「医療法人徳洲会 東京西徳洲会病院」紹介ページ

HOSPITAL INFO ナース版

vol.23

医療法人徳洲会 東京西徳洲会病院

URL
http://www.tokyonishi-hp.or.jp/
住所
〒196-0003
東京都昭島市松原町3-1-1
TEL
042-500-4433
  • 病院の特色
  • 看護部理念
  • 教育プログラム
  • 看護責任者からのメッセージ
  • 職場訪問
  • 先輩ナースによるリアルトーク

病院の特色

最新鋭の設備で質の高い医療を提供

 東京都のほぼ中央に位置する昭島市は豊かな湧き水に恵まれ、明治以降は養蚕業や製糸業、軍需工業などが発展しました。都心への通勤圏内にあることから戦後は人口が増加し、近年は大型団地も増えたこともあって、10万都市となっています。
 東京西徳洲会病院は最新鋭の医療機器を導入し、年中無休、24時間オープンの体制で地域住民へ健康と安心な医療を提供する、地域の基幹病院です。また、海外での大規模災害などに対し緊急医療チームの派遣を行い、途上国から医師や看護師、医療スタッフを受け入れるなど、医療研修基地としての役割を果たしています。
 「私どもはがん拠点病院を目指していますので、現在、オンコロジーやゲノムといった最先端の治療も手がけています。徳洲会全体でも国際協力を惜しまず、災害に関するトレーニングを実施したり、離島や僻地医療のサポートを行っているということも大きな特徴です」(河村眞弓・副看護部長)。

東京西徳洲会病院で看護師が活躍する診療科は以下のような特徴があります。

循環器科・心臓血管外科

急性心筋梗塞(AMI)、心不全などの重症患者さんの緊急入院が多くあり、心臓血管外科術後も含め、超急性期看護が求められる。

泌尿器科・脳神経外科・口腔外科

腎移植、回腸導管、脳出血などの大きな手術の術後の看護を行うとともに、腹膜透析に関わる術前、術後、社会復帰へ向けての指導などに力を入れる。外傷性の口腔疾患や悪性腫瘍の看護も行う。

整形外科・脊椎外科・形成外科

周手術期看護がメインである。脊椎外科では手術翌日から歩行訓練を開始するなど、リハビリとの連携をとりながら、社会復帰に向けての看護に取り組む。

外科・乳腺外科・耳鼻科

緊急入院や手術が多いため、急性期看護がメインとなっている。乳腺腫瘍は医師が積極的に最新医療に取り組んでおり、手術と術後の小線源治療など、最新の医療を学ぶことができる。

内科・神経難病

筋萎縮性側索硬化症(ALS)他の難病看護とともに、一般内科の看護も行う。難病の患者さんは病室が生活の場である。少しでも快適な生活が送れるようにするには多くの看護の手を必要としている。

手術室

局所麻酔の手術から長時間におよぶ全身麻酔の手術まで、月に180例の手術を行う。病院の特性から緊急手術も多く、スタッフはオンコール体制で勤務する。腎移植もこれまでに10例行い、心臓血管外科の手術も開始した。

透析室

登録患者数は現在122名で、臨床工学技師と共働し、安全な透析を行えるように努めている。

外来(ER・DS・ATC)

救急外来、日帰り手術室、外来化学療法センターなど、幅広く活躍できる場があり、専門の科ならではの最新医療を学ぶこともできる。外来化学療法センターや日帰り手術室は仕事を持つ人や子育て中の女性など、時間がとれない患者さんに好評である。救急外来の救急車搬入数は月に約500台である。

看護部理念

徳洲会グループ理念

  • ○ 生命を安心して預けられる病院
  • ○ 健康と生活を守る病院

理念の実行方法

  • ○ 年中無休・24時間オープン
  • ○ 入院保証金・総室(大部屋)の室料差額、冷暖房費等、一切無料
  • ○ 健康保険の3割負担金も困っている人には猶予する
  • ○ 生活資金の立替・供与をする
  • ○ 患者様からの贈り物は一切受け取らない
  • ○ 医療技術・診療態度の向上にたえず努力する

