vol.139
医療法人社団 青洲会 かつら訪問看護ステーション
かつら訪問看護ステーションは、「ひとりひとりの患者様を大切に、信頼できる看護をします」をモットーに、1998年6月に開設された。アイワ病院の開設に伴い、2001年11月にはサテライトを東園田に設置し、より地域に密着した事業を展開している。病気や障害をお持ちの方、高齢者の方や介護を必要とされる方が住み慣れた地域社会で自分らしく安心して療養生活ができるよう、医師、ケアマネージャーなどと密に連携を持ち、訪問看護師、理学療法士、言語聴覚士がより専門的で質の高いあたたかいサービスを提供している。
かつら訪問看護ステーションは医療法人青洲会の訪問看護ステーションとして、「ひとりひとりの患者様を大切に、信頼できる看護をします」をモットーに、1998年6月に開設しました。医療法人青洲会はアイワ病院、桂クリニックといった医療系のサービスと、介護系のサービスとして通所系サービス、介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのサービスを提供しており、兵庫県の尼崎地区の高齢者を中心に、地域に根ざした身近な医療法人です。
桂クリニックにいる10人の在宅医師と連携し、健康管理からターミナルまで幅広く、24時間体制の看護を行っています。桂クリニックは1988年5月に開業した、尼崎市内では数少ない、19床のベッドを持つ診療所です。開業当初から整形疾患、外科疾患の通院治療を主に行ってきましたが、1990年からは180㎡のリハビリ訓練室を持ち、常勤理学療法士5人の体制で本格的な機能回復訓練を実施できるようにしました。現在は通院困難者への24時間緊急往診、緊急入院が可能な施設として、障害者に対して本格的なリハビリの出来る診療所となっています。
1998年6月に開設されました。1998年11月のアイワ病院の開設に伴い、2001年11月にはサテライトを東園田に設置しました。現在はより地域に密着した事業を展開しています。桂クリニック自体が在宅療養患者さんに対する訪問医療に力を入れています。2012年には在宅医療に対する取り組みが評価され、兵庫県で7カ所に与えられた機能強化型在宅療養支援診療所に位置づけられました。
現在は約400人の在宅の患者さんを抱えていますので、その中で訪問看護の役割をどう果たしていくのかということが課題ですね。それぞれの患者さんの状態に違いがあり、時と場合によっても全く異なるため、なかなかマニュアル化できません。看護師の勤務管理を行ううえでも課題がありますが、かつら訪問看護ステーションのスタッフは皆、仲が良く、プロ意識が高いので、経験を活かした連携が取れていることが強みです。
在宅専門の医師が10人いますので、医師との連携を保ちながら、様々な疾患について学ぶことができます。
元気で明るく、健康的な方にいらしていただきたいです。スタッフ間の人間関係が良いので、人間関係を気にせず、仕事にだけ集中できますし、看護師として当たり前の行動をとれる方を求めています。
サービス付き高齢者向け住宅を充実させたいですね。看護師が24時間体制で常駐する施設ですので、看護師としての役割を模索しています。医療法人青洲会ではこれからも介護分野への進出を計画していますし、医療法人が運営している訪問看護ステーションだからできるサービスを考えていきたいと思っています。スタッフとミーティングを行いながら、既存の形にとらわれない、患者さんの目線でのサービスを構築していきます。
看護師一人一人がスキルアップできる職場作りを皆で行っています。働き甲斐のある職場ですよ。かつら訪問看護ステーションは医療法人青洲会の重要な分野を担っており、医療法人全体での取り組みもあれば、かつら訪問看護ステーションだけの取り組みもあります。スタッフ一人一人が現場で感じた事柄を取り入れて、新しいことを模索しています。私たちだけではなしえなかったことを一緒に考え、実行してくださる方を歓迎しています。疑問な点などはお問い合わせをいただけましたら、幸いです。
若松看護師:訪問は主治医からの指示で導入されますので、介護保険、医療保険での介入となります。他職種との連携は重要だと考えています。私たち看護師はナイチンゲールの心を受け継いで、日々、皆様のもとに行き、ご奉仕しています。24時間体制の緊急対応も行っています。
若松看護師:話しやすく、相談しやすい環境です。
知り合いに勧められたことがきっかけです。
訪問看護ステーションの管理者業務をメインに行っています。
患者さんやご家族の方から感謝の言葉をいただくと、やはり力になりますね。管理者として、スタッフの育成や新しいスタッフの受け入れも行っており、看護師長をサポートしています。私たちの職場はスタッフが職場を作っていくという風土があり、管理者として、どのような職場にしていくかを常にイメージしながら、日々の業務の中からもヒントを得て、勤務しているスタッフが働き甲斐があり、かつ働きやすい職場作りを行っています。
医師との面談や他職種との連携で様々な情報を得ることが勉強になっています。訪問看護といっても、医師はもちろん、様々な職種の方々と連携して、情報を集約した中で患者さんと向き合っていけることが勉強になっており、遣り甲斐にもなっています。日々の業務を通じて、とても奥の深い仕事であることが実感できています。
チェックリストを作成し、覚えるべき業務は全てチェックリストに載せています。新人が入職したら、そのリストをもとに一つずつ指導を行っています。このため、未経験のスタッフでも、すぐに仕事ができるようになっています。医療法人青洲会は次々に新しい試みに挑戦していますので、その都度、チェックリストを修正していく必要があり、現状のチェックリストが正しいものなのかを定期的に検証しています。これまでの経験から作り上げたチェックリストですが、新しいものへと常に更新中です。
年末の忘年会は2週に分けて、ホテルなどで100人ほどが集まり、賑やかに行われます。また、月に3000円のお弁当代の支給があります。そのほかは各種保険として健康保険、労災保険、介護保険、雇用保険に加入しています。もちろん、通勤手当の支給もあります。
看取りについての十分なサービス提供を行える事業所を目指します。かつら訪問看護ステーションでは医療と介護の両方のサービスを提供しています。今後は医療と介護の垣根が低くなることが予想されますが、かつら訪問看護ステーションでは患者さん目線から必要なサービスを心がけていくことを目標にしています。
訪問看護のケアは病院と同様のことを行いますが、看護師が一人で動くことが主体となりますので、与えられる責任は大きいです。でも、職場には話しやすく、相談しやすい雰囲気がありますので、どうぞ安心していらしてくださいね。スタッフのそれぞれの個性を活かし、スタッフの得意分野を伸ばしていくことを考えた組織作りを行っています。マニュアル化された一定のものはありますが、法人の理念に沿った運営をともに目指していきたいと感じていただける方をお待ちしています。