■新体制に変わるにあたって
地域中核病院として、急性期および最先端医療を提供する医療機関を目指しているとのことですが、今後、どのような取り組みをされますか。
最新の技術と知識を持ち、経験症例数の多い安心感のある専門科を充実させていきます。これまでの病院の概念にとらわれず、より質の高い医療を提供していきます。そのためにも私が2年前まで在籍していた九州大学第二外科を始め、久留米大学からのご協力のもと、外科や内科、各科の専門医を送っていただくという取り組みにも力を入れていきます。大学病院レベルの専門医の診療を受けていただける病院として、今後は患者さんも増加することが予想されますので、スペースの確保など、スタッフの対応や外来送迎のためにも、施設の充実を行いたいと考えています。また、地域連携をより強固なものにして入院から地域に至るまでをサポートさせていただきます。
新鳥栖駅のそばに北部九州で初となる重粒子線治療施設である九州国際重粒子線がん治療センター(SAGA HIMAT)ができます。佐賀県のみならず、九州地区全域にお住まいの皆様が最先端のがん治療を九州地区にいながら受診できるという新たな選択肢をもたらすことでしょう。一番近くの病院として、是非とも協力し合っていきたいと考えています。当院で診察をし、適切な患者さんに重粒子線治療を紹介していくという中枢病院としての役割を果たしていきたいです。
■職場環境について
現場スタッフが仲良く気持ちよく仕事をする事で患者さまが安心して医療サービスを受けられるように、職場環境つくりに関してどのような取り組みをされていきますか。
理事長職に就任し、半年が経過しました。経営、管理業務が増えましたが、今まで通り診療に当たり、現場を重視することを一番に考え、日々努めています。これまで先代が築き上げてきた組織の素晴らしさを改めて実感していますね。職員の心のこもった接遇とチームワークの良さは地域の方々からも高い評価を受けていますので、これに感謝をして、自分たちのあるべき位置を自省し、最新の医療を地域の方々へ心をこめて提供するという目的への進捗状況を常に確認しながら、努力していきます。経営者になれば、診療より経営に重点を置くべきであると言われる方もいらっしゃいますが、私は現場に重点を置きたいと思っています。これは昼夜問わず診療にあたっていた父の影響を受けています。あるべき医師として現場に立ち続け、患者さん一人一人の生の声を聞き、患者さんがより心地良いと感じる病院作りに努めていきます。職員と密にコミュニケーションを取り、同じ目線で働いていきたいですね。また、地元のサッカーチーム、サガン鳥栖を応援することで、鳥栖市の青少年の育成をサポートしていきたいと考えています。
すべての人に『健康』という幸せを提供しつづける。
わたしたちは、病む人々に寄り添い、回復の促進と社会復帰を、豊かな知識と確かな技術で支援します。
看護専門職として常に最善のケア提供するために必要な知識・技術・態度の向上を図る。
■現任教育の評価を行い、専門職として自らの責任にいて継続教育に参加する。
■新入看護師に対して集合教育を行い、知識技術の習得を図る。
■看護業務マニュアルの見直しを行い、統一した手技が実施できるようにする。また、変更が生じた場合は速やかに修正を行う。
看護部として今後、どのような看護師を育てていきたいとお考えですか。
本当は看護師を続けて行きたいのに、結婚、出産、育児など家庭の事情で辞めざるを得なくなり、そのまま復職できず、潜在看護師になってしまっている方が多いと聞きます。今村病院としては、そういった方々が復職するきっかけになれればいいなと思っています。今はまだ、新人看護師を育成していくことに専念していますので、新人が成長して後輩の指導に専念できるだけの人員を確保することが先決ですね。それが実現したら、次は復職支援などにも積極的に取り組んでいきたいです。潜在看護師のための復職支援セミナーや短期間でのトライアル勤務などに取り組めたらいいですね。
就業可能年齢に関しても、政府は65歳までを就業可能の年齢として打ち出していますが、65歳は看護師としてまだまだ若いですよ。70歳ぐらいまで働けるんですから、そういう方々の知識や経験を次世代の看護師育成のために活かす仕組みを考えていく必要がありますね。60歳ぐらいまで現役で働いて、それから先は後輩育成のための人材として病院が指導していけばいいでしょう。潜在看護師の中から現場で働く人、指導要員として人間的な教育をしていく人とを選別して採用していくなどですね。そういった取り組みが今後の課題ではないでしょうか。そのためにも多くの新しい人を迎え入れて、体制を充実させていかなければならないと思っています。
