「医療法人 西秀会 西間木病院」紹介ページ

HOSPITAL INFO ナース版

vol.142

医療法人 西秀会 西間木病院

URL
http://www.nishimagi-hospital.com/
住所
〒302-0034
茨城県取手市戸頭1-8-21
TEL
0297-78-1101
  • 病院の特色
  • 看護部理念
  • 教育プログラム
  • 看護部長からのメッセージ
  • 先輩ナースによるリアルトーク

病院の特色

理事長挨拶

当法人は、昭和51年まで畑の多かった取手市戸頭に地域貢献を目標にして医院よりスタート致しました。

当初より、整形外科・内科を中心とした診療を行い、地域の発展とともに、病院への拡大、介護保険事業、クリニック開業と、一歩一歩その規模を広げてまいりました。

開業より整形外科、リハビリテーションは、特にご評価頂き、現在まで大変多くの方々が受診、利用されており、介護事業では介護保険発足より居宅介護支援事業所・介護療養病棟・通所リハビリテーション・訪問看護・訪問リハビリテーションを展開し、多くの利用者様、ご家族の方々に満足のお声を頂いております。

また平成18年に開業したさくら整形外科クリニックは取手市藤代に位置し、スポーツ整形外科に特化したクリニックで、多くの競技者、スポーツ愛好家が来院しております。

これらは、当法人を暖かく見守り、支えてくださった地域の皆様のおかげであり、皆さまのご理解、ご協力に深く感謝申し上げます。

誠にありがとうございました。

これからの我が国の医療、介護の情勢はますます厳しくなることが予想されます。

当法人は、今後とも時代に即し、個々にふさわしいサービスを提供できるようスタッフ一同、日々研鑽してまいります。またこれからは、他施設との医療、介護の連携を密に取り合う事で、地域医療機関全体で皆さま方をサポートすることができるようになります。

このような、より向上したサービスを提供し、開業当初の目標である地域貢献を法人全体で目指してまいります。

基本理念

地域に根ざした心ある医療、福祉サービスを提供致します

基本方針

  1. 私たちは、笑顔を忘れず思いやりの心を持って行動します
  2. 患者様中心の最適な医療の提供を目指します
  3. 利用者様一人ひとりのニーズに合った福祉サービスの提供を目指します
  4. より良いサービスが提供できるよう、職員一同日々研鑽に励みます
  5. 他の医療機関や福祉機関との連携を適切に図ります

看護部理念

理念

私たちは、やさしさとまごころをもって寄り添い
安心し満足して頂ける最良の看護を目指します。

  1. 患者様を全人的に理解し、一人一人の個性を尊重し安心で安全な看護を提供する。
  2. 常に自己研鑽し業務への探求心を持ち、効率化を図る。
  3. チーム医療の一員としての自覚と責任を持ち、他部門あるいは地域医療、福祉等との連携に努める。

目標

  1. 看護部門の組織体制を強化し、基盤作りを行う。
  2. 各委員会を立ち上げ、業務を見直し、安全管理意識を高める。
  • 業務改善・教育(現任・新人)
  • 救急体制・看護基準、手順の見直し、検討
  • 感染対策・安全管理

より質の高い看護を目指し、看護実践、管理、教育、研究の基準を設定し、実施する。

教育プログラム

看護師教育の特徴

石井:今後は色々な角度からの看護が求められる時代になりますから、スペシャリストも必要になってくるでしょうが、現在はジェネラリストをどう育てていくかという形での教育になっています。ジェネラリストをうまく育成しないと質の高い看護ができなくなります。現在は看護協会で標準ラダー教育の立ち上げが始まっていますし、当院でもプログラムを作り上げていこうと、師長や皆の意見を取り上げながら、準備を行っています。

武藤:中途採用やブランクのある看護師が多いですし、今後もそういう看護師が入職する可能性が高いので、誰もが常にバックアップできる体制作りを行っているところです。

新人教育の特徴

石井:入職直後から外来を含めてラウンドしてもらい、病棟に配属する前に全部を見ておくという、いわゆるケアミックスの強みを活かした教育が特徴です。訪問看護にもついていかせたり、通所ケアなども見学してもらいます。療養型も含めて、全ての部署を体験できます。
しかし、なかなかうまくいかない面もあり、課題が多いですね。私は連携室にいますので、立場上、ほかの病院さんとの繋がりがあります。そこで、ほかの病院の新人教育プログラムに当院の新人の参加をお願いするといったことができますので、今はそういった連携を進めているところです。

