「地域に根ざし慈愛に満ちた医療をめざす」の理念に基づき、急性期から慢性期の医療までさらに高齢者や障害者の福祉に至るまで、地域に開かれた病院です。
2010年10月から井上洋一郎前院長の後任として院長職を預かりました。大任に身が引き締まる思いです。私一人では微力ですが、井上副理事長と溝江副院長の力を合わせてやっていこうと思っています。地域医療の河畔病院の役割を意識しつつ、地域に貢献していきたいと考えています。
院長 古賀壽男
「安全確保の手順の整備」
昭和29年 | 10月 | 唐津保養院 開設(25 床) |
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38年 | 7月 | 野球部 発足 |
46年 | 8月 | 管理棟、病棟増築(326 床) |
47年 | 10月 | 病院機関紙 松籟 発刊 |
48年 | 8月 | 厚生施設付属保育園 開設 |
49年 | 10月 | 女子寮 新設 |
53年 | 11月 | 医療法人 唐津保養院へ法人化(理事長 井上安郎) |
54年 | 10月 | 病院歌 発表 |
56年 | 10月 | 医療法人 松籟会へ名称変更 |
57年 | 11月 | 医療法人 松籟会 河畔病院 開設 |
59年 | 3月 | 松籟会付属保育園 新築 |
60年 | 11月 | 精神科作業療法 開始 |
平成元年 | 7月 | 医療法人松籟会 井上克己 理事長就任 |
11月 | 老人性認知症疾患センター 開所 | |
3年 | 5月 | 訪問看護 開始 |
6年 | 1月 | 基準看護精神特1類(1)認可 |
10年 | 4月 | 医療法人松籟会 介護老人保健施設ケアハイツ虹 開設 |
12年 | 4月 | 医療法人松籟会 唐津保養院 井上素仁 院長就任 |
16年 | 11月 | 改築により 294 床 |
18年 | 10月 | 精神科デイケア 開始 |
22年 | 12月 | 唐津保養院から松籟病院へ名称変更 改築により 270 床 |
医療法人松籟会 河畔病院 〒847-0021 佐賀県唐津市松南町2-55
TEL:0955-77-2611 FAX:0955-77-2722
E-mail:kahan@shouraikai.jp URL:http://www.shouraikai.jp/
医療法人松籟会 松籟病院 〒847-0022 佐賀県唐津市鏡4304-1
TEL 0955-77-1011 FAX 0955-77-2734
医療法人松籟会 ケアハイツ虹 〒849-5122 佐賀県唐津市浜玉町横田下177番
TEL:0955-56-2572 FAX:0955-56-2574
1.安全・質を重視したケア
2.チーム医療のよき担い手となる
医療過誤・院内感染の防止に努め、個々のレベルアップを推進する
看護部マニュアルの整備
1.安全な看護、介護の提供ができる
2.目標の課題に向けた活動を展開できる
月 | 内容 |
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4月 | 時間外勉強会について、外来目標を決める |
5月 | 接遇について |
6月 | ドック健診について |
7月 | 糖尿病薬剤について |
8月 | 大腸カメラについて |
9月 | マニュアル作成 |
10月 | 出張の報告 |
11月 | ビデオ学習 |
12月 | 褥瘡について |
1月 | 頭部画像 |
2月 | 訪問看護の流れ |
3月 | 年間反省 |
知識・技術を習得することにより、安全な看護が提供できる
一生をかけて出来る仕事を見つけたいという気持ちがありました。幼少期のときの話になりますが、何かあったときに家族全員が診てもらえる「かかりつけ医」がいまして、そこで働いている看護師さんたちの姿を見ていて、自分も看護師という資格を取って、一生をかけて患者さんと接しながら働ける看護師になりたいと思いました。
以前の勤務先の松籟病院も河畔病院も自宅からすぐ近くにあり、なおかつ院内に託児所もありましたので、こちらで働くことに決めました。子どもを出産し、育児をしながらも看護師として働けるという自分のポリシーを貫くことがこの病院では可能だと思ったからです。やはり一番大きいのは、子どもを他のところに預けずに病院内に預けて働けるというところですね。
看護部は暖かな楽しい雰囲気です。私自身が仕事は楽しくやらないといけないと思っていますので、そういう雰囲気作りや協調性を持ったスタッフの育成を目指しています。それは浸透してきていますので、人間関係が原因で辞めていくことはほとんどないですね。現在、看護部だけで144人のスタッフがいますが、全員が協力し合い、協調性と仲間意識を持っていると思っています。
福利厚生についてですが、産前産後休暇、育児休暇がしっかり取れる体制があり、妊娠8ヶ月で夜勤免除など、様々なフォロー体制を整えています。
当院では特に医療安全に重点を置いています。院内感染にも注意し、基本的な看護をしっかりと勉強できる教育プログラムという特徴があります。また、知識を広めていく為に毎月1回時間内の看護研修会(集合教育)及び、各看護単位での時間外勉強会を設けています。教育プログラムとしては、基本的な看護知識、技術、態度を習得し、臨床看護実践能力の向上を図ることを目的としています。
当院には今のところまだいませんが、今月から1人が緩和ケアの認定看護師を当院から初めて目指すことになりました。今後は感染管理の認定看護師も視野に入れて、徐々に増やしていきたいですね。認定看護師の取得には全面的にバックアップしていきます。実務経験5年以上で意欲を持った方に是非チャレンジしてほしいですね。