半年ほど前に新看護部長として就任されたとのことですが、就任されてから新しく取り組まれたことを教えてください。
勉強会に関してですが、基本的に勤務時間内にするようにしています。勉強会で学んだことを1日以内に経験することでしっかりと覚えることができるからです。現在はこの勉強会を週に2回、実施しています。今村病院では看護助手の方々の活躍にとても助けられています。半分以上が社会福祉士などですが、そういった方々への看護技術の講義も行っています。ほかにも衛星放送による看護技術の講座の配信もしています。前年度に看護講習に出席した看護師からの伝達講習も積極的に行っています。
研修に関しては、気持ちよく出席できるようにしています。今年からは看護教育の一環として、図書を充実させているところです。勤務体系も改善しましたし、業務環境に関しても改善できることは改善しています。外来看護師からですが、一人一人のポケットに消毒薬を携帯するという取り組みを行いましたが、これは監査機関より高評価を頂きました。
また、メンタルサポートを目的に職員のための相談室を開設しました。院内で相談役を5人選定しまして、窓口を開設して、話を聞くといった程度です。専門的な相談が必要であれば、カウンセリングを受けさせたり、病院を紹介したりします。ハラスメントの相談などにも対応しています。
以前は看護学校で教員をしていました。これから社会人、看護師として、新しい時代を担っていく子たちに何かを託そうと、日々奔走していましたが、毎日が新しい経験でしたし、毎日が戦いでしたね。しかし、最近の学生実習は昔とは異なり、看護免許を持っていないからという法律的な理由で、ほとんどのことを行えなくなってしまっているんです。これでは何もできない看護師しか育成できません。仕方ないとは言え、私は知識面以外の技術的な面を習得した有能な看護師を育てるには学校では限界があると感じていました。そこへ、今の新理事長から、教員ではなく、看護師として今村病院で働いてくれないかとお誘いをいただいたんです。有能な看護師を育成するには臨床の現場しかないと思っていた私には絶好の機会でした。また、新理事長の人柄や病院に対する理念に感銘を受け、長年、教員として看護学生たちを育成することに心血を注いできましたが、今度は臨床の現場で医療の将来を担っていく人材の指導に従事していきたいという新しい信念を胸に、今村病院に入職することを決心ました。
今村病院の良いところはとにかく人間関係がとても良いということですね。また、ワーク・ライフ・バランスという点で、女性の生活を大切にしながら働くことができます。結婚、出産、育児に関しての協力体制、受け入れ体制は非常に整っています。先輩看護師も出産を経験したときに先輩に助けられてきていますから、この歴史がずっと継承されているわけなんです。業務の流れ、進め方というものは病院によって違うものですから、それを最初から覚えて行くことは至難の業です。しかし、そんな心配はここではいりません。きっと仕事で緊張していても、不安に思う前に、周りの誰かしらが助けてくれます。仮に失敗をしたとしても、誰かしらがフォローして、支えてくれます。働いてみると、さらに実感していただけると思いますが、本当に皆が自然な空気で支え合っているので、患者さんと向き合ううえでとても心強いと、皆が口を揃えて言っていますね。そういった皆で培ってきた良いものは大切にして、これからも変わることなく次の世代に継承していきたいですね。
しかし、それだけでは病院として更なる成長をしていけません。地域の中核病院として、日々進化し続けている医療業界の流れに病院全体として柔軟に対応していけるように、新しい価値観や取り組みも積極的に取り入れていきたいです。そうすることで最先端医療に合った看護部を創っていかないといけないと思っています。先輩方から受け継いだ良い部分とこれからのスタッフ全員で作り上げていく良い部分とをバランスよく融合させて、新しい看護部を創っていくのが今の私の使命ではないでしょうか。やはり、日々戦いなんですね(笑)。
