「医療法人社団協友会 東大宮総合病院」紹介ページ

HOSPITAL INFO ナース版

vol.21

医療法人社団協友会 東大宮総合病院

URL
http://www.higashiomiya.or.jp/
住所
〒337-0051
埼玉県さいたま市見沼区東大宮5-18
TEL
048-684-7111
  • 病院の特色
  • 看護部理念
  • 教育プログラム
  • 看護責任者からのメッセージ
  • 職場訪問
  • 先輩ナースによるリアルトーク

病院の特色

愛される病院を目指して

 東大宮総合病院は1982年に上尾中央医科グループの12番目の病院として発足し、二十数年の歳月を経て、規模、質ともに成長を遂げてきました。病院の近代化を図りながら、患者さんと医療者がしっかりとしたパートナーシップを築ける環境を整備し、患者さんの高い満足度を得られるよう、全職員が労を惜しまず努力することをモットーとしています。
 看護部には現在、250名を超えるスタッフが勤務し、一般病棟では入院基本料7対1の基準も取得しました。各病棟の他に外来、透析室、手術室があり、それぞれが連携を取りながら24時間体制で機能しています。急性期型の病院ではありますが、回復期リハビリテーション病棟もあり、慢性期から在宅へとスムーズに移行できる環境も整っています。また訪問看護ステーションも併設されており、看護の提供以外にも訪問診療、薬剤指導、栄養指導、リハビリにも力を入れています。

病棟

 全病棟で固定式チームナーシングを実施し、一部プライマリーナーシングも導入しています。他職種合同のカンファレンスも毎週行われ、チーム医療の必要性やその面白みを感じられるのが特徴です。学生指導も熱心に行われ、それが離職率の低下につながっています。

外来

各診療科には、看護師の他に看護補助者、クラーク(事務)、視能訓練士や歯科衛生士も配属され、診療の補助や案内・支援を行っています。待ち時間や対応の不備などに対する厳しい意見も寄せられる部署ですが、患者さんには笑顔で応対しています。

透析

 28のベッドで、常時約95名の患者さんを受け入れています。週に2~3度、1回4時間もの透析を受ける患者さんは様々な制限を強いられますが、そうしたストレスを抱えている患者さんへのケアを臨床工学士と協同で行っています。

手術室

 1カ月の手術件数は平均120件程度で、3つの手術室で行われる業務に11名の看護師が積極的に関わっています。手術の介助だけに留まらず、術前の患者さんへの説明や精神的なフォローにも力を注いでいます。消化器外科の手術の多くが腹腔鏡下手術に移行するなど、患者さんの術後も考慮しながら新しい技術も取り入れています。

看護部理念

看護部基本方針

  • ○ 効率的な看護・介護
  • ○ 安全と質の向上
  • ○ 思いやりのある接遇
  • ○ 継続看護の推進
  • ○ 明るく働きやすい職場。

愛し愛される病院となるための行動指針

  • 1 私たちは、わかりやすい言葉で説明します。
  • 2 私たちは、理解と同意のもとで正しい医療を提供します。
  • 3 私たちは、誤りを素直に認め正す努力をします。
  • 4 私たちは、患者様の満足で提供した医療の質を評価します。
  • 5 私たちは、診療経過を正確に記録に残します。
  • 6 私たちは、患者様の訴えや要望に応えるよう心がけます。
  • 7 私たちは、笑顔を忘れず優しい言葉で接し、迅速な対応を心がけます。

看護部では患者さまのことを第一に考えるように心掛けており、また私たちも楽しく満足して仕事がしたいと考えております。その為に他職種間はもちろん、患者さま家族の方々とも連携できるチーム医療を目指しています。笑顔の絶えない元気な病院であり続けるために努力をしていき、地域の皆さまが必要とする医療を提供していきます。

教育プログラム

教育体系

 看護部には看護師、准看護師、看護補助者、クラークなど、様々な職種のスタッフが所属しています。それぞれのスタッフは経験や個人の目標が異なりますが、自分に合った研修を受けられるように集合と分散、経年別、対象者別などに分けた教育体系を導入しています。自己目標が達成でき、無理なく自分のペースで進めるように「目標管理」、「クリニカルラダー」を有効に活用しています。また、所属長との面接を重視し、個人の成長を促すように心がけています。

院内教育プログラム

 集合の研修は経年別、対象別、全体と大きく3つに分け、年間計画を立案し、実施している。新入職のオリエンテーションから3年目までは継続研修を組む。2年目には事例研究に取り組むが、その時期は自己の看護観を見い出すよい機会となっている。
 外来看護では、その特殊性を踏まえた研修内容とし、看護補助者、クラーク研修は特に、患者の接遇や果たすべき役割といったところを中心に実施していく。看護研究に対しては、1年間通してフォローする形をとっており、院内の発表だけにとどまらず、外部学会などへも参加できるよう支援を行っている。

目標管理

 組織や所属部署の目標に沿うかたちで、スタッフ全員が自己目標を立て、それが達成できるように所属長が面接や指導を行い、1年間を通してフォローしていく。
 自己のキャリアアップに繋げるための教育支援システムであるクリニカルラダーを2004年から導入し、目標管理とリンクさせて教育に役立てている。基準をクリアし、レベルアップできるようになっているが、あくまでも本人の目標とペース次第であり、必ずしも経験年数によってレベルアップを促していくものではない。また自己評価と上司評価を重ね合わせての総合評価をしていくので、偏りも少なくなっている。