「徳洲会グループでは、救急をお断りしないという方針をとっています。治療が終わって患者さんに『ありがとう』と言われ、帰っていくところを見送れるときは仕事のモチベーションが非常に高まる瞬間ですね」(河村眞弓・副看護部長)

看護部の理念

  • ○ 東京西徳洲会病院の看護職員は、高度先進医療と地域医療を担う施設の看護の専門家として責任を果たします。
  • ○ 私たちは、専門職業人として知識・技術・態度を磨き、自己研鑽し、日々向上に努めながら、患者さんの人権を尊重する看護を行います。

看護部の方針

  • 1 看護の役割と責任を自覚し、患者さんの個別性を大切にした看護を実践します。
  • 2 患者さんの社会復帰に向けて、地域医療との連携を図ります。
  • 3 研究的視点で臨床看護の質の向上を図ります。
  • 4 経営的に無駄のない看護を行います。

「どんな人でも生きる権利や毎日の生活を有意義に過ごす権利があります。そうした『生命だけは平等だ』という理念を大切にした看護を実践していきたいと考えています」(足立和子・看護部長)

教育プログラム

新人教育

 東京西徳洲会病院では、2年前からローテーション方式を取り入れた新人教育を行っている。
 「今年は内科系、外科系を3カ月ずつ回り、月の最後の週にオペ室、検査室、薬剤部といった特殊部署を回るという方法をとっています」(河村眞弓・副看護部長)。
 このローテーション方式により、範囲が限定された専門知識や技術のみを習得するのではなく、様々な医療シーンにおいて的確に対応できる能力を身につける。

●目標

4月 チェックリストに沿って基礎技術が習得できる。
5月 1部屋を受け持つことができる。
6月 リーダーの指示を受けながら検査・処置につくことができる。採血・注射が1人で出来る。
7月 先輩看護師の指導のもと、夜勤に入ることができる。
8月 夜勤メンバーになることができる。
9月 自分の得意領域・興味分野を見つけることができる。

●方法

4~7月   外科系病棟
8~10月  内科系病棟
10月~   個人面談
11月    配属
毎月    3~4日間特殊部署研修

「研修の後、相談をして配置をしますが、どうしても部署に合わない人もいます。その場合は無理強いをせずに、ローテーションで回った中から希望の部署を聞き出し、再配置すると、のびのび仕事をしてくれることが多いですね。また普段から面談シートを作り、相談したいことを書いてもらって頻繁に個別面談を行っています。こうした取り組みから、1年以内に退職する新人はゼロとなり、全体の離職率も下がってきました」(足立和子・看護部長)

潜在看護師の復職支援

 出産・育児や家族の転勤などで臨床現場を遠ざかり、復職を断念している看護師に研修を行い、復職を支援している。
 「2日間にわたるセミナーで採血や点滴、介護などの実技を行い、病棟の体験をしていただきます。お子さんがいる方は、病院内の保育所に預けて研修を受けることもできます」(足立和子・看護部長)。
 こうした研修で自信がつけば、復職に向けて準備を始めることが可能となる。常勤として復帰する人もいるが、最初は非常勤として週2~3日の勤務から始めることも可能である。
 「もう一度チャレンジしたいという方を適材適所で生かしていければいいと思っています。サポート体制も整っていますので、安心していらして下さい」(河村眞弓・副看護部長)。

看護責任者からのメッセージ

看護師を目指したきっかけ

 私はピアノが好きで、最初は保母さんになりたかったんですね。ところが、保健師にあこがれていた母が「女にも手に職を」ということで、看護師になるように勧めました。親戚の中に看護師をしている人がいて、皆の憧れの的になっていたことも大きかったのでしょう。そこで看護学科のある高校に入学したのですが、勉強を始めてみると解剖について興味が湧き、「なんて面白いんだろう」と思うようになりました。そして卒業後は母の希望通り、看護の仕事に就くことになりましたが、長く続けてこられたのは人が好きだったからだとも思っています。