現在、看護部にとても優しくて面白い副部長がいます。私はまだ看護部長になったばかりなんですが、副部長は今村病院のことに関しては何でも知っていますので、かなり助けてもらっています。各セクションの看護師の支え合いもありますが、副部長の支えは大きいです。仕事ですので、厳しく指導するときもありますが、そういうときは副部長がバランスをとって、周りのスタッフが相談に乗ってくれたりしてくれる環境があります。
新卒の看護師の方は看護技術やコミュニケーションに不安があると思いますが、そういったことは一切心配いりません。技術は先輩看護師が一つ一つ丁寧に教えてくれますし、業務に関しては自分のペースに合わせたステップアップが可能です。皆が愛情深い優しいスタッフばかりですので、どうぞ見学にお越しください。
中途採用の方は慣れない環境で不安も多いでしょうし、基本的な業務に関しても、「いまさら聞けない」と思ってしまいがちですが、何でも相談役に聞いてください。皆が同じ経験をしていますので、安心してください。新天地として一からスタートしたい方、新しい環境でやり直したい方にはもってこいの環境です。一緒に楽しく働きましょう。
福岡県の皆さんは、鳥栖と聞くと、佐賀ですので遠い場所だと思われがちですが、実はとても近いんです。博多駅からはJR快速で20分で着きます。育児をしながら通勤している人もいますが、東区の和白からでも30分少ししかかかりません。来年3月に新鳥栖駅が完成すれば、博多からは新幹線でたったの10分です。久留米市、筑紫野市、大宰府市、大野城市、春日市、福岡市南区、福岡市博多区などは通勤可能な範囲ですので、20分から1時間以内の通勤が可能であれば、是非、ご検討ください。
■東急性期病棟(7:1看護配置 60床)
東急性期病棟は治療や検査の期間を入院生活の主とする病棟です。入院の目的は各々異なりますが、手術や数々の検査、点滴などを行っているため、所属するスタッフも多く、活気ある病棟です。入院されて不安や戸惑い等を少しでも軽くできるよう、看護師、介護士ともに快適な環境づくりを提供いたします。
■西急性期病棟(7:1看護配置 30床)
西急性期病棟は病気の診断・治療を主とする病棟です。高齢者の急性期治療を中心に入院中の日常生活の自立援助を行いながら、社会復帰へ取り組んでいます。
■回復期リハビリ病棟(44床)
発症2ヶ月以内の脳梗塞や大腿骨の骨折等、早期にリハビリが必要な患者様に対して家庭復帰のお手伝いをする病棟です。
専任の医師、専従の理学療法士、作業療法士が配属されており、看護師等と共にひとりひとりの患者さまにあたったり、リハビリテーションプログラムを作成し、取り込んでいます。
楽しみながらリハビリにつなげられるよう病棟内で工作やゲーム等のレクリエーションも取り入れ、寝たきりの防止、日常生活動作能力の向上に努めています。
■療養病棟(25:1看護配置 45床)
療養病棟は自宅退院や施設入所までの日常生活援助を通し、社会復帰支援を行っている病棟です。 アメニティには生花や季節のものを飾り、又、病棟レクリエーションを通して入院中でも季節を感じていただき、楽しみながら社会復帰を目指しています。
結婚が決まり、故郷の鳥栖に帰ることになったのがきっかけです。
以前は手術室やICUでの勤務だったので、患者さんと話すということがありませんでしたが、今は毎日、患者さんと会話ができることがとても楽しいです。
以前の関東の病院と比べると、皆さん、温かいですね。また看護師同士の連携が非常に取れているので、とても働きやすいです。
今村病院は新しいスタッフの受け入れ体制がとても充実しています。私は中途採用なので、看護師としての経験はあっても、今村病院での勤務は初めてです。そこで、ここでの接遇や作法などに関しては一つ一つ丁寧に細かく教えていただきました。「中途だから」、「経験があるから」という理由で、「業務に関しては当然分かっているだろう」と思われてしまい、分からないことがあっても教えてもらえない、聞くことができないという悩みを抱えている看護師が多いと聞きますが、この病院はそういったことがないですね。いつも細かい配慮があり、先輩から「大丈夫?」、「理解できてる?」と、サポートしていただけます。また、看護部長がとても熱心な方なので、定期的に勉強会を開催していただいたりして、支えていただきました。