武藤:看護協会のプログラムを参考に当院独自プログラムを作っています。新人教育にあたっても、教える人に関わらず、一定の水準を保てるような教育内容となっています。

勉強会

武藤:回数は2カ月から3カ月に1回ですね。勉強会では知識の確認などを行っています。

復職支援

武藤:すぐに環境に慣れてもらうために、皆で声をかけ合いながら支援しています。技術的なことも常に確認していますので、心配はないですね。ブランクが長いスタッフにも新人と同じような感覚で接しており、分からない分野があれば、その都度、勉強会などに参加してもらっています。

認定看護師

石井:当院にはまだいませんが、感染管理や皮膚・排泄ケアといった分野で認定看護師を目指すスタッフを育成できればと思っています。

教育にあたって心がけていること

石井:個人個人でレベル差があるのは確かですが、新人看護師はどういった看護をやっていきたいかというヴィジョンを自分の中に持っているはずです。その中でどういう教育を行えば、個別性のある形で新人に伝わっていくのかを模索しています。新人のモチベーションを上げられるような環境作りに努めたいですね。「駄目」とは言わず、「ここはできて良かったね」と言えるように、話や対応の仕方を工夫しています。モチベーションが上がれば、勉強への意欲も湧いてきますから、全ての先輩看護師が新人看護師にそうした声かけができるようにしたいですね。また、看護師が望む勉強ができる環境や情報提供の場を作っていくことも大事だと思っています。

武藤:根拠に基づく看護の実践を目指すために、皆に周知徹底させているところです。看護は何をするにも根拠があるものだと、私自身は常に心がけています。また、患者さんやご家族の方への触れ合いの機会を多く持ちたいですね。少しの時間があれば、常に患者さんやご家族のところで会話をして、信頼関係を築いていきたいと思っています。

インターンシップや看護体験など、看護師を目指す人たちへの働きかけ

石井:当院ではまだ職場体験を行っていませんので、看護学校に入る前の方々を対象にした取り組みはやっていきたいですね。看護師という仕事に興味を持っている人たちが患者さんに接触できる場面ができればいいなと思います。この病院だけではなく、看護師を新しく作り出さなくてはいけないのは私たち先輩看護師の使命でしょう。

武藤:看護職は大変というイメージがあるようですが、実際にこの仕事に就いてみると、そのイメージとは少し違うことが分かります。想像以上に患者さんの笑顔が見られる仕事なんですよ。患者さんの笑顔は私の中でも本当に支えになっていますので、看護師を目指す人たちに患者さんの笑顔を見ることができる場の必要性を感じています。

教育部門での新展開

石井:ほかの医療施設に行っても通用するジェネラルな看護師を育てていかなくてはいけません。看護協会のクリニカルラダーの標準作を学びながら、当院のシステムを構築していければと考えています。

武藤:私は今、病院からの全面的なバックアップを得て、看護協会の様々な研修に参加しています。今後は私がほかのスタッフに勧めたい研修や、スタッフ自身が興味を持った研修に積極的に参加できるような体制を作っていきます。

看護部長からのメッセージ

看護師を目指したきっかけ

私が中学生の頃、兄が入院してお見舞いに行ったときに、看護師さんが優しくて、天使のように見えたんです。「私もこういう職業に就きたい」と思い、専門学校に通い、看護師を目指しました。

看護師を続けてきた理由

看護師という職業が好きだからこそ、続けてこられたと思っています。また、家庭と仕事の両立ができたのは家族の協力があったからです。私も若かったですし、がむしゃらに、意思を強く持つことで頑張ってきたんでしょうね。

自身の看護観

忙しい中でも、一息を入れると言うのでしょうか、ちょっとした間をおいて、相手の立場に立って物事を考え、行動することがモットーです。そうすると、相手の痛みや、私たちにしてほしいと思っていることなどが分かるんです。

病院の特徴

開業したのは1976年で、整形外科と内科の医院だったのです。1982年に西間木病院になり、1992年に「医療法人西秀会 西間木病院」となって、徐々に大きくなっていきました。地域の発展とともに病院も拡大していったのですね。特に整形外科とリハビリテーションで高い評価をいただいている病院です。開設以来、地域貢献を目指しています。

