「平成立石病院」紹介ページ

HOSPITAL INFO ナース版

vol.108

平成立石病院

URL
http://www.heisei-tateishi.net/
住所
〒124-0012
東京都葛飾区立石5-1-9
TEL
03-3692-2121
  • 病院の特色
  • 看護部理念
  • 教育プログラム
  • 看護責任者からのメッセージ
  • 職場訪問
  • 先輩ナースによるリアルトーク

病院の特色

院長挨拶

 当院は2002年4月に開設し、地域の救急・急性期医療において安全、確実な質の良い医療を提供するという目標を掲げ、邁進してまいりました。当院の基本理念は「最新の知識と技術に基づき、安心確実な医療を提供することによって、地域の救急医療および急性期医療に貢献する」です。現在、救急搬送台数は年間4500台を数え、特に脳卒中の受け入れ数では都内でも常に上位にランクされています。そのほか、腹部救急疾患の緊急内視鏡や手術の体制も整備するとともに、内科、泌尿器科、整形外科の救急疾患に幅広く対応し、与えられた病床を有効に活用することによって地域の救急・急性期医療に貢献したいと考えています。
 一方では、関連病院やクリニック、訪問看護ステーション、近隣医療機関との連携を強化し、患者さんの医療ニーズに応じた柔軟な対応を行うこと、患者さんを中心とした医療を提供することを原則とし、災害時における災害拠点連携病院としての機能を充実するよう準備を進めています。
 私は院長として3代目になりますが、先々代、先代の時代から当院では医師同士やスタッフ間の連携が非常によいという風土があります。就任にあたって、この風土を土台として、より良く魅力のある強い病院組織を作ることを目標に掲げました。職員個人が自分の役割を自覚し、充分に力を発揮でき組織として機能する、かつ根底に相互の信頼関係がある組織です。組織としてのパワーを引き上げることこそ、当院がより皆様のお役に立ち、求められる質の良いサービスを提供できるものと思っています。周囲の方々にとっては身近で質の良い医療が提供できる病院であり、頼られる病院を、職員にとっては自身の成長、発展の場であり、誇りを持って働ける病院を目指し、一同努力してまいります。

病院理念

最新の知識と技術に基づき、
安心確実な医療を提供することによって、
地域の救急医療および急性期医療に貢献する。

基本方針

  • 急性期・救急医療および一般医療による地域社会への貢献を目指します。
  • 患者さんの権利・人格を尊重し、倫理と信頼に基づく、良心的な医療を実践します。
  • 患者さんの治療に向けて、最新の医療と技術を活かし、安全で快適な治療環境を提供します。

看護部理念

看護部理念

看護部は平成立石病院の基本理念を基盤とし、
「人敬う心」で看護を実践、地域医療へ貢献する。

  • 患者さんの安心・安全を第一に信頼感ある看護を提供する。
  • チーム医療の中で看護の役割を自覚し、他職種と連携を図る。
  • 看護師一人一人の知識・技術の向上に努める。
  • 看護スタッフの職場環境の整備に努める。
  • 社会の変動や医療の進歩を的確に捉え、質の高い看護を提供する。

教育プログラム

看護師教育の特徴

 当院の教育方針としては「専門職として質の高い看護サービスを提供できる人材を育成する」というもので、看護部ではその年ごとに年間の教育計画を作成して、院内での研修や勉強会を行っています。当院は急性期病院で、年間4000台以上の救急車を受け入れていますので、急性期病院の看護師としての能力向上を図る研修も採り入れています。例えば病棟勤務では手術室の見学やERの研修なども採り入れて、入院から手術、術後まで、一通りを全部できるようなプログラムを組んでいます。また年に5日程度、外部研修に参加できるような体制をとっており、持ち帰ってきたものをフィードバックして、業務改善に役立ててもらっています。