自身の看護観

 看護をする中で、その人らしい生き方を側でサポートするということを重要視しています。患者さんの中には社会的地位の高い方もいれば、明日のお金にも困っているような方もいます。徳洲会グループは、「生命だけは平等だ」という理念を持っていますが、どんな人でも生きる権利や毎日の生活を有意義に過ごす権利があります。したがって、そうした理念を大切にした看護を実践していきたいと考えています。

医療人のあるべき姿

 徳洲会では救急をお断りしないという方針をとっています。若い頃は忙しい日が続くと、「どうしてうちにばかり救急車がくるの」と、不満に思ったりすることもありました。しかし、理事長に「迷いがあるときには、患者さんの立場になったらどうかを考えたらいい」と言われ、とても納得した覚えがあります。この理念は、医療人なら誰でも持っているはずのものです。世間では今、患者のたらい回しとか、医師が楽な診療科ばかりに行ってしまうといったことが話題になっていますが、それはこうした理念が忘れられているからではないでしょうか。私どもの病院では、患者さんの立場に立った「寄り添う看護」のできる看護師を育てていきたいと考えています。

看護師として働く方へのメッセージ

 徳洲会では「生命だけは平等だ」という理念を掲げ、24時間救急を受け付けています。そういった基盤の上に国際的な標準レベルの治療を行おうと、各部門のセンター化を進行中です。そのため、看護師もより深く専門的な知識を深めて、自分のものにしていける病院だと思います。また最近は大学を卒業してから看護学校に入る方がいますが、年齢制限で病院に就職できないことが多いようです。私どもではそうした方たちや、ブランクがあって復職を希望している看護師も貴重な人材として受け入れていますので、是非応募していただければと思っています。

職場訪問

循環器科・心臓血管外科(4階南)

AMI・心不全等の重症患者の緊急入院が多くあり、又心臓血管外科術後も含め超急性期看護が求められる部署ですが、スペシャリストの集団ではありません。
医師の協力もあり、皆で育てあって頑張っています。「心臓は難しそう・・・」と思わず、ここで一緒に学びませんか?

泌尿器科・脳神経外科・口腔外科(4階北)

腎移植・回腸導管・脳出血等の大きな手術があり、術後の看護を行うと共に、腹膜透析に関わる、術前・術後・社会復帰へ向けての指導等に力を入れています。
外傷性の口腔疾患や悪性腫瘍の看護も行っております。未経験者でも問題はありません、頑張るあなたを待っています。
患者様と共に「看護の充実感」を味わいましょう。

整形外科・脊椎外科・形成外科(5階南)

周手術期看護がメインです。脊椎は手術翌日から歩行訓練が開始する等リハビリとの連携を取りながら社会復帰に向けての看護に取り組んでいます。
どんどん快復され社会復帰される患者様を看る事の喜びを一緒に感じませんか?

外科・乳腺外科・耳鼻科(5階北)

緊急入院が多く、手術も多い為、急性期看護がメインの病棟です。忙しい業務の中でも、「思いやりの看護」を忘れないよう努力しています。
乳腺腫瘍は、医師が積極的に最新医療に取り組んでおり、手術と術後の小線源治療等最新の医療を学ぶ事が出来ます。是非一緒に外科看護を学びませんか?

内科・神経難病(6階南)

ALS他の難病看護を行いながら、一般内科の看護も行っています。
難病の患者様には、病室が生活の場となります。少しでも安心した生活が送れるようにするには、たくさんの看護の手が必要です。内科も高齢者が多くなっており、手厚い看護が必要です。皆様の看護の手(力)を、是非当院に貸してください。

手術室

局所麻酔の手術から、長時間に及ぶ全身麻酔の手術まで月間180例の手術を行っております。病院の特性から、緊急手術も多くありオンコール体制で頑張っております。
腎移植も現在までに6例行い、最近心臓血管外科の手術も開始しました。未経験者でも丁寧に教えますので、心配要りません。
手術室看護に興味のある方、お待ちしております。