目的意識を持ち、意欲的に勉強をされた方であれば、将来的にそういうところまで目指していってほしいと思います。仮に特定看護師という資格ができれば、医師の負担軽減にもなり、医師と連携、協力し合っていくことで患者さんのためになるのではないでしょうか。体制を整えるまでにまだまだ時間がかかるでしょうが、そういったレベルのところまで到達できる看護師であれば素晴らしいことだと考えています。
当院は急性期から慢性期、在宅までトータル的な医療ケアや訪問看護も行っていますので、色々な疾患の患者さんと接することができます。佐賀県内では、現在のところ緩和ケア病棟は当院も含めて3病院しかなく、終末期医療に関しても非常に力を入れています。看護師はほぼ充足はしていますが、近い将来、現状の配置基準10:1から7:1を取得していくための増員を考えています。
当院で求める看護師としては協調性があり、人とのつながりを大切にし、人と接することが好きな方です。「チーム医療」をテーマとして取り組み、様々な職種との連携を目指していますので、そこを念頭に置き、しっかりとした勉強の意欲を持った人が来てほしいですね。引き続き、募集は続行しますので、詳細は求人票をご覧ください。
しっかりと学習意欲、協調性を持つことです。当院が必要としているのは患者さんを大事にして、いかに日常生活に戻してあげられるかということを考えきれるかというところです。
同じ看護師という資格を持っていても、自分がやりたい看護というものをそれぞれが持っていると思うんですね。急性期が合う人もいれば、療養病棟が合う人もいます。ずっと同じところというわけにはいかないとは思いますが、本人がやりたい看護の展開が可能な場面を提供できるのが当院の一番のメリットです。それぞれがやりたい看護を提供できる場面を与え、そこで色々な勉強ができる体制がありますので、学習意欲や協調性のある方のご応募をお待ちしています。
総病床数:187床
・1病棟(一般病棟)…60床
・2病棟(回復期リハビリ病棟)…37床
・3病棟(特殊疾患一般病棟)…35床
・5病棟(療養病棟)…37床
・6病棟(緩和ケア病棟「花音」)…18床
【スタッフ】
濱尻:結婚して唐津に来たのですが、知り合いからの紹介で入職することになりました。病院のタイプなどはあまり気にしていなかったので、自宅に近くて、院内に託児所があるというところが決め手となりました。
井出:河畔病院のある唐津市の隣の伊万里市に住んでいます。生まれてからずっと伊万里市で過ごしてきましたので、心機一転で少し新しい目線で隣の唐津市で働いてみたかったんですね。そこで、唐津市の中でも中核的な存在である河畔病院で働いてみたいと思いました。
濱尻:とにかく皆の人柄がいいことが一番です。分からないことがあっても聞きやすいですし、困ったことや手伝ってほしいことがあったときに聞きやすい雰囲気なのがいいですね。
井出:看護学生時代に勤めていた伊万里市のクリニックでは医師の診察の介助が主な仕事でした。河畔病院は混合型の病院であり、私のいる療養病棟はとても忙しいです。でも、その中で周りのスタッフが笑顔を絶やさずに仕事をしているのですごいなと思いながら、私自身も頑張っています。
濱尻:内科と外科と脳神経外科と整形外科の混合の急性期病棟で働いていますので、術後管理と緊急入院などの患者さんの対応が重なったときは大変です。特に夜勤帯にそういったことが重なることが多いんですよ。でも、そういうときも皆の人柄の良さが発揮され、協力して乗り越えられるのでいいなと思っています。
井出:急性期の治療を終えた患者さんが療養病棟にいらっしゃいますが、そういう患者さんは状態を維持するのが大事ですので、患者さんごとに合わせて看護やケアを行っていくのが大変ですね。
濱尻:相談しやすく、話しやすい雰囲気はすごくありますね。医師に対しても患者さんのことなどを伝えやすいですし、気軽に声をかけられる関係にあります。職場環境としては、託児所があるので、小さい子どものいる私にはメリットが大きいです。3交替制で、月に深夜4回、準夜4回くらいの夜勤に入っていますが、子どもを同じ施設内に預けて安心して働けるので、職場環境には恵まれていると思います。
井出:私のいる病棟は年齢が比較的若い看護師が多いし、看護学生さんも勤務していますので、明るい雰囲気です。不安に思ったことや学びたいことを医師や看護師長にすぐに質問ができる雰囲気なのもいいですね。
濱尻:中途採用で入って来られる方が慣れないうちは1人から2人ぐらい多めにスタッフを配置してあります。それで1対1で教えることができるような体制があります。慣れてきてからも、チーム全体として細々としたことや些細な疑問となどもその都度、聞き、すぐに解決できる体制になっています。
濱尻:院内研修もあるし、月に1回は病棟勉強会を行っています。病棟勉強会は、病棟内で係になった人が調べて発表したり、外部の講師を呼んだり、医師に入ってもらったりして行われますので、大変勉強になっています。
井出:新人の頃は院内外の勉強会や病棟の勉強会でまず学び、全病棟を1日ごとにローテートするシステムがあります。これは仕事を覚えるのではなく、病院全体を見るという狙いがあります。教育というよりも、働いている病院のことをよく知って理解するという意味で、大変勉強になりました。
濱尻:私は河畔病院に就職できて、本当に良かったです。混合病棟には大変なところももちろんあるのですが、内科しかない病棟であれば外科のことは全く知らないし、脳神経外科の現場の様子を見ることもないと思うんですね。しかし、当院であれば、混合病棟ならではの現場を見て、学ぶことができますので、多くのことが勉強できるという意味でとても良い病院です。
井出:明るく元気な職場ですので、是非一緒に働きたいです。混合病棟では様々な疾患の患者さんの看護が学べるということのほかに、特殊疾患の病棟と緩和ケア病棟もあるので、将来的にはそういう特殊な病棟でも勉強していける環境があると思います。