新人教育の特徴

 新人にはプリセプターナースをつけてサポートしていますが、プリセプターだけでは偏ってしまうので、病棟全体でサポートし、ともに働き、ともに学ぶという体制をとっています。新人でも正看護師、准看護師の違いはありますし、目標を決めて、その人に合ったプログラムをプリセプターや病棟責任者が組むようにしています。また卒後1、2年目の看護師には月1回、主任や師長が講師になって研修を行っていますが、皆の仲がいいので楽しんでやっていますよ。

勉強会

 毎年、同じ内容の勉強会もありますが、スタッフが興味のあるものをやらないと出席率も悪くなりますので、スタッフにアンケートを行い、どういう内容に興味があるのかを聞いています。現場ですぐに使える内容など、各科の医師にも協力していただいています。月に1回程度行っていますが、医師はやはり教えるのが上手ですから、出席率も良く、好評です。

復職支援

 今年7月、東京都の復職支援研修の機会をいただき、師長や主任が中心になって、講義または実技の指導などをしました。お蔭様で1人の看護師の方が9月から入職されることになりました。一方で、ママさん看護師やブランクのある看護師の方も面接に来られますが、「できるところからお願いします」というスタンスで働いてもらっています。4時間や5時間といった勤務が可能なので、事情に合わせて働くことができますし、病棟も助かっています。

教育に当たって心がけていること

 私が教育担当も兼ねています。研修の企画やプログラムを組んだりしていますが、患者さんに安全、安心を与える看護をするためには、看護師として必要な技術や能力を持っていないといけないと考えています。看護師である以上、ベテランであっても新しい知識や技術を吸収しないといけません。それで外部研修に行ってもらったり、新人の指導をする役割を与えて、教える側でも勉強できるようなプログラムを組んでいます。また1人1人の個性を大切にし、相手と向き合い、その人のペースに合わせて教えるよう心がけています。

教育部門での新展開

 当院だけではなく、系列の4病院全体でプリセプターの研修や主任研修を行っています。また、全スタッフ対象の講演会も行っていて、看護とは関係のない業種から講師を招いて、看護師の教育に取り入れられるものはないか、医療人としての心がまえなど、参考にしています。

看護責任者からのメッセージ

看護師を目指したきっかけ

 どうしても看護師になりたかったわけではなかったのですが、母が働いていたせいもあったのか、女性でも一生働いていける仕事をしたいと漠然と思っていました。高校受験を控えたときに、友人が看護師になるための高校を教えてくれたんです。その学校を受験・合格し、入学し、卒業して看護師になったということでしょうか。ただ、私は事務仕事には向いていないと自分でも思っていて、人と接する仕事につきたいと思っていたので、看護師になって良かったですね。看護師になって最初に配属されたのが手術室で、覚えることが多く、大変な現場でしたが、日々たくさんの学びを得ることができました。今までに一度も看護師を辞めたいと思ったことはないですね。

自身の看護観

 「人を敬う」ことと「人を看る」ということを大事にしています。「人を敬う」とは当院看護部の理念にも掲げられている言葉ですが、私も心から共感しています。「敬う」気持ちを持っていれば、それが言動に表れます。また、患者さんを敬うだけではなく、一緒に働くスタッフも敬わないといけません。自分の部下であっても敬いの気持ちで接し、同じ職場で働いているのだという自覚を持ちたいですね。
 「人を看る」というのは患者さんの病気だけを看ることをせず、患者さんの背景や事情などを含めて全体を看ることです。全体を看ることで、看護師としての視野が広くなるはずです。

ともに働きたい看護師の人物像

 入職してくる看護師を見ていると、素直で、笑顔で挨拶ができることが一番だと思います。技術や知識があっても、その部分が欠けている人はやはり辛いです。

今後の展望

 まだ発展途上の病院ですから、スタッフの意見を採り入れ、現場から看護部や病院を変えていこうと、師長を中心にして業務改善などを行っています。これからも風通しのいい、活気のある看護部でありたいですね。また、急性期の病院ですので、エキスパートナースを育成できるような教育体制をとっていけるようにしたいと考えています。