福利厚生

ほかの病院さんと大きな違いはないと思います。年休をきちんと取得させること、無理な勤務をさせないことを心がけています。

今後の展開

地域の発展とともに、今まで同様、地域の皆様に愛される病院でありたいと思っています。

ともに働きたい看護師の人物像

笑顔があって、優しさがあって、相手の気持ちになって考えて行動してくれるような人がいいですね。

看護師として働く方へのメッセージ

一人一人の看護師が自分の仕事をどう管理するかという視点を持ち、その視点を常に忘れないようにしていってほしいと思います。

先輩ナースによるリアルトーク

西間木病院に入職を決めた理由をお聞かせください。

石塚:入職を決めた一番の理由は自宅からの近さです。どんな環境や状況でも仕事には行かなくてはいけないので、自宅から一番近い病院を最初に見学しようと思っていました。それで見学に来たら、アットホームな雰囲気でしたので、応募しました。ほかの病院にも資料請求をしてパンフレットを見ましたが、毎日の通勤を考えると西間木病院の方が良かったです。

金田:私は准看護師を経て、正看護師になりました。准看護師の学校に通学していたときから西間木病院で働いていて、雰囲気をとても気に入っていたので、引き続き当院でお世話になっています。この病院ではほかの職種のスタッフとも身近に話せるので、アットホームでいい病院だと思います。

見学にいらしたときの印象はいかがでしたか。

石塚:病院ですから、入りづらかったり、緊張感が漂う場所なのかなと緊張していましたが、実際に足を踏み入れたらアットホームな場所でした。小規模な病院なので、初めての私でもやっていけそうだと思いました。

金田:看護部長が色々な場所に案内してくださったのですが、病棟の雰囲気がとても温かかったんです。上司の方も優しくて、何でも話しやすかったですね。人間関係が良さそうな職場なのかなという印象を受けました。

西間木病院でのお仕事はイメージ通りですか。

石塚:私は今まで全く違う仕事に就いていて、看護職はこの病院が初めてなんです。分からないことだらけで入職しましたので、イメージ通りかというのも分からないです。看護職としてはここが最初の職場ですが、何とか1年半が過ぎたところです。

金田:ギャップは特にありませんでした。西間木病院でケアスタッフの仕事を行いながら、看護学校へ行っていたので、ときどきは処置につかせていただいていました。でも、看護師になってみると、思っている以上に色々な役割があるものだと分かりました。先輩方は忙しい中でもギスギスせず、ニコニコ笑いながら仕事をしているので、すごいと思いますね。

現在のお仕事の内容を教えてください。

石塚:日勤ですと、午前中は患者さんの排泄ケアからバイタル測定、処置を行います。午後は特に異常がない限りは清潔ケアや普段できないケアをするように心がけています。

金田:2階の病棟なんですが、AとBのチームになっています。「受け持ち」の場合は朝、AかBかが分かり、受け持ちの部屋も決められます。その後、夜勤者からの申し送りを聞き、リーダーを中心としたショートカンファレンスがあります。そこではその日のイベントや注意事項の確認を行います。そして、リーダーの指示のもとで、誰がどこを回るかを決めて、チームの患者さんの排泄介助や点滴に回ります。排泄介助が終わったら、バイタルや処置、コール対応です。でも、誰の仕事と決めつけるのではなく、皆が協力して、チーム内のフリーの仕事を積極的に行っています。

お仕事のどんなところに遣り甲斐を感じますか。

石塚:患者さんに接するときに、患者さん自身が本音を出してくれると感動します。「痛い」や「嫌」といった本音を引き出せて、表面的でないコミュニケーションが取れると、分かり合えた気がします。重症の患者さんはどうしても表情が思わしくないのですが、そういった方が話しかけてくださったり、こちらからのアプローチに笑ったような顔を見せてくださるのも遣り甲斐があります。患者さん一人だけを看るのではなく、患者さんのご家族にも「この病院に任せておけば安心だな」と思っていただけるためにも、良い関係を築いていかなくてはいけないですね。

金田:2年目になり、採血などの今まではできなかった難しい処置ができたときに遣り甲斐があるのはもちろんですが、患者さんが笑ってくださったり、患者さんとのコミュニケーションを通して、自分の至らなさを突きつけられることもあります。そんなときは少し辛いのですが、その気づきを次の看護に繋げられたときに「頑張って良かったな」という遣り甲斐を感じます。

病棟の雰囲気はいかがですか。

石塚:患者さんの人数が多かったり、重症度が高い方がいると、どうしても慌ただしくなってしまうんですが、そういうときにこそ、心を落ち着けて、協力できるところは協力し合っています。最終的にその日の終わりがミスや事故がなく、遂行できたらなという感じですね。でも普段は和やかですよ。