看護師としての経験は長くても、新しい環境で再スタートされる方、ブランクがあるけど、復職して、もう一度やり直したい方、結婚などで新しい土地に飛び込んでいく方など、どんな条件の方でも、自信を持って働くことが可能な職場環境が整っています。また、失敗をしたとしても、周りのスタッフが常に支えてくれているので、自信を喪失するようなことがないという安心感があります。
2歳と生後半年の子どもがいたのですが、12年前の当時は今村病院には全国でも珍しく、託児所があったので、入職を決意しました。現在は託児所はありませんが、保育補助手当が出るので皆、地域の保育園に預けています。
現在、私は外来勤務ですが、内科、外科、整形、救急、手術室、化学療法など幅広い科目の診療などにも携わることができるので、色々と学べますし、毎日が新鮮で刺激的です。
最近は、医療の進歩や変化が早くなってきていますよね。それまで当たり前に行動していたことでも、すぐに当たり前でなくなってしまうので、日々の勉強が必要です。気が抜けないという点では非常に大変ですね。
また、これは以前の話ですが、手術室勤務をしていた頃、手術などが長引いたりすると、帰りが深夜になったり、何時に帰れるか予想がつかったりすることがほとんどだったので、その都度、両親に面倒を見てもらったりして、負担をかけた時期がありました。スタッフや病院のサポートがあったからこそ、なんとかやってこられましたが、もしもサポート体制が整っていなかったとしたら、勤務を続けられてはいなかったと思います。
子育てに関して言うと、家族の協力はもちろんのことですが、何かあったときの交代要員や勤務時間の調整など、スタッフ間の協力があったので、精神的にもとても助かりました。今村病院は仕事と子育ての両立に関しては万全の体制が整っていますので、子どものいる人のほとんどが辞めずに勤務を続けています。
教育体制について教えてください。
最近の医療の進歩による治療方法や技術の変化により、看護師の教育内容も昔と違って、随分と変化しています。看護部長が新しく変わった現在はそういった環境の変化に合わせた勉強会なども定期的に行い、新しいことに順応した取り組みに積極的に挑戦しています。そういった体制があるからこそ、職員全員が柔軟な頭を持って対応できますし、以前に比べて全体の意識が高くなったと思います。
現在、転職を考えている方へメッセージをお願いします。
新しく外来棟も建て代わる予定がありますし、将来、幅広く様々な診療や処置に携わることができるようになります。そういった意味でも、ここでの仕事はとてもやり甲斐があると思います。興味のある方はまずは見学にいらしてください。
入職したきっかけを教えてください。
今村病院は鳥栖の中核病院として機能しているという評判を知っていたので、「そんな病院で私も一度働いてみたいなあ」と思っていました。しかし私は急性期病院では整形外科しか経験がなく、さらに、ここに入職する以前は長い期間、療養型病棟に勤務していたんですね。勤務内容も異なりますし、急性期で働くには不安があり、なかなか一歩を踏み出せないでいました。でも、「急性期病院で働いて、色々なことを勉強したい」という本来の夢をどうしても実現したかったので、勇気を出して飛び込んでみました。
働いてみて、良かったと思う点を教えてください。
入職当時はやはりものすごく不安でしたし、毎日、緊張の連続でした。しかし、先輩方がどんなことでも一つずつ丁寧に教えてくれたので、業務に関してあまり悩むこともなく、すぐ覚えることができました。しかし、頭で分かっていることと実際に動くこととでは勝手が違いましたし、今までの経験があるだけに、うまく仕事ができない自分に苛立ったり、落ち込むこともありました。そういった苦労はありましたが、1週間ほど先に入っていた同僚や周りの先輩方の細やかなフォローや支えがあったおかげで、途中で諦めず、ここまで勤務を続けられました。そういった受け入れ体制が充実しているのは今村病院の素晴らしいところですし、入職して良かったと思っています。
職場環境について教えてください。
職員同士はもちろん、患者さんとの人間関係もとても良いので働きやすいです。また、療養病棟は高齢の患者さんが多いので、毎日の仕事の中で人生経験の豊富な患者さんと色々な話をして得られるものがとても多く、勉強になります。それとやはり「ありがとう」という言葉や患者さん一人一人の笑顔は何にも変えられない喜びの一つです。
現在、転職を考えている方へメッセージをお願いします。