看護師として働く方へのメッセージ

 看護師は日々勉強していかないといけませんが、当院は院内研修、院外研修にも力を入れていて、個人のスキルアップをバックアップできる体制が整っています。個人として得た知識を共有して業務改善につなげていただければ有り難いです。また、ママさん看護師や学生なども勤務しており、勤務時間も事情に合わせて柔軟に対応しています。自分なりの働き方を見つけて、看護部を盛り上げていっていただける方の入職を待っています。

職場訪問



先輩ナースによるリアルトーク

平成立石病院に入職を決めた理由をお聞かせください。

 看護師になりたいという思いで、働きながら専門学校へ通える病院を探していたところ、この病院のホームページで、先輩に当たる男性が働きながら学校に通っているというインタビュー記事を見たんです。この病院だったら仕事と勉強の両立もできるし、女性看護師が多い中で男性の目線で看護をする難しさが学べると考え、入職を決めました。私の地元には働きながら資格が取れるという病院がなかったですし、この病院には働きながら資格を取っている人が多かったのも理由です。

現在の仕事の内容について、教えてください。

 現在はHCU病棟で4人から6人の患者さんを受け持っています。朝は患者さんのバイタルを見たり、体調管理が主ですね。専門的な分野ですから、自分から進んでできることがまだ少ないので、先輩と見学したり、できることはやらせていただいているというところです。

仕事はイメージ通りでしたか。

 ほとんどイメージ通りでしたね。自分たちの考えのうえで看護を展開して、患者さんが回復していくたびに、命を守る難しさや大変さ、充実感を感じています。ただ、看護師になって一番違うところは仕事の範囲の広さですね。看護師にできることは非常に多いです。分かっていたことではありますが、今は私にできることがまだ少ないので、そのイメージに追いつき追い越せで、毎日が勉強の日々です。

仕事のどんなところに遣り甲斐を感じますか。

 准看護師になって、まだ日は浅いですし、私一人でできることは少ないですが、チームの一員として看護に携われていること、また患者さんに名前を覚えてもらったり、「ありがとう」と言っていただけることが遣り甲斐ですね。

職場の雰囲気はいかがですか。

 急性期病棟ですから常に緊張はしていますが、忙しい中でも声をかけてくれる先輩もいますし、スタッフ全員が助け合いながら仕事をしている、いい職場だと思っています。

職場ではどのようなことが勉強になっていますか。

 現在も夜間の看護学校に通っているのですが、机上の勉強だけでなく、実際に見ることができますので、本当に勉強になっています。また、医師のほか、作業療法士や理学療法士の方などとの勉強会が多く、より専門的に学ぶことができています。

福利厚生はいかがですか。

 病院の近くに、きれいで、広い寮があります。私は実家暮らしなので、たまにこの寮に住む同僚のところに遊びに行くと、羨ましいと思うくらいですね。また、准看護師の過程と専攻過程に通う人には病院から奨学金が出るようになりましたので、学費の面では非常に助かっています。

将来の目標をお聞かせください。

 病棟の師長になることが目標ですが、看護学校の教員にもなりたいですし、分野は決まっていませんが、認定看護師の資格を取って、より専門性を高めたいというのも目標です。根拠に基づいた指導ができ、知識だけではなく、人間的にも信頼される看護師になりたいと思います。

平成立石病院に入職を考えている看護師や看護学生にメッセージをお願いします。

 急性期病院ですから苦しいこと、辛いことも起こりますが、そんなときには必ず声をかけてくれる先輩スタッフがいますし、頑張っている姿を見て、評価してくれる人がいます。そのような環境で一緒に仕事ができたらとても嬉しいです。これから看護師を目指す人には、仕事をしながら学校に通っている人が多くいるので、同じ看護師という資格を目指していければと思います。

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