透析室

現在登録患者数は122名で、毎日少ない人員ですが臨床工学技士の協力のもと、安全な透析をおこなうよう頑張っております。
透析未経験者でも大丈夫!!短時間のパート勤務もOKです。
一緒に頑張りましょう。

外来(ER・DS・ARC)

外来は、救急外来、日帰り手術室、外来化学療法センター等幅広く活躍できる場があります。
専門の科ならではの最新医療を学ぶ事もできます。外来化学療法センターでは、入院するこなく、生活の場を家庭にしながら、治療を続ける事ができます。
日帰り手術室も、入院することなくその日のうちに家に帰れるので、仕事を持った方や、子育て中の方等時間が取れない方にも好評です。救急外来には、月間500台の救急車が入ります。
緊急カテや、アンギオ介助、内視鏡でもあなたの力が発揮できるはずです。是非一緒に頑張りましょう。非常勤でもOKです。

先輩ナースによるリアルトーク

五十嵐妙

現在のお仕事の内容は、どういったものですか?

 整形外科では大腿骨頚部骨折の方が多いのですが、手術の翌日には車椅子に乗って動かれたりしますし、できるだけ早く退院できるようにお世話しています。一人暮らしで歩行が困難、なおかつ認知症を患っている患者さんもいらっしゃいますので、そういう場合はMSWと連携をとるようにしています。
 具体的な日々の業務としては、手術の準備と術後の経過観察や、リハビリのお手伝いなどです。入院患者さんは日中、起きていれば、夜はぐっすり眠れます。そのため日中は病棟でできるだけ関わりを持ったりもしています。

東京西徳洲会病院を希望して移られた理由をお聞かせください。

 以前、同じグループ病院にいたのですが、こちらの病院へ一時、応援で来たことがありました。そのときにスタッフがとても明るく、病院全体の雰囲気もよかったので、転勤したいと申し出ました。

こちらの病院で新たな発見などはありましたか?

 形成外科は全く初めてだったので、参考書を集めて一から勉強しています。整形外科は以前にも経験がありましたが、先生によって患者さんの経過がかなり異なりますね。東京西徳洲会病院だと、大きな手術の翌日にはもう動かれますし、経過が非常に早いので、新鮮な感じがしています。

伊藤真理子

所属されている病棟の特色を教えていただけますか?

 脳神経外科では一般的なオペの他に、4月からtPAという治療方法を取り入れています。泌尿器科では腎移植や腹膜透析が非常に多いですね。急性期病棟なので入退院が激しく、患者さんも入れ替り立ち替りという感じですが、短い期間でもよりよい入院生活を送れるように、できるだけ患者さんの側に行くことを心がけています。

脳外科では退院後のリハビリへの引継ぎに、気を遣われたりしますか?

 急性期だと1~2週間で状況が大分変わりますが、そのときからリハビリをするための病院を探そうと思っても、すぐに見つからない場合があります。ですから、先生も一緒になって、入院したときからすぐにMSWに相談し、受け入れ先を決めるようにしています。

東京西徳洲会病院で働いてみて、感想はいかがですか?

 脳神経外科と泌尿器科は私にとって全く初めての経験で、分からないことだらけで不安もありました。しかし、4北のスタッフが、皆で病棟を盛り立てようという意識を持っているので、非常に働きやすいです。師長さんも何かと相談に乗ってくださるので、心強いですね。

将来の目標をお聞かせ下さい。

 いずれは管理職としての認定を取ろうと思っていましたが、師長さんから「管理職はいつでもできるから、その前に教育をやってみたら」と言われ、教育委員にさせていただきました。就任してからまだ数カ月ですが、今後はこの部分にも力を入れていきたいと考えています。
 東京西徳洲会病院は設立されて3年目ですから、他の大きな病院のように基礎が固まっていないかもしれませんが、「だからこそ、ここにあった教育制度ができるのでは」とも思います。大学病院などでは多くの看護師を採用しますが、ある程度のレベルに達しないと切り捨てていくといったことを耳にします。そういうところで挫折しそうになっている方もここに来ていただき、育てていけたらと考えています。

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