 「指導は個人ごとに行い、夜勤に入る時期などもその人に合わせて決めています。新人の方には、この病院のことをよく知って納得して入っていただき、『看護師になって本当によかった』と感じてもらえるようにしたいと思っています。」(渡邉松代・看護部長)

看護責任者からのメッセージ

看護師を続けてきた理由

 私は勤務していくなかで、仕事の面白さを見い出していきました。患者さんのお世話をするのは大変ですが、非常にやりがいの持てることです。また人との付き合いが好きなので、スタッフと関わるのも楽しかったですね。新人を育てることに興味があり、教育にも早いうちから取り組んでいます。人が変わっていくのを見ることは、非常に興味深いですね。

看護方針

私どもは「患者様第一主義」をモットーにしています。やはり、患者さんあっての私たちですし、患者さんの立場になって物事を考えることが非常に大切です。また、挨拶がきちんとできるなど、人としての基本ができていないといい看護はできません。私どもではこうした方針が徹底されているので、見学に来られた方にはよく「雰囲気がいい病院ですね」というお褒めの言葉をいただいています。

ともに働きたい看護師の人物像

 やはりコミュニケーション能力が高い人です。また、看護師は専門職で常に勉強をする必要があるので、向学心を持っている方がいいですね。

職場環境

 私どもには毎年20名前後の看護師が入ってきますが、この6年間、早期退職者は出ていません。結婚に伴う転居など以外、嫌で辞めたという人は皆無です。職員のための保育室も完備していますし、出産で退職するケースは非常に少ないですね。妊娠したら無理に夜勤を入れないようにしていますので、1年間、育児休暇をとった後に、ほとんどの看護師が復帰し、子どもを抱えて頑張っています。

今後の目標

 これからは、がんの診療に力を入れていきたいと考えています。現在、がん相談支援室と緩和ケアチームを立ち上げています。また、今年は認定看護師も出す予定です。

看護師として働く方へのメッセージ

 何にでも興味を持つことが大切です。知りたいという気持ちがないと、患者さんと接するときも、聞かなくてはいけないことをただ機械的に質問するだけで終わってしまいます。それでは患者さんも心を開いて話をしてくれません。どんなことにも「なぜこうなるのか」と関心を持つようにすれば、物事にも積極的に関われるようになると思います。

職場訪問

病棟編成

第1病棟  36床  外科
第2病棟  52床  整形・形成外科・耳鼻咽喉科・眼科
第3病棟  51床  消化器内科
第5病棟  52床  脳神経外科・泌尿器科
第6病棟  54床  循環器内科・呼吸器内科・皮膚科・歯科口腔外科
第7病棟  32床  回復期リハビリテーション
第8病棟  38床  回復期リハビリテーション

マップ1F

マップ2F

マップ3F

マップ4F

先輩ナースによるリアルトーク

東大宮総合病院で働いてみて、感想はいかがですか?

 働きやすい環境が整っていると思います。育児休暇が終わって復帰した看護師が同じ病棟に2人いますが、そういう人たちものびのびと勤務していて、周囲のフォロー体制がしっかりしているのを感じます。

所属されている病棟は、どんな雰囲気ですか?

 脳神経外科は思いもかけない事態が起きたり、泌尿器科でも透析中に容態が急変する方もいらっしゃるので、慌ただしい感じがありますね。手術は月に20件ほどと多くありませんが、緊急性が高いので気は抜けません。

どのようなことに、やりがいを感じられますか?

 脳神経外科は突然、手足が動かなくなったり、話ができなくなって入院してくる患者さんがたくさんいらっしゃいます。リハビリのスタッフと連携をとりながらお世話をしていくのですが、患者さんがコミュニケーションをとれるようになったり、手足を動かせるようになるなど、回復していく様子を見るとやりがいを感じます。

患者さんが突然、体が不自由になって不安だと思いますが、看護するときに心がけていることはありますか?

 できるだけコミュニケーションをとるようにして、患者さんがどんなことを考えているのかを知り、相手の気持ちになって看護するようにしています。また、家族の方も動揺している場合が多いので、「今日は調子がいいようですよ」とか「少しお話ができましたよ」などと、声をかけるように心がけています。

将来の目標をお聞かせ下さい。

 この仕事は薬も機械も日々変わっていくので、常に勉強が欠かせません。脳外科に異動してからこの分野に興味が出てきたので、もっと知識をつけて専門性を高め、患者さんに対応していきたいと思っています。

現在の病棟の仕事内容について、教えてください。

 循環器疾患の患者さんが多いので、薬の管理と輸液の管理が他の科より多いですね。他には点滴管理や内服薬の管理、尿道カテーテルもあります。高齢の方が多いので清潔ケアの仕事や排泄のケアも多いですね。今の仕事に慣れるまで1年くらいかかりましたけど、まだまだこれからです。

今の病棟ではどんなことが勉強になりますか?

 この疾患にはこの薬が効果があるなどと分かっていくことですね。病棟ごとの勉強会もありますが、自分から進んで覚えていくようにしています。今は学生の教育担当もしているので、どのように教えるのかということはとても勉強になります。相手がやる気を持ってくれるような指導ができるように心掛けています。

将来はどんな看護師になりたいですか?

 何年経っても看護師を続けていきたいです。この仕事が好きですし、患者さんのことを常に一番に考えられる看護師になりたいです。私みたいな看護師になりたいと言ってもらえたら嬉しいですね。将来は、一時的に職場を離れることもあるかもしれないですけど、必ず職場復帰したいと考えています。

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