「医療法人社団福祉会 高須病院」紹介ページ

HOSPITAL INFO ナース版

vol.50

医療法人社団福祉会 高須病院

URL
http://www.takasu-hp.or.jp/
住所
〒444-0495
愛知県西尾市一色町赤羽上郷中113番地1
TEL
0563-72-1701
  • 病院の特色
  • 看護部理念
  • 教育プログラム
  • 看護部長からのメッセージ
  • 職場訪問
  • 先輩ナースによるリアルトーク

病院の特色

院長挨拶

 医療法人社団福祉会 高須病院は、1911年(明治44年)に初代院長の高須いまが当地に医院を開業したことに始まり、1974年には高須病院を開設しました。1977年には「医療法人 社団福祉会」を設立し、「家族のような思いやりと温かさで!」をモットーに、患者さん中心の医療を愛情と感謝の気持ちで日夜医療業務に精励しています。
 旧幡豆郡一色町のみならず、近隣の西尾市、吉良町、幡豆町を中心に、地域の皆様の多大なる信頼とご支援を得つつ、1997年にはず訪問看護ステーションを開設し、1998年には地域に愛され、家庭の温もりで高齢の皆様のお世話することを目的に、老人保健施設 高須ケアガーデンを開設しました。さらに1999年の介護保険施行にともない、法人の附帯事業として指定居宅介護支援事業 はずケアサービスステーションを開設し、健康維持と高齢化社会に対応した総合的できめ細かい医療の実現を目指しつつ、現在に至っています。
今後も最先端の医療機器、設備と優れたスタッフで良質な医療を積極的に推進し、その責務を果たしていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

院長 笠井保志

理念

私たち社団福祉会グループは奉仕の精神を基本に、愛情と感謝の気持ちをもち、安定した医療・介護サービスを提供し、地域住民の皆さまが健康的な生活をしていただくことを私たち自身のよろこびとします。

基本方針

  • 家族のような思いやりと温かさで接する病院
  • 地域に密着した誰でも安心してかかれる24時間体制の病院
  • 職員各自が明るく、やりがいのもてる病院
  • 他の医療機関とともに良い医療を支える病院

診療部門

・地元で安心して暮らせるように、24時間良質な医療を提供します。
軽い病気でも気楽に相談でき、また重い病気でも地域の医療機関と連携し、迅速に対応できるようにします。

・医療と介護の連携を充実し、満足のいくサービスを提供します。
急性期から回復期や安定期までの医療と介護を、途切れること無く提供し、安心して在宅復帰ができるようサービスを提供します。

・全職種との連携を密にし、安全かつ安心なチーム医療を提供します。
病院内の全スタッフと良好な関係を築き、安心できる雰囲気のもとで良質な医療を提供できるようにします。

・すべての患者様に標準的医療を提供できるように、情報や技術の習得に努めます。
ガイドラインに基づいた標準的医療の提供を心がけ、インターネットや研究会などへの参加を通して最新情報や技術の習得向上に努めます。

・個々それぞれの患者様に適した医療を提供します。
標準的な医療(スタンダード)に基づいて、個々に適した(オーダーメイド)診断や治療を行っていきます。

看護部理念

理念

・心のかよう医療ケアを目指します。
医療面だけではなく、その人の心や社会的環境の理解にも努め、生命と人格を尊重した看護を行います。

・報告・連絡・相談を密にし、信頼される看護を目指します。
お互いに報告・連絡・相談をまめにして意思疎通をはかり、最善の看護を行います。

・患者様(ご利用者)の個々に合せた看護ケアを行います。
治療・予防・健康保持のために、たえず患者様(ご利用者)一人ひとりの変化を察知し、パーソナリティに合せたご指導・援助を行います。

・他職種と協働し、患者様へのトータルチームケアを行います。
患者様(ご利用者)を総合的に支援するために、医療・看護・介護の連携によるトータルチームケアを行います。

・常に看護、介護の勉強を心がけます。
常に最新の医療・看護技術を学ぶ姿勢を持ち、信頼される看護を提供します。

教育プログラム

基本コンセプト

 現在、来期の4月から実施予定の教育プログラムを試案、作成中であり、4月からは、以下掲載する内容とは異なる可能性がある。

全体の教育体制

 専任の教育担当看護師長を配置し、看護の専門家としての知識、技術、態度を発揮できる看護職員を育成するため、基礎から専門に積み上げた系統的教育計画を実施している。

 「集合教育での学習の動機付けや能力評価が行えるよう、各看護単位で行われている機会教育の現状を把握しながら、段階的に主体的に学んでいけるように研修を計画しています。」