新しい職場では緊張や不安で足踏みすることが多いと思いますが、今村病院は新しく入ってこられる方の受け入れ体制はとても整っていますし、スタッフ全員が本当に親切な人ばかりなので、勇気を出して一歩を踏み出してもらえればなと思います。どんな方でも安心して働ける環境がここにはあります。
入職したきっかけを教えてください。
以前、民間の紹介会社に登録していて、夜勤専門のアルバイトが可能な病院を探していたら、「今村病院はすごくお勧めです」と紹介を受けました。当時は福岡に住んでいたので、通勤に関しては「少し遠いかな」と思いましたが、鳥栖は福岡市に隣接していて、博多駅からもJR快速で20分と、非常にアクセスが良いので、見学に来てみました。見学後、面接をしていただいた看護副部長がとてもユーモアがあり、面白い方で、印象がとても良かったのを覚えています。病棟見学をした際も、病棟の看護師さんは非常に気さくな方が多く、雰囲気がとても良いと感じ、迷わずこの病院に入職しました。また、面接の際に感じたように、入職してからも、皆さん非常に明るく、親切で面白い方ばかりで、病棟の雰囲気がとても良かったので、非常勤で1年した後に常勤職員としての勤務を希望しました。現在は久留米に住んでいますが、久留米からもアクセスが良いので、問題なく勤務を続けています。
働いてみて良かったと思う点を教えてください。
もうすぐ2歳になる子どもの初めての育児中で、不安なことだらけです。でも、今村病院には母親としての先輩がたくさんいらっしゃるので、本当に何でも気軽に相談できますし、アドバイスも色々といただけますので、ストレスを溜めることなく、気持ち良く仕事に専念できています。
働いていて大変だと思う点を教えてください。
以前は配置基準が10:1だったので、看護師の負担がとても大きかったですが、今は7:1になったので、一人一人の負担が減り、随分と楽になりました。現在はスタッフも充実していますし、スタッフ同士が常に支え合って、仕事を進めることができる環境があるので、とても働きやすいです。これに関しては今も昔も変わっていません。現在も妊娠しているスタッフがいますが、周りのサポート体制が整っていますし、病院としても受け入れ体制が充実しているので、出産、育児に関しても、安心して働けます。
現在、転職を考えている方へメッセージをお願いします。
転職する際に、託児所の有無を気にされる方が多いと思いますが、託児所の有無は気にされなくてもいいのではないでしょうか。病院の託児所よりもその地域にある保育所の方が安心して子供を任せることができますし、関わる行事も楽しく、お母さんの負担も少ないです。それよりも、結婚、出産、育児に関してどれくらいサポートできる体制が病院に整っているかを気にされた方がいいですね。毎日の業務上での負担を想像してみてください。サポート体制が整っていなければ、託児所があっても全く意味がありません。そういった面では、今村病院は結婚、出産、育児を経て勤務を続けている方が多いですし、周りのスタッフや病院としてのサポート体制が整っているので、何の問題もありません。育児をしながらでもストレスを溜めることなく、活き活きと仕事ができますよ(笑)。
入職したきっかけを教えてください。
東京に10数年住んでいて、地元である九州に帰るかどうかを迷っていました。今村病院が初の転職先だったわけですが、まずは家から近いというのが条件でした。また病棟勤務をしたいという希望があったので、地元の大きな病院である今村病院に応募しました。
働いてみて、良かったと思う点を教えてください。
以前の病院では結婚、出産、育児などで家庭の環境が変わると、勤務を続けたくても続けられないという困難がありましたが、今村病院では結婚、出産、育児をしながらでも長く勤務を続けている方が多いのが特徴です。子どもが小さいときは突然の病気などで休まざるを得ない事情が頻繁に出てきますが、今村病院ではスタッフ全員でフォローしながら勤務できる協力体制が整っているので、安心して働けるのがとても良いところだと思います。
