vol.42
医療法人一陽会 天草セントラル病院
当法人グループでは施設内医療から在宅まで、医療と福祉を総合的に地域住民の皆様に提供しています。当院は老人医療が中心になりますが、最良の医療・福祉を提供するため、医師を中心にスタッフ一同、前向きに取り組んでおります。施設なども充実し、働きやすい環境も整っております。快適な設備と温暖な気候の中で、より家族らしさを失わず、あたたかい気持ちで看護・介護に努めています。
限りなき前進を、そして愛を!
Ever Onwards, Providing Tomorrow With Love.
一陽会グループの全ての医療機関は、医療の中心は皆様であり
医療が皆様との信頼関係に成り立つことを認識して
皆様に下記の権利と責任があることを確認します。
1945年 8月 | 新谷医院開業 | |
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1982年12月 | 天草セントラル病院開業 | |
1992年 8月 | 天草厚生病院グループ加入 | |
12月 | 老人保健施設・ブルーマリン天草開業 | |
天草訪問看護ステーション開業 | ||
1993年 1月 | 五和町在宅介護支援センター開業 | |
1996年 4月 | 厚生訪問看護ステーション開業 | |
1998年11月 | 老人保健施設・ケアハウスかんな開業 | |
2000年 4月 | ヘルパーステーションなぎ開業 | |
厚生ヘルパーステーション開業 | ||
2003年 3月 | 厚生クリニック開業 |
人間としての尊厳及び権利を尊重し、個々のニーズに応え、質の高い看護、介護サービスを提供します。
当院は療養型の病院で、ほとんどの患者様が高齢者で、認知症や寝たきりの患者様も多いです。しかし、患者様がどのような状態になっても、人間としての尊厳や権利は尊重されなければならないと強く思っています。
一陽会グループの理念である「限りなき前進を、そして愛を!」のもと、人間尊重に基づいた専門的な知識と技術力、ならびに人間的な暖かさのある気配りが出来る人を目指し、地域の方々に信頼され、喜ばれる看護の提供に努めています。
「理念と基本方針を9月に改定しました。理由は、以前の理念は主に入院や入所に関する内容であったため、一陽会グループの理念である『私たちは高齢者医療、介護及び福祉の複合集団として、つねに最高を目指します』との観点から、在宅から入院まで、どこで生活されておられようが、その方らしい生活が送れるように連携して支援しなければいけないと考えたからです。」(川辺美智代看護部長)
看護部目標を毎年定めて、これを基に各病棟計画を作成しています。看護部計画は継続することもあります。
2013年度は
・教育委員会 ・業務委員会(小委員会で接遇面を検討) ・感染予防対策委員会
・記録検討委員会 ・医療安全対策委員会 ・褥瘡予防対策委員会
看護部理念を基に、その年の目標を踏まえ、教育委員である各病棟や外来の主任が年間計画を立案しています。それぞれの研修も前年度の評価を生かし、教育委員が企画、運営を行っています。そのため、今、必要とされる研修内容になっていると思います。
教育委員を中心に看護部の目標に向けて取り組んでおり、キャリア別に年間プログラムがあります。卒後1年目から3年目まではじっくりと関わり、患者様の全体を捉えて看護展開ができるように取り組んでいます。また、院外研修へも積極的に参加しています。4年目以上には自分の役割を発揮できるような場として、院内研修を企画しています。
【看護部目標】
1.記録の充実
1年を通して、高齢者の方への看護という当院の特徴を踏まえた研修プログラムを立てています。まず、集合研修として各病棟の課長による当院の理念、看護部の理念、教育計画、新人の心構えや医療安全、感染、褥瘡対策などについての研修と、プリセプターや教育担当者が講師となり、モデル人形を使った看護技術の研修を行っています。その後は、チェックリストに沿って、段階的に到達目標をクリアできるようにプリセプターや病棟職員で関わるOJTも行っています。身近にモデルとなる看護師がいて、新人のペースに合わせ、指導しているため安心できると思います。プリセプター以外の職員も『皆で新人を育てるぞ』という気持ちでいます。
【天草セントラル病院へは…】
天草空港から10分の本渡バスセンター ~ 天草セントラル病院前まで バスで25分
福岡空港から35分、熊本空港から20分で天草空港へ。天草空港より車で10分
天草に残って、できるだけ近くで、両親や祖父、祖母を支えていきたかったので、天草に残ろうと思いました。
看護師として、責任のある仕事をすることが私に本当にできるかが毎日不安だったんですが、周りの先輩看護師さんたちが優しくお声掛けしてくださったり、指導してくださったりして、少しずつ業務に慣れることができたことが良かったところです。学生時代と違って、実際に本物の患者さんと関わることで学べることが多いところも良かったですね。
まだ1年目で、自分自身の知識が少なく、薄いところが多くありますので、一日一日変化していく患者さんの状態に合わせた学習や看護技術の習得が大変です。自信もありませんので、患者さんに安心してもらえるような看護や関わり方ができるように、これからさらに頑張っていこうと思います。
分からないこともまだ多いのですが、先輩看護師のどなたでも、質問したことをしっかり教えてくださるし、聞いたこと以上のことをアドバイスしてくださるので、大変勉強になり、働きやすいです。話しかけたら、すぐに答えを返してくれますし、先輩方も「分からないことはないの」と優しく尋ねてくださり、助かっています。
今はプリセプターさんが常に近くにいらして、指導をしてくださっています。疑問点や不安に思っていることなどをすぐに解決できて、精神的にも支えられているような感じですね。技術面に関してはチェックリストがあり、今の課題や今後、達成しないといけない課題が明確にできるので、良いと思います。
新人の私でもすごく働きやすい環境です。療養型の病院なので、患者さんもほとんど高齢者ですが、色々なお話を聞かせていただきながら楽しく仕事ができています。老年期の看護を中心に、本当によく学べる環境にあると思います。
高校卒業後に看護専門学校に入学することが決まったときに、高校の進路指導の先生から、この病院の紹介をしていただき、そのときに病院の見学もさせていただきました。そのときに病院の担当者の方がすごく丁寧に説明をしてくださって、病院の中も案内してくださったので、いずれはこの病院で働いてみたいと思うようになりました。「就職するときは是非とも地元に残って」という両親からの勧めもあったので、この病院に入職を決めました。
良かったところは、すごく不慣れで、余裕のない不安な状態だった入職直後に、先輩方がよく声を掛けてくださったことです。助かりましたね。また、プリセプターの方には「困ったときはいつでも声をかけて」と言っていただいていまして、それでも最初はなかなか尋ねられないことが多かったのですが、先輩から頻繁にお声を掛けていただいた結果、段々とこちらからも聞けるようになってきました。聞いたときは丁寧に説明してくださって、勉強しながらできるようになってきたことが良かったです。
大変だったところは、1人の患者さんしか受け持たない看護学校の実習と違って、病院では何十人という患者さんが病棟にいらっしゃるので、一人一人の患者さんのお顔やお名前、病名など色々と覚えることでしょうか。知識や技術が未熟ですので、仕事に慣れることに一生懸命です。
チェック表を活用して、自分の未熟なところをプリセプターや先輩に聞いたり、できていない技術については再度先輩に見ていただいたり、チェックしていただいたりしています。そんなふうに学ぶことができますので、年ごとに上達の具合を自分で把握できる体制があるところが良いですね。
私も不安が一杯ある中で入職したのですが、この病院は病棟のスタッフの方々が温かい方ばかりで、よくお声を掛けてくださるので、とても働きやすい職場です。新人の受け入れ体制がしっかりしているので、私も一日一日がとても勉強になっていて、充実した日々を送らせていただいています。