金田:ベテランの先輩方が多いので、分からないことを相談しやすいです。風通しよく、雰囲気もいいですね。萎縮することも抱え込むこともないので、本当に働きやすいです。

西間木病院に入職したとき、どういう研修があったのですか。

石塚:教育担当の上司から病院の方針、理念、技術的なことなどをテキストを使って、座学で教わりました。3カ月、6カ月、1年の目標もお聞きし、色々な科や西間木病院の関連施設などを回りました。それから病棟配属になりました。

金田:処置などはアローチャートがあり、行った日付やどのぐらいできるようになったのかが分かるように、また抜けがないように指導してくださいます。振り返りが大切なので、毎日、行ったことを書いて振り返りをして、師長さんが返事のようなコメントを書いてくださるというのを1年ぐらい繰り返しました。分からないことはそこに書けるので、その返事で教えてくださったりして、フォローしていただきました。

夜勤はどのような研修がありましたか。

石塚:先輩看護師について研修します。夜勤はリーダーとメンバーの2人体制なので、リーダーの役割のときはリーダー看護師の、メンバーの役割のときはメンバー看護師のシャドーイングで真似をしていくんです。自分でできることは自分でしますが、ほとんどのことは手取り足取りで教えていただきました。それから先輩看護師と組んで夜勤に入りました。必要なとき、困ったときは電話していいよと言っていただいたので、判断に悩むときは電話して、アドバイスを頂戴しました。

金田:師長さんが3回ぐらい一緒についてくださいます。まずは夜勤の流れを覚え、次に自分の動きの指導を受け、3回目に独り立ちですね。でも、どの先輩看護師につくかをきちんと考えてくださっているので、病院のことをよくご存知でキャリアの長い先輩につけるようになっています。

西間木病院での勤務で、どんなことが勉強になっていますか。

石塚:高齢の患者さんが多いので、退院されるというよりは病気が悪化したり、亡くなる方も少なくありません。そういう人生の先輩を見ながら、お亡くなりになるまでの間、私にどんなことができるだろうという環境にいつもいます。急性期病院だと退院までが早いのでしょうが、この病院では患者さんとのお付き合いが長くなりますので、患者さんのみならず、ご家族の方との関わりを持つことができますので、そういったことが勉強になっています。

金田:高齢者の方や認知症の方が多いので、コミュニケーション方法は勉強になりますね。短い言葉で端的に分かりやすく話すことも大事ですが、こちらが焦って早くしようとすると、それが認知症の方には伝わってしまい、コミュニケーションが取れなくなるんです。にこやかに対応することが大事なんですね。また、技術面では基本が大切なのはもちろんですが、高齢者の方には教科書通りだとうまくいかないので、プラスアルファのコツが必要です。脱水を起こしている方のルートをどう取るかなどは先輩方の技術を見学させていただき、自分で実践するようにしています。

福利厚生などはいかがですか。

石塚:とても満足しています。入職後にイスラエルに通訳に行く機会があったんです。期間も2週間ぐらいあったし、まだ入職したばかりで、どうしようかなと迷っていたんですが、上司が「人のために役立つ仕事なんだから」と行かせてくださいました。そういう制度にはとても感謝していますし、そういうことを言える雰囲気の病院でもありますね。

金田:相談すると、休みの融通を利かせてくださるので、とても働きやすいです。

将来の目標をお聞かせください。

石塚:入職して1年半が過ぎただけなので、身近な目標としては病棟でリーダーになることです。リーダーの下にメンバーがいて、リーダー看護師の指示のもとでメンバーが動くのですが、私はまだメンバーですので、リーダーができるようになりたいですね。長期的な目標は看護師としての仕事の中で英語を活かせればと思っています。

金田:高齢者の方や認知症の方、ターミナルの方が多いので、終末期の看護に興味が出てきました。でも、まだぼんやりとしか見えていないので、できることを地道にコツコツ、自分の力にしていくことで将来に繋げていければと思っています。

西間木病院に入職を考えている看護師さんや看護学生にメッセージをお願いします。

石塚:看護という仕事は人と人との触れ合いだと思います。当院は小規模の病院ならではのアットホームな環境で、人と人とがよく触れ合う、その温かみがあります。大きい病院にはあるものが当院にないことももちろんありますが、小さいからこそある優しさや和やかさを味わいに、見学に来てみてください。

金田:初めての方でも先輩方がとても優しく教えてくださるので、安心して入ってきてほしいです。人間関係もいいですので、とても働きやすい職場です。上司にも相談しやすい環境ですので、是非、西間木病院に入ってください。

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