地域医療という点でも、地元の患者さんが多く、今までと違った新しいやり甲斐を感じています。大学病院では入院期間しか患者さんを看られなかったのですが、ここでは患者さんが入院して、治療をして、地域に帰っていくところまで全てにおいてサポートでき、地域に密着した看護が出来るという点で新しい経験が出来たという意味では転職して良かったです。また、そのためのフォロー体制が整っているので、不安なく仕事を覚えていくことができるところが今村病院の良いところですね。私は11年勤務していますが、昔に比べ、診療科目も病床数も増えました。長く勤務して、病院と一緒に成長してこられたという点も良かったなと思います。
職場環境について教えてください。
私は大学病院の経験しかない状態で転職しましたが、私が勤めていた大学病院では点滴や採血は研修医や医師が主に行うという環境だったので、経験年数が長かっただけに、転職先では技術面で非常に不安がありました。そういった病院ごとの業務面での環境の違いで、経験年数は長くても採血などの技術面での経験がないという看護師さんは多数いらっしゃいますが、そういった方の受け入れ体制も整っています。経験者に対してもプリセプターほどではないのですが、プリセプターほどではないですが、相談役と呼ばれる先輩スタッフが必ず1人は付いてくれますし、ちょっとした細かいことでも、何でも快く相談に乗ってくれます。また、一人一人に合うスタッフをプリセプターや相談役として付けるようにしていますので、どんな方でも安心して働けます。内容に関しても、本当にしっかりと業務を覚えるまでは次に進んだりしません、個人のスピードに合わせた教育をしていくのが特徴です。また、どこまで理解をしているのかを面談で段階ごとに確認しながら進めていくので、本当は理解できていないのに次に進むといったことがほとんど発生しません。これも今村病院の良いところです。プリセプターも先輩看護師も、皆が一緒に働く仲間としてフォローしてくれる環境があります。自身の成長に自発的に専念できるので、是非一度、見学にいらしてください。肌で感じることで納得できると思います。
入職したきっかけを教えてください。
久留米市の看護学校に通っていましたが、卒業して就職先を探していたときに、友人から今村病院で働いている友人がいると聞き、話を聞かせてもらいました。その方から今村病院は人間関係がとても良く、何よりも新人教育に関してはとてもしっかりした体制が整っていると聞いたんですね。私は看護学校を出たばかりで臨床経験は一切なく、技術的な面でも当然不安だらけでしたし、働くのであれば教育体制がしっかりとしている病院がよかったので、迷わず今村病院に決めました。
働いてみて、良かったと思う点を教えてください。
プリセプターが、知識においても、技術においても、どんなことでも丁寧に細かく教えてくださったので、あまり悩むことなく、仕事を覚えることができました。知識や技術面での不安があるせいで、患者さんに声をかけたくてもかけられなかったりしたこともありましたが、その都度、プリセプターや先輩方が相談に乗ってくださったので、助かりました。私から聞きにくいことでも、「私を母親だと思って、何でも聞きなさいよ」と言っていただけたので、質問も相談もしやすかったです。
職場環境について教えてください。
今村病院ではプリセプターとの交換日記があって、そこに業務のことでも、私生活のことでも何でも相談できるんです。プリセプターが私のどんなことにでも、興味を持って聞いてくださったのですが、交換日記を書き忘れたり、出し忘れたりしてタイムリーな助言を逃がしてしまったと、後悔した事もありましたが、毎日楽しかったです。些細なことかもしれませんが、働く上で、そういったことの積み重ねが、精神的にはとても救われていたんだなと、今は実感しています。また、1カ月目、3カ月目、6カ月目と段階ごとにプリセプター会議があって、その時点での業務レベルに合わせて、「次は早出をしてみようか」とか「次は受け持ちの患者さんを持って、看護診断をしてみようか」など、自分に合ったステップアップをしていけるんですね。新人教育としては厳しい面もありますが、月日を重ねるごとに着実に成長してこられたと思います。申し送りのときに患者さんのことを聞かれたりして、頭が真っ白になることもありましたが、だからと言って、きつく指導されたりということもなく、一つ一つゆっくり確認していただける環境があるので、とても幸せですね。
現在、入職を考えている学生さんへメッセージをお願いします。
新人看護師として入職した私が感じたことは今村病院は新人の受け入れ体制が本当に充実しているということです。看護師も皆さん、温かい方ばかりなので、是非、私たちと一緒に働きましょう。