新人看護師への教育体制

 指導内容は看護の基礎である知識、技術、態度を確実に実践できるよう、新人看護師一人一人の歩みに合わせてステップアップしている。指導体制としてはチーム支援型で、スタッフ全員で、それぞれ役割を持ちながら指導にあたる。また教育担当看護師長が専任で新人看護職員の育成に携わっている。

 「新人教育では職場の早期適応と看護実践の基本を習得します。臨床看護実践は学生時代に習得した技術だけでは不十分な場合も少なくありません。そこで、当院の新人看護教育では、教育担当師長のもとで各職場の指導者と連携を取りながら、看護師のレベルに合わせたきめ細かい実践教育を行います。」

看護部長からのメッセージ

看護師を目指したきっかけ

 いわゆる普通のOLではなく、社会的福祉性の高い職に就き、キャリアとして技術を研鑽しようと考えました。そこで、教師と図書館司書を目指したのですが、結果として難しかったんですね。そんな折、実兄が喘息で苦しんでいるのを見て、「看護師になろう」と心に決めました。

自身の看護観

 当時の国立名古屋病院に就職して3年目ぐらいのとき、精神科病棟を担当していました。私が言った「外来は診療の補助中心だから、看護ではないのでは」と何気ない言葉に対して、先輩看護師から「患者さんがどこにいようと、患者さんがいるところに看護はあると思うよ」と言われ、ハッとしたことがあります。今でも忘れることができませんね。その言葉、その意味が、私の看護観の原点だと思います。

今後の展望

 これからは訪問診療や訪問診療での看護に力を入れていきたいと考えています。お世話になっている地域に根差し、QOLを中心概念とした、心のこもった看護業務に力を入れていきたいですね。何よりも、技術だけでなく、メンタルを中心に伝えていきたいです。

看護部長の願い

 病院理念の「家族のような思いやりと温かさで接する病院」という文言に、私の願いとする「看護のこころ」と通ずるものがあると感じました。職員全ての方々が看護師、介護職のプロとして、自信と誇りを持って、患者さんに向き合って「誠実」に接し、援助をして、皆さん自身が幸せに、活き活きと働き続けられることを願います。

職場訪問

フロア案内

2011年8月1日現在
看護職 78名(看護師、准看護師)
介護職 46名(介護福祉士、介護士、介護補助)
ケアマネージャー 1名

第一病棟(45床)2F
一般病棟、手術室、中央材料室含む
第二病棟(60床)3F
回復期リハビリ病棟
第三病棟(60床)4F
介護療養型病棟
血液透析センター 4F
   
外来 1F
内科系、外科、整形外科、皮膚科、脳神経外科、泌尿器科、眼科、訪問診療、訪問看護

各階のご案内

先輩ナースによるリアルトーク

高須病院に入職を決めた理由をお聞かせください。

新海:以前は違う病院に勤めていましたが、結婚を機に一度、退職しました。そして子どもが1歳になるときに復職しようとしましたが、すぐに預かっていただける託児所がなく、困っていたんです。そうしたら、高須病院に託児所があることを知り、確認したところ、すぐに預けることができるとのお返事をいただいたので、高須病院の面接を受け、入職させていただきました。

大橋:新海さんとかぶりますね(笑)。私も子どもが9カ月のときに、働きたくて、色々と探しましたが、なかなか託児所がなかったんです。高須病院を見つけて、問い合わせをしたら、「面接には子どもを連れて来ても大丈夫だよ」と言われました。面接の前に託児所を見学したのですが、非常に雰囲気が良く、ここなら安心して子どもを預けられると思い、入職させていただきました。

高須病院の託児所のどんなところが雰囲気がいいと感じられたのですか。

大橋:託児所のルールで、託児所の先生のことを名前で呼んでいることに驚きました。子どもたちが打ち解けやすい環境を作ってくれているので、その辺が良かったです。また、それぞれの子どもの身体状況を理解したいと言ってくれて、平熱を把握してくれていたり、家での状況を聞いたり、連絡ノートを設け、その日、どんなことがあったのかなどを分かるようにしてくれているところに雰囲気の良さを感じました。例えば、「今日は立ったんだ」とか、「こんなことをしていたんだ」ということが分かりやすいので、安心しました。託児所を卒業時には子どもが作った「作品集」をプレゼントしてくれるんですよ。

