーム医療の実践を心がけ、「笑顔で退院」を目標に看護を提供しています。
■3階東病棟
急性期病棟で治療を終え、病状が安定された施設待機の患者さん、医療依存度が高く在宅介護が困難な患者さん、終末期を病院で過ごされる患者さん、難治性の褥瘡により長期にわたって処置の継続が必要な患者さん等が入院されています。
インシデント発生時にはRCA分析を行い、安全に入院生活を送ることができるよう、特に転倒の防止に努めています。また、生活リズムを整え、アクティビティを上げるため、レクリエーションの実施や、屋外への散歩等を行い、認知症の進行予防にも努めています。いつでも、どのような方にも、よりていねいで優しい看護、介護を目指しています。
■3階西病棟
医療依存度の高い患者さん、透析患者さん、病院で終末期を迎える患者さん、認知症の患者さんが入院されています。
患者さん・ご家族を交えた定期的な療養面談と日々のカンファレンスにより、コミュ二ケーションの充実を図り、よりきめ細かい看護・介護の提供に努めています。
また、長期の入院生活においても、生活の質を高め、豊かな時間を過ごせるように、スタッフと共に四季の壁飾りを作成したり、毎月の誕生会・夏祭り・クリスマス会・餅つき大会・敬老会・節分などの行事にはご家族も一緒に参加していただき、家庭で過ごしているような時間も設けています。
■4階東病棟
脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、脳腫瘍等)および高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害の急性期後、大腿骨・骨盤・脊椎・股関節・膝関節の骨折もしくは手術後、外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症から2ヶ月以内である患者さんが入院されています。
疾患により障害を持った患者さんの生活の再構築に向けて、365日リハビリテーションを実施し、より早期の自宅復帰を目指しています。患者さん一人ひとりが、退院後の生活に見合った日常生活動作の取得ができ、不安なく生活が送れるようにサポートしていきます。
■4階西病棟
複雑化・高度化している医療現場で安全かつ質の高い看護が提供できるように、学会・院内外の研修会に積極的に参加しています。22年度はオーストラリアで開催された緩和ケア研修にも参加しています。
平成20年度からは、肺合併症予防の目的で呼吸器訓練にBiPAPを導入しました。さらに、離床のクリティカルパスを導入し、術後早期離床に向けた看護介入の実践も行っています。根拠に基づいた看護の提供を目指し、チーム一丸となって取り組んでいます。
季節感のある入院生活を過ごして頂くために、クリスマスのサプライズ回診などを医師・看護スタッフが企画し、患者さんに喜んで頂いております。
■5階東病棟
内科病棟と亜急性期病棟を担っています。
内科病棟では固定チームナーシング制をとり、メンバーが協力し合って継続した看護実践が行えるように取り組んでいます。また、ウォーキングカンファレンスという患者参加型のカンファレンス方式を導入しており、患者さんの要望や意見を取り入れ、合意を得ながらその日の看護ケアを行っています。2010年度には人工呼吸器使用患者さんの自宅退院支援の強化に向けたシステムの確立を図りました。
亜急性期病床では、プライマリーナーシング制をとっており、治療が終了した方の退院へ向けた支援を行っています。
~あなたと共に学びたい~
あなたの成長を応援します!
1.卒後教育の実施
新人看護職員研修ガイドラインに沿って実施しています。
新卒者にはプリセプターが一緒に仕事をしながら指導体制をとっています。
新卒者は一般病棟を1年6ヶ月かけてローテーションし育成します。
新卒者技術研修、卒後2年目研修、卒後10年未満研修、役職者研修を実施しています。
(新人リフレッシュ研修)
2.専門的研修の実施
教育研修委員会を中心に各委員会も協力し、タイムリーな内容(感染・医療安全・最新治療法など)の研修も数多く実施しております。
徳洲会グループ看護部主催の災害看護、オーストラリアがん看護研修をはじめ海外研修の他、各種研修会へ参加できます。
地方病院勤務であっても最先端の医療・看護を学べます。
各種学会へ参加するチャンスと費用の支援が受けられます。
認定看護師取得の支援が受けられます。
北海道から沖縄離島まで、徳洲会グループ病院でのキャリアアップ研修の機会があります。
(新人勉強会)
3.看護学生セミナー、ふれあい看護体験、職場体験
8月に看護学生実践型夏季セミナー、3月に医学生と共に学ぶインタラクティヴセミナーを開催しています。
看護の日を中心に、高校生、小学生、病院職員の看護体験を実施しています。
高校生や中学生のインターンシップ研修・職場体験も受け入れています。
既卒者(経験のある看護師)歓迎
あなたのやる気を応援します!
・地元、庄内でのお仕事を考えている看護師の皆さま、他県出身でも、映画「おくりびと」で舞台になった庄内でお仕事を希望されている看護師の皆さま、どうぞ、一度当院へ見学にいらして下さい。
・透析看護、心臓血管外科看護、創傷ケアを専門的に学びたい方、認定看護師を目指している方、応援します。
・子育て中の看護師さん、院内保育所がサポートします。安心して、仕事と子育てを両立させませんか?
研修実施日 | テーマ | 研修内容 |
---|---|---|
4月 | 院内新人研修 | 新入職員オリエンテーション |
新人集合研修 | 滅菌物の取扱、清潔不潔について | |
新人集合研修 | 血管確保・採血・注射 | |
新人集合研修 | 導尿・留置カテーテル・浣腸 | |
5月 | 新人集合研修 | 胃チューブ挿入・経管栄養 |
新人集合研修 | CV挿入介助・酸素療法・ネブライザー | |
新人集合研修 | 心電図の基礎・逝去の看護 | |
6月 | 新人基礎研修1 | トランスファーの技術・嚥下について(講義と実技) |
7月 | 新人基礎研修2 | 心電図の見方・危険な不整脈 |
東北ブロック研修I | コミュニケーションスキルを高めよう | |
リフレッシュ研修 | コミュニケーション | |
フォローアップ研修 | 振り返り、夜勤に向けて | |
8月 | 新人基礎研修3 | スキンケア・褥瘡の予防と管理 |
東北ブロック研修II | 看護倫理 “気づきから行動へ” | |
9月 | 新人基礎研修4 | 糖尿病・血糖管理 |
10月 | 院内合同フォローアップ研修 | 医療におけるコミュニケーション |
フォローアップ研修 | 危険予知KYT | |
新人基礎研修5 | 消化器系の手術と周手術期の管理・観察 管理の必要な薬剤について | |
11月 | 新人基礎研修6 | 急変時の対応(講義と実技) |
12月 | 新人基礎研修7 | 呼吸器系の基礎と呼吸管理 |
1月 | フォローアップ研修 | GW 事例検討 |
新人基礎研修8 | CKDの基礎と治療法 | |
2月 | 新人基礎研修9 | 事例のまとめ方・効果的なプレゼンの方法 |
3月 | 新人基礎研修10 | 1年のまとめ |
区分 | 看護単位 | 病床数 | 診療科 |
---|---|---|---|
一般 | 2階病棟 | 50床 | 循環器内科、心臓血管外科、脳神経外科 |
4階西病棟 | 50床 | 外科、整形外科、歯科口腔外科 | |
5階東病棟 | 一般:48床 亜急性期:12床 |
内科、亜急性期 | |
療養 | 4階東病棟 | 40床 | 回復期リハビリテーション |
3階東病棟 | 45床 | 医療保険対応 | |
3階西病棟 | 37床 | 医療保険対応 | |
その他 | 外来 | 一般外来、特診、救急外来 | |
透析センター | 61床 | 外来・入院透析 | |
手術室 | 3室 | ||
看護部長室 |
看護単位 | 一般病棟:3、療養病棟:3、その他(透析センター・手術室・外来) |
---|---|
看護方式 | チームナーシング(日々受持ち・固定チーム)、プライマリー |
勤務時間 | 週37.5時間 |
夜勤体制 | 一般病棟:3交替、療養病棟:2交替 |
日勤 | 8:30~17:00 |
準夜勤 | 16:30~1:00 |
深夜勤 | 0:30~9:00 |
庄内余目病院のホームページにアクセスありがとうございます。
当院は、一般病棟、療養病棟、回復期リハビリテーション病棟で、全病床数324床の急性期から慢性期までの病院です。急性期病棟では、PCI、開心術、腹部鏡視下手術、創傷ケアなどが積極的に行われ、また回復期リハビリ病棟や療養病棟では、患者さん個々のQOLを考え在宅に向けたチームアプローチを展開しております。その他、県内でも有数の規模を誇る透析センター、下肢の糖尿病性病変、閉塞性動脈硬化症の患者さんを中心とした創傷ケアセンターなど専門的な医療・看護を提供しております。
当院看護部の理念・方針である「心にとどく看護」を共に実践してみませんか?