神谷:そのプレゼントは嬉しいですよね。看護職以外の職員も預けられていますし、リハビリのスタッフの方にも預けられている方もいらっしゃいますよ。

スポットでも預かってくれるのですか。

大橋:事前に予約すれば、大丈夫です。台風のときなど、保育園は休みになりますけど、ここは「仕事は休めないだろうから預かります」という対応をしてくださいます。

神谷さんの志望動機もお聞かせください。

神谷:結婚して、この地域に引っ越してきたんです。子どもはまだいませんでしたが、今後のことを考えて、自宅から歩いて10分の高須病院に決めました。入院患者さんをみさせていただきたいという夢もありましたので、理想の病院でしたね。既に勤続35年以上になります。以前からずっと、高須病院は働くスタッフにとても優しいです。私も子どもの運動会や行事にはほとんど参加させていただいていました。

入職した当初の印象をお聞かせください。

新海:スタッフの皆が挨拶をきちんとしていることに感動しました。入職当日にタイムカードを打つのを迷っている私に事務の方々が気軽に挨拶してくれて、とても気が楽になりました。

大橋:私は手術室に配属されましたが、先輩が皆、優しく、仕事に関しても、なぜ、そうするのかといった根拠を説明してくれるんですね。そのため、根本的な理解ができて、もっと詳しくなりたいと自然に思えるようになったのが最初の頃の印象です。

神谷:私はこの病院から看護学校に通う子たちの入学式に、医療安全の責任者として出席させていただいたら、顔もよく分かっていないのに、「出席していただいて有難うございます」とお礼を言われて、私の方が感動してしまいました。

奥谷:私は卒業式に出席させていただいたとき、皆がわんわん泣くので、もらい泣きしてしまいました(笑)。

現在のお仕事の内容を教えてください。

新海:透析室担当です。透析患者さんは一回の医療行為が長いので、患者さんをできるだけお待たせしないようにスケジュールを組みます。結果として、そこで働く私たちのスケジュールはかなりタイトですね。この地域は高齢者の方が多いので、ケアマネージャーさんと連絡をとり、在宅の状況やご家族の方々と状況をすり合わせながら、透析治療に携わっています。

大橋:私は病棟担当で、日々走り回っています(笑)。この病院はチームナーシングと機能別に分かれていて、日によって術前・術後の看護担当になることもあります。仕事の内容が毎日、全く同じということがないので、覚えることが多く、逆にモチベーションに繋がっていますね。

病院の雰囲気はいかがですか。

奥谷:明るいですね。仲が良すぎるぐらいかもしれません。

新海:年齢が離れているスタッフ同士もフラットな感じですね。

大橋:それは私も感じます。

奥谷:でも、逆に先輩に敬意を払っていないという感じも否めません(笑)。

辛いことはありましたか。

大橋:病棟でみていた患者さんが、私の休み明けなどに突然に亡くなっていたりすることはとても辛く、慣れることができません。また、患者さん個々の対応について、色々と勉強して、対応しようと努力しているのですが、なかなか上手くいかず、そのジレンマにとても辛く感じることがあります。

新海:新しく透析室に配属され、私は透析の知識が乏しかったので、すごく勉強しなければなりませんでした。ちょうど、育児の時期とかぶってしまい、その頃は辛く感じたかもしれません。でも先輩方がとても優しくバックアップしてくれましたので、乗り越えられました。

神谷さん、若い人達に向けてメッセージがあればお願いします。

神谷:辛いことは忘れてしまいましたね(笑)。辛いことは早く忘れることですね。

今後はどのような看護師を目指していきたいですか。

新海:将来は訪問看護、在宅で治療されている患者さんのお役に立てるような看護師になりたいと思っています。

大橋:今はまだ色々なことをやってみたいです。今後の目標を全力で探しているところですが、患者さんに安心を与えられるような看護師になりたいと思っています。それから、言葉がうまく出てこない患者さんとコミュニケーションが取れるようになりたいです。やはり患者さんの訴えを理解できないのは、とても辛いですからね。

奥谷:それは経験を重ねると、分かってくるようになるから大丈夫ですよ。

神谷:私の知っている介護士さんで、脳梗塞で言語障害がある患者さんの状況を「今日はお腹が痛い」、「体のこの辺りが少し痛む」など、具体的に分かってしまう人がいますよ。でも、医師から「なぜ、分かるのですか」と聞かれたときに、その介護士さんは「さあ」としか答えなかったんですよ。おそらく一人一人の患者さんをよく観察しているから分かるのではないかと思います。究極の観察力のなせる技かも知れませんね

奥谷:観察力に看護師としての思いやりという心遣いを付け加えると、そのようなことは可能な技術の一つなのかも知